俳優の別所哲也が5日、東京・明治座で行われたミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』プレスコール＆取材会に登場した。

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　『モーニング』（講談社）で連載されている累計140万部突破の大ヒット歴史漫画『チェーザレ 破壊の創造者』（惣領冬実）のミュージカル化。15世紀に活躍し、31歳の若さで亡くなったイタリアの軍人であり政治家、チェーザレ・ボルジアの理想に燃えた戦いを描く。

　7日から2月5日まで東京・明治座で上演され、創業以来“初”幻のオーケストラピットを稼働した、生演奏による本格ミュージカルとなる。2020年4月から5月にかけて上演される予定だったが、コロナ禍により、全公演が中止となっていた。

　中川は、「罪の子」と呼ばれながら煌めく才智と美貌を備え、政争渦巻くヨーロッパの統一を夢見て歴史にその名を残した男チェーザレ・ボルジアを演じる。2年越しに初演を迎える同作について「オリジナルのミュージカルを作ろうと動きだしたのは相当前のこと。明治座ならではのミュージカルで、ほかの劇場では味わったことのないような、この劇場だからこそ生み出されるものがあると感じました。日本発のヒットミュージカルが生まれるように皆さんと一緒に作りあげていきます」と熱を込めて意気込みを語った。

　また、延期となった2年間を経て当時感じていた葛藤や迷いが「自分の中で腑に落ちた」と話し、「思いはアツいです！」とついに上演となった同作への思いを語った。そして最後には「全キャストが垣根を飛び越えて臨んだ本作の魅力がたくさんの方々に伝わりますように」とアピールした。

　会見には、中川晃教、橘ケンチ、山崎大輝、風間由次郎、近藤頌利、木戸邑弥、赤澤遼太郎、鍵本輝、本田礼生、健人も参加した。