俳優の柳楽優弥が18日、8回目となるファンイベント「いちごいちえ」を都内で開催。ファンの前で「今の俳優としての目標」を語る中で、11月30日・12月1日にシンガポールで開催された「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2022」に参加した時のことに言及し、「もう一度世界に行きたいという気持ちがより強くなった機会でした」と、大きな刺激を受けたことを語った。

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　「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2022」は、日本・韓国・インドネシア・オーストラリアでそれぞれ制作し、ディズニー公式動画配信サービス「Disney＋（ディズニープラス）」で世界配信される作品を、各種メディアや関係者にプレゼンする一大イベント。

　ディズニープラスで今月28日より配信スタートとなるドラマ『ガンニバル』で主演を務めた柳楽は、共演の吉岡里帆、片山慎三監督とともイベントに参加し、作品についてアピールした。

　シンガポールでは「とても学ぶことが多くて。今まで映画やドラマなど、出演させていただいた作品では、国内の視聴者の方に向けて作られている作品が多かったと思うのですが、ディズニープラスで配信される作品ということで、一気に見られる国の方が増えるので、俳優としても世界を意識してチャレンジしていきたいと思いました」と柳楽。

　特に韓国作品の勢いに触れ、ドラマ『コネクト』で主演を務める「チョン・ヘインさんとお会いしたこともとても刺激になりました。国内にとどまらず、30代はチャレンジというか。行けるところまで行きたいです」と語った。

　柳楽は、是枝裕和監督の映画『誰も知らない』（2004年公開）に出演し、当時14歳で「第57回カンヌ国際映画祭」最優秀主演男優賞を受賞したことで知られる。「20代までは、10代でデビューできたことや賞をいただけたことに対して、もちろんありがたいことだとは思いつつも、なんとなく少し重たいと感じていたこともありました」としながら、「でもそうした自分への評価が、海外に行くと良い意味で追い風になるような感覚になれたんです。日本で少し重荷に感じていたものが、それによって自分のことをわかってくれる人がいるという経験をできたことで、ようやくいい意味で自分にとって味方になることなのだなと思えた」と、心境の変化があったことを打ち明けた。

　さらに「それは自分が成長できたことだと思えましたし、これからも成長していきたいなと思っています。そして、その姿を皆さんに見ていていただきたいなと思っています」と、ファンに呼びかけ、「応援しててよかったな、と皆さんに思ってもらえる俳優になりたいと思っています」と、今後の活躍を誓った。

　ドラマ『ガンニバル』については、「サスペンスホラーというキャッチコピーなんですが、とても見やすい作品だと思います。ドキドキする場面もありますが、家族の話もあったりとさまざまな要素が盛りだくさんな内容になっています。ぜひ、みなさんに観ていただきたいです！」と、視聴を呼びかけていた。