4人組バンド・chilldspotが書き下ろした映画『恋のいばら』主題歌「get high」のスペシャルミュージックビデオ（MV）が公開された。このMVは、城定秀夫監督自ら映画本編の映像を再編集して制作。嫉妬、復讐、純粋な愛…単純な言葉では言い表せない感情を、城定監督ならではの視点で美しく描き出す。

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　地味な元カノ・桃（松本穂香）とリア充な今カノ・莉子（玉城ティナ）、一見正反対にも見え、出会うはずのなかったふたりが、カレ・健太朗（渡邊圭祐）という存在によってつながり、奇妙なバランスで進んでいく。

　たとえ待ち受けるのが“いばら”の道だったとしても、現代のお姫様は王子様に選ばれるのを待つのではなく、自らで選択し続けるという、令和を生きる女性を象徴するかのような仕上がり。

　城定監督は「（MV制作の）作業中に、今まで自分でも気づいていなかったこの映画の本質的な何かが顔を出し、つかめそうでつかめないものを追いかけるような、不思議な感覚を味わいました。歌詞に『心地よい地獄』や『綺麗な澱み』など、相反するフレーズが多くありますが、人を好きになるというのはそういうことなのかもしれません。映画と合わせてぜひご覧いただければと思います」とコメントを寄せている。

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