演出家の宮本亞門氏が12日、東京・向嶋墨堤組合にて舞台『「画狂人 北斎」−2023−』の製作発表会見に参加し、西岡徳馬、雛形あきこら出演者とトークを行った。
今作では、葛飾北斎を“高貴な画家”という観点ではなく、“そこら辺にいる変なおっさん”という目線でも捉えていることを受け、質疑応答では「自分自身が変だと思うところは?」という質問が投げかけられた。
宮本氏は、「難波さん(同作のプロデューサー・難波利幸氏)から『亞門さんは変だ』とよく言われるんですけど…」と苦笑いを浮かべながらも、「私はとても変ですね」と同意。「最初は周りに気を遣っていたんだけど、そういうことに疲れちゃった(笑)。それが30代くらいのときで、そこから舞台のジャンルを越えたりするようになった」と振り返った。
その後「もともとみんな変だと思っていて。1人1人個性があるから面白いんです」と持論を展開し、「僕もミュージカルをやったかと思えば、他ジャンルの舞台をやったりする。ガンになったのに大きな声でしゃべるし、政治的なことも言う。周りの人から見ても変だと思いますよ」と笑いも誘う。
自身の行動で変だと思う部分を矢継ぎ早に挙げていく宮本氏だったが、「普段の生活で言えば、雑巾と布巾はほぼ同じだったりとか、黒いものと白いものを一緒に洗濯するだとか…」と言うと、雛形が「信じられないです、ありえない!」と参戦。宮本氏は「まさかここで怒られるとは思わなかった…」と肩を落としながらも、楽しそうにやりとりを続けた。
一方の雛形は「私もおかしいと言われますけど、自分としてはまともだと思っていて。きょうも普通の主婦としてここに座っています」と宣言。西岡から「いや、変わってるよ。そうじゃなきゃ役者なんてやっていない」と言われた際には、「でも私はタオルも毎日洗います!」と反論し、参加者全員から「そういうことじゃない」とツッコミを食らっていた。
発表会には馬場良馬、谷佳樹、津村知与支、水谷あつしも登壇した。
同作は、葛飾北斎を愛する宮本氏が2017年に発表した朗読劇『画狂人 北斎』をストレートプレイ化したもので、2018年の初演以降、たびたび上演されてきた。今作では新たに主人公の葛飾北斎を西岡、娘のお栄を雛形が演じるほか、高井鴻山役と柳川時太郎役を馬場良馬、柳亭種彦役を水谷あつし、現代を生きるオリジナルキャラクター・北斎研究家の長谷川南斗役を津村知与支、長谷川の弟子・峰岸凜汰役を谷佳樹が演じる。
2月2日に東京・曳舟文化センターにて行われるプレビュー公演を皮切りに、3月22日から26日まで東京・紀伊國屋ホールで行われる凱旋公演まで、全国13ヶ所で上演される。
今作では、葛飾北斎を“高貴な画家”という観点ではなく、“そこら辺にいる変なおっさん”という目線でも捉えていることを受け、質疑応答では「自分自身が変だと思うところは?」という質問が投げかけられた。
宮本氏は、「難波さん(同作のプロデューサー・難波利幸氏)から『亞門さんは変だ』とよく言われるんですけど…」と苦笑いを浮かべながらも、「私はとても変ですね」と同意。「最初は周りに気を遣っていたんだけど、そういうことに疲れちゃった(笑)。それが30代くらいのときで、そこから舞台のジャンルを越えたりするようになった」と振り返った。
その後「もともとみんな変だと思っていて。1人1人個性があるから面白いんです」と持論を展開し、「僕もミュージカルをやったかと思えば、他ジャンルの舞台をやったりする。ガンになったのに大きな声でしゃべるし、政治的なことも言う。周りの人から見ても変だと思いますよ」と笑いも誘う。
自身の行動で変だと思う部分を矢継ぎ早に挙げていく宮本氏だったが、「普段の生活で言えば、雑巾と布巾はほぼ同じだったりとか、黒いものと白いものを一緒に洗濯するだとか…」と言うと、雛形が「信じられないです、ありえない!」と参戦。宮本氏は「まさかここで怒られるとは思わなかった…」と肩を落としながらも、楽しそうにやりとりを続けた。
一方の雛形は「私もおかしいと言われますけど、自分としてはまともだと思っていて。きょうも普通の主婦としてここに座っています」と宣言。西岡から「いや、変わってるよ。そうじゃなきゃ役者なんてやっていない」と言われた際には、「でも私はタオルも毎日洗います!」と反論し、参加者全員から「そういうことじゃない」とツッコミを食らっていた。
発表会には馬場良馬、谷佳樹、津村知与支、水谷あつしも登壇した。
同作は、葛飾北斎を愛する宮本氏が2017年に発表した朗読劇『画狂人 北斎』をストレートプレイ化したもので、2018年の初演以降、たびたび上演されてきた。今作では新たに主人公の葛飾北斎を西岡、娘のお栄を雛形が演じるほか、高井鴻山役と柳川時太郎役を馬場良馬、柳亭種彦役を水谷あつし、現代を生きるオリジナルキャラクター・北斎研究家の長谷川南斗役を津村知与支、長谷川の弟子・峰岸凜汰役を谷佳樹が演じる。
2月2日に東京・曳舟文化センターにて行われるプレビュー公演を皮切りに、3月22日から26日まで東京・紀伊國屋ホールで行われる凱旋公演まで、全国13ヶ所で上演される。
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2023/01/12