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イ・ジュンギ『アゲイン・マイ・ライフ』インタビュー「元気や爽快感を届けられたら」

 2022年4月に韓国で放送され、高視聴率を獲得したドラマ『アゲイン・マイ・ライフ〜巨悪に挑む検事〜』が、動画配信サービス「Hulu」にて、全16話独占配信中。本作は、無念の死を遂げた熱血検事による、2回目の人生を懸けた壮大な復讐劇で、韓国で人気の作家イ・へナルのウェブ小説が原作。このたび、主人公の熱血検事キム・ヒウを演じるイ・ジュンギから日本の視聴者へメッセージが到着。ドラマの見どころについても語ってくれた。

Huluプレミア『アゲイン・マイ・ライフ〜巨悪に挑む検事〜』(配信中)主人公の熱血検事キム・ヒウを演じるイ・ジュンギ

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■僕にしか演じられない運命的な役柄に出会った

――日本の視聴者へひと言あいさつをお願いします。

【イ・ジュンギ】日本のファンの皆さん、こんにちは。みなさんの俳優、イ・ジュンギです。お久しぶりです。『アゲイン・マイ・ライフ 〜巨悪に挑む検事〜』でお会いできて、ドキドキしながらも、とてもうれしいです。

――本作についての紹介と演じた役柄について詳しく教えてください。

【イ・ジュンギ】『アゲイン・マイ・ライフ』は、主人公が2度目の人生を送るという物語です。ひたすら正義を追い求めて情熱的に生きた検事が陰謀に巻き込まれ、無念の死を遂げます。そして2度目の人生を与えられ、前の人生でやり残したことや失敗した原因を探り、試行錯誤しながらも、悪を裁いて正義を追求する検事キム・ヒウを描いたドラマです。コロナの影響で大変なご時世ですが、この作品が皆さんに元気や爽快感をお届けできることを願っています。

――原作のウェブ小説は、その後、ウェブ漫画化されるほど人気のある作品ですが、ドラマ化にあたってどのような点に魅力を感じて出演を決めましたか?

【イ・ジュンギ】ご存じかもしれませんが、最初は出演を辞退したんです。原作のファンも多いし、ウェブ漫画や小説の膨大なストーリーを演じきれるか不安だったからです。一方で、この作品が映像化されてドラマになった時、視聴者の皆さんにどこまで原作の面白さや痛快感を伝えられるだろうか、と期待する気持ちも入り交じっていました。2度目のオファーをもらった時に、初めに僕が抱いていた期待と、監督の表現したいことが一致していて、僕にしか演じられない役だと言ってもらえて運命を感じました。この作品でキム・ヒウという運命的な役柄に出会い、皆さんに素晴らしい作品をお届けできると思ったので引き受けることにしました。結果的には最初に感じていた幅広い年齢を演じることに対するプレッシャーも、監督をはじめ、多くのスタッフの皆さんと共演者の協力のおかげでパズルのように一つ一つ丁寧に作り上げていくことで乗り越えられました。

■キム・ヒウは太刀打ちできない理想のモテ男

Huluプレミア『アゲイン・マイ・ライフ〜巨悪に挑む検事〜』(配信中)主人公の熱血検事キム・ヒウを演じるイ・ジュンギ

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――原作への理解度が必要な作品ですよね。 原作のまま表現した部分と、イ・ジュンギさんが俳優として自分のカラーに変えた部分があれば教えてください。

【イ・ジュンギ】キム・ヒウと僕には似ている部分が多いと思いました。2度目の人生を送ることについても若い頃の僕が何をどう感じていたかを、ヒウと比較して考えてみました。いろいろな姿を表現するために精神的にも肉体的にも浄化するつもりで徹底的に僕自身とキム・ヒウという役柄の接点を見つけることに力を入れました。監督とも話し合いを重ねて20代の僕がヒウのように1つの目標に向かって純粋に正義だけを追い求め、社会を建て直すために生きる人物だと仮定しました。すると、より純粋で、より情熱的なキャラクターが浮かびました。それを自分に置き換えて20代の僕ならきっとヒウと同じ気持ちだろう、そういう期待感を持って演じてみました。

――キム・ヒウという役柄の魅力を3つ挙げるなら?

【イ・ジュンギ】照れますが、頭が良くて、性格も良くて、容姿は自分の口からは…(笑)。でも、ハンミやヒア、そしてギュリなどの女性キャラが好きになるほどなので、悪くはないと思います。最強ですよね(笑)。僕もそうなりたいと思うほど太刀打ちできない理想のモテ男です。羨ましいですよね。

――キム・ヒウ役を演じる中で最も共感したのはどんなシーンでしたか?

【イ・ジュンギ】共感するシーンはたくさんありますが、第1話で人生を振り返りながら冥土の使いと話すシーンです。ドラマの導入部でしたが目頭が熱くなりました。もし自分が死んで人生を振り返ったら、いろいろな思いが交錯するでしょう。ヒウの人生や生き方を振り返りながら“一生懸命 生きたんだな” “なんて崇高な人生なんだ”と思うほど共感して目頭が熱くなるシーンでした。もし僕が死んだ時に、最後に人生を振り返る時間があって生き返れるとしたら、今度はうまく生きられると思うでしょう。ドラマの導入部では視聴者の心をつかむ必要があるんです。そこで期待外れだと思われてしまったら、ドラマに没入できなくなります。いろいろな思いが交錯するシーンであり、物語の始まりでもあるので印象に残っています。

――撮影中に特に面白かったシーンや、印象に残っているシーンがあれば教えてください。

【イ・ジュンギ】全てのシーンが楽しかったです。特定のシーンを挙げるより、みんなで作り上げる瞬間が楽しかったです。撮影期間中は演技ではなく、笑ったり騒いだりして声がかれてしまい心配されました。僕はもともと笑い上戸なんです。

この作品ならではの思い出は、若い頃を演じたことです。出演者の年齢層もまちまちで楽しい現場でした。20代を演じることに気恥ずかしさもありましたが、僕は年齢の割に子どもっぽいせいか、20代の共演者たちとも和気あいあいと過ごすことができました。とてもにぎやかで楽しい現場でした。学生時代を演じたことで若返った気分になり、些細なことにも笑っていましたね。もっと学生時代を撮りたいと監督に頼むほどでした。実は、撮影前は短くしてほしいとお願いしていたんです。学生時代のシーンが長いと、ドラマに没入する妨げになると思ったからです。でも実際に演じてみたら意外といい感じで、もっとやりたいと思うほどいい経験になりました。

■正義を追い求めて悪を裁く筋書きが、今の時代に合っている

Huluプレミア『アゲイン・マイ・ライフ〜巨悪に挑む検事〜』(配信中)主人公の熱血検事キム・ヒウを演じるイ・ジュンギ

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――韓国で放送された時は毎回視聴率が更新され、大ヒットしました。ドラマの人気の理由は何だと思いますか?

【イ・ジュンギ】視聴者の期待と合致したからだと思います。設定が複雑で難しく重みのある作品よりも、人々が望むことや言いたいことを代弁し、正義を追い求めて悪を裁くという筋書きが、今の時代に合っていて人気が出たのでしょう。

――ドラマの中でキム・ヒウは15年前に戻って2度目の人生を送りましたが、もしイ・ジュンギさんが15年前に戻れるとしたら、どんなふうに生きたいですか?

【イ・ジュンギ】僕は俳優なので、俳優以外の人生を送ることは想像すらできません。今の記憶を持ったまま15年前に戻れるとしたら、あえて戻るなら、過去に演じた作品の役柄を演じ直したいです。俳優は過去の作品に未練が残るものです。人気のあった役柄は特に、もっとうまく演じられたのに、と思います。俳優としても思い入れがあり、皆さんに愛された役柄を、より高い完成度で演じ直したいです。自ら望んで人生をやり直すことはありませんが、こういう質問をされるたびにそう思います。

――ファンタジーやロマンス、復讐など、盛りだくさんの作品ですね。これからドラマをご覧になる方に、鑑賞のポイントについてアドバイスをお願いします。

【イ・ジュンギ】このドラマの内容は決して難しくありません。哲学的な解釈が必要だとか、あれこれ考えさせる作品ではないので、軽い気持ちで楽しんでください。1日の締めくくりに、疲れやストレスを感じた時、胸がスカッとする炭酸飲料のような、ビールのような、娯楽のための作品として気軽に楽しんでください。それから、登場人物一人ひとりを自分の周りの人と比べてみるのも面白いと思います。とにかく楽しんでください。

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