お笑いコンビ・千鳥(大悟、ノブ)が19日、東京国際フォーラムで単独ライブ『千鳥の大漫才2022』を開催した。タイトルに偽りなし、2人の今が堪能できる“大漫才”の数々に、広い会場が笑いでどっと沸き、後半に行われた大悟発案のオリジナル芝居「大悟道」では、豪華ゲストが次々と登場し、驚きと笑いに包まれた(※以下ネタバレを含む)。
■観客からの大きな拍手に喜び 新ネタ5本!怒とうの漫才ラッシュ
3階席まで埋まった観客から大きな拍手で迎えられ、ノブが「来てくれましたね」と喜びをかみしめていると、大悟が「しばらくひとりになる(笑)?」と提案。8月から9月にかけて、ノブが休養をしていることを受けてのものだったが、ノブが「奇跡の復活じゃないのよ(笑)。もう2ヶ月前に復活してんねん!」とツッコミを入れて、大漫才が幕を開けた。
合間のVTRでは、今回のタイトルにまつわるトークや「大悟道」出演をかけたノブのオーディションなど、見ごたえ十分。その後に、出ばやしが鳴ると、再び2人が登場し、漫才を始めるという構成で、新ネタたっぷりの“漫才”一本勝負で、あわせて5本の漫才を披露していった。大悟がボケれば、ノブがツッコむ、そしてまた大悟がボケを重ねていく…という、文字にすれば、オーソドックスな漫才の形ながら、2人の今を感じさせる。
2015年9月に行われた『大阪ラフフェス!in 中之島6DAYS LIVE』内のイベント「戦国音楽祭(戦国ソニック)」では、ミサイルマンの岩部彰扮する“武将様”から「出ばやし」のアイデアを授かり、2人が曲にあわせて「ち、ち、千鳥!千鳥!FLY-FLY!」や「漫才のネタは色とりどり」と歌うというものがあった。あれから7年、まさに芸能界のど真ん中へと大きく羽ばたいた千鳥が、色とりどりの漫才で会場を沸かせる風景がそこにはあった。
■「大悟道」ここにあり!松下洸平・TKO木下が歌い、白石麻衣は踊り、松本人志が代役に「オレのカリスマどこかに落としてへん?」
漫才でたっぷりと笑った後は、大悟が“山本大娯”名義で脚本と演出を手がける「大悟道」のコーナーへ。今回のテーマは「インディー・ジョーンズ」ならぬ「ダイディー・ジョーンズ」で、惜しくもオーディション落選となったノブは客席から“ツッコミ役”に徹することとなった。ダイアンの津田篤宏、天津の向清太朗、ネゴシックスといった常連メンバーに加えて、ライス・関町知弘、ネルソンズ・和田まんじゅうも参戦したが、舞台上の“クセ”に、客席からのノブも「1分半くらい、ずっとつまらんかったぞ!」「やっすいオープニング」など、ツッコミが冴えわたる。
そんな中、スペシャルゲストに白石麻衣が現れると、客席がどよめき。ノブも「まいやん、断れ(笑)!ありがとうねー」と感謝し、続けて松下洸平が登場すると「(松下が出演しているドラマ)『アトムの童』撮った方がええよ!早く戻って」などと心配する声を寄せる。さらに、TKO・木下隆行が登場すると、会場から驚きと笑いが広がり、松下の前に立ってせりふを言うという演出に、ノブも「おい!被ってる!どいてくれ」と呼びかけるなど、それぞれのキャラクターにあったツッコミで笑いを誘っていく。
その後も、松下、木下の熱唱、白石によるキレキレのダンスなど、「大悟道」だから見られる、ぜいたく演出の数々が展開。そして、ダイアン・ユースケの“代役”として、ダウンタウン・松本人志がトロッコに乗って登場すると、観客は一気に沸き、ノブも「よう受けてくれましたね!お客さん、得したねー」と声を弾ませた。松本はエンディングのトークにも登場し「オレのカリスマどこかに落としてへん?」と千鳥の2人に確認しながら、今回の出演の経緯など、笑いを交えてトークしていった。千鳥の2人も「ヤバかった」と口をそろえて驚く中、笑いの中「大漫才」が幕を下ろした。
配信チケットFANY Onlineで、26日正午まで販売されており、アーカイブ視聴は同日の午後6時30分まで可能となっている。
(https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/chidori-oomanzai2022-ol)
大漫才を終えた直後の千鳥にインタビューを行った。
■千鳥インタビュー
【ノブ】いやー興奮のるつぼとは、このことでしたね。(大悟道の)途中、客席からツッコミを入れながら、ぶっ倒れそうになりました。休養明けには早かったですけど、まぁーみなさん満足して帰っていただけたと思います。
【大悟】これで満足しないって言われたら、なかなか困るっていうくらいのメンバーで。僕も、舞台上で大悟道を何回もやっていますけど、あんなに緊張する瞬間が来るのは、今回が初めてでしたね。松本人志さんがこっちを見て、僕と目が合うので。「何さしてくれとんねん」っていう視線が(笑)、ワシにだけきていたので…でも、本当にうれしいことですよね。後輩の頼み事を受けていただいて。
【ノブ】しかも、ダイアン・ユースケの代役という(笑)。本当に後輩思いで、吉本入ってよかったなと思いました。
――漫才について
【ノブ】楽しくさせてもらいました。けっこう、そこが一番準備で大変なところなので。新ネタを作るっていうのが、お笑いの仕事で一番しんどいんやなと。改めて今回感じました。その新ネタを、舞台袖で、あのメンバーが見ていて、松本さんはこっそり客席で見てくださっていたらしいんですよ。マジで、ゲボ吐きそうになります。だから、麻痺させていたんですよ。「もう、何もない。見てない」って(笑)。たぶん、この後ぶっ倒れると思います(笑)。
【大悟】1本目以外は、お客さんの前でやるのは初の新ネタなので、「こっちがウケて、こっちがあんまりなんか」とか、やりながら、難しいなとか、やっぱり、漫才が一番楽しいなとかもあるし、松本さんが客席で見ているっていうのもあって、一発目の漫才は、今まで一番緊張したかもしれないです。
【ノブ】全然違う登場人物言ってたもんな(笑)。
【大悟】名前だけ変わっているんですよ。
【ノブ】「違うの言ってる!」って思いながら(笑)。でも、よう考えたら違ってもいけたんですけど。
――お客さんがいっぱい入っての漫才は感慨深い?
【ノブ】やっぱり、普段、テレビでもトークとかロケを見てくれているので、やっぱり漫才っていうのが楽しいなと思いましたね。これは年に1回はやっておかないといけないなと思いましたけど、この疲労困ぱい具合を考えると、4年後でもいいかなーって(笑)。オリンピック周期でもいいかもなとか思ってしまうくらい、本当に全部出しました。
【大悟】年に1回くらい、疲れることはせんとアカンなとは思ったんですけど、こんなにしんどいとはなと。楽しかった方が勝っているんですけど、きょうは生(ビールの)小でべロッベロになると思う(笑)。
――これから配信で見る人にメッセージ
【ノブ】ちょっと、とんでもない「大悟道」のメンバーになっちゃいました。芸人はもちろん、面白い芸人ばっかり来てくれて、俳優の松下洸平くん、白石麻衣さんが来てくれて、本当助かりました。松下くんをしゃべらせない演出だったんですけど、マジでむかついて(笑)。客席から舌打ちが聞こえてくるんですよ(笑)。でも、そのフリがあって、結果すごいことになっていますので。松本人志さんも来てくれて、本当にありがとうございました。ぜひ、損はないと思います。
【大悟】漫才も新ネタやっていますし、大悟道に今回、初で関町が…
【ノブ】ええねん(笑)!出てたけど。関町と木下さんは言うな(笑)
【大悟】ぜひ、ご覧ください。
■観客からの大きな拍手に喜び 新ネタ5本!怒とうの漫才ラッシュ
3階席まで埋まった観客から大きな拍手で迎えられ、ノブが「来てくれましたね」と喜びをかみしめていると、大悟が「しばらくひとりになる(笑)?」と提案。8月から9月にかけて、ノブが休養をしていることを受けてのものだったが、ノブが「奇跡の復活じゃないのよ(笑)。もう2ヶ月前に復活してんねん!」とツッコミを入れて、大漫才が幕を開けた。
合間のVTRでは、今回のタイトルにまつわるトークや「大悟道」出演をかけたノブのオーディションなど、見ごたえ十分。その後に、出ばやしが鳴ると、再び2人が登場し、漫才を始めるという構成で、新ネタたっぷりの“漫才”一本勝負で、あわせて5本の漫才を披露していった。大悟がボケれば、ノブがツッコむ、そしてまた大悟がボケを重ねていく…という、文字にすれば、オーソドックスな漫才の形ながら、2人の今を感じさせる。
2015年9月に行われた『大阪ラフフェス!in 中之島6DAYS LIVE』内のイベント「戦国音楽祭(戦国ソニック)」では、ミサイルマンの岩部彰扮する“武将様”から「出ばやし」のアイデアを授かり、2人が曲にあわせて「ち、ち、千鳥!千鳥!FLY-FLY!」や「漫才のネタは色とりどり」と歌うというものがあった。あれから7年、まさに芸能界のど真ん中へと大きく羽ばたいた千鳥が、色とりどりの漫才で会場を沸かせる風景がそこにはあった。
■「大悟道」ここにあり!松下洸平・TKO木下が歌い、白石麻衣は踊り、松本人志が代役に「オレのカリスマどこかに落としてへん?」
漫才でたっぷりと笑った後は、大悟が“山本大娯”名義で脚本と演出を手がける「大悟道」のコーナーへ。今回のテーマは「インディー・ジョーンズ」ならぬ「ダイディー・ジョーンズ」で、惜しくもオーディション落選となったノブは客席から“ツッコミ役”に徹することとなった。ダイアンの津田篤宏、天津の向清太朗、ネゴシックスといった常連メンバーに加えて、ライス・関町知弘、ネルソンズ・和田まんじゅうも参戦したが、舞台上の“クセ”に、客席からのノブも「1分半くらい、ずっとつまらんかったぞ!」「やっすいオープニング」など、ツッコミが冴えわたる。
そんな中、スペシャルゲストに白石麻衣が現れると、客席がどよめき。ノブも「まいやん、断れ(笑)!ありがとうねー」と感謝し、続けて松下洸平が登場すると「(松下が出演しているドラマ)『アトムの童』撮った方がええよ!早く戻って」などと心配する声を寄せる。さらに、TKO・木下隆行が登場すると、会場から驚きと笑いが広がり、松下の前に立ってせりふを言うという演出に、ノブも「おい!被ってる!どいてくれ」と呼びかけるなど、それぞれのキャラクターにあったツッコミで笑いを誘っていく。
その後も、松下、木下の熱唱、白石によるキレキレのダンスなど、「大悟道」だから見られる、ぜいたく演出の数々が展開。そして、ダイアン・ユースケの“代役”として、ダウンタウン・松本人志がトロッコに乗って登場すると、観客は一気に沸き、ノブも「よう受けてくれましたね!お客さん、得したねー」と声を弾ませた。松本はエンディングのトークにも登場し「オレのカリスマどこかに落としてへん?」と千鳥の2人に確認しながら、今回の出演の経緯など、笑いを交えてトークしていった。千鳥の2人も「ヤバかった」と口をそろえて驚く中、笑いの中「大漫才」が幕を下ろした。
配信チケットFANY Onlineで、26日正午まで販売されており、アーカイブ視聴は同日の午後6時30分まで可能となっている。
(https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/chidori-oomanzai2022-ol)
大漫才を終えた直後の千鳥にインタビューを行った。
■千鳥インタビュー
【ノブ】いやー興奮のるつぼとは、このことでしたね。(大悟道の)途中、客席からツッコミを入れながら、ぶっ倒れそうになりました。休養明けには早かったですけど、まぁーみなさん満足して帰っていただけたと思います。
【大悟】これで満足しないって言われたら、なかなか困るっていうくらいのメンバーで。僕も、舞台上で大悟道を何回もやっていますけど、あんなに緊張する瞬間が来るのは、今回が初めてでしたね。松本人志さんがこっちを見て、僕と目が合うので。「何さしてくれとんねん」っていう視線が(笑)、ワシにだけきていたので…でも、本当にうれしいことですよね。後輩の頼み事を受けていただいて。
【ノブ】しかも、ダイアン・ユースケの代役という(笑)。本当に後輩思いで、吉本入ってよかったなと思いました。
――漫才について
【ノブ】楽しくさせてもらいました。けっこう、そこが一番準備で大変なところなので。新ネタを作るっていうのが、お笑いの仕事で一番しんどいんやなと。改めて今回感じました。その新ネタを、舞台袖で、あのメンバーが見ていて、松本さんはこっそり客席で見てくださっていたらしいんですよ。マジで、ゲボ吐きそうになります。だから、麻痺させていたんですよ。「もう、何もない。見てない」って(笑)。たぶん、この後ぶっ倒れると思います(笑)。
【大悟】1本目以外は、お客さんの前でやるのは初の新ネタなので、「こっちがウケて、こっちがあんまりなんか」とか、やりながら、難しいなとか、やっぱり、漫才が一番楽しいなとかもあるし、松本さんが客席で見ているっていうのもあって、一発目の漫才は、今まで一番緊張したかもしれないです。
【ノブ】全然違う登場人物言ってたもんな(笑)。
【大悟】名前だけ変わっているんですよ。
【ノブ】「違うの言ってる!」って思いながら(笑)。でも、よう考えたら違ってもいけたんですけど。
――お客さんがいっぱい入っての漫才は感慨深い?
【ノブ】やっぱり、普段、テレビでもトークとかロケを見てくれているので、やっぱり漫才っていうのが楽しいなと思いましたね。これは年に1回はやっておかないといけないなと思いましたけど、この疲労困ぱい具合を考えると、4年後でもいいかなーって(笑)。オリンピック周期でもいいかもなとか思ってしまうくらい、本当に全部出しました。
【大悟】年に1回くらい、疲れることはせんとアカンなとは思ったんですけど、こんなにしんどいとはなと。楽しかった方が勝っているんですけど、きょうは生(ビールの)小でべロッベロになると思う(笑)。
――これから配信で見る人にメッセージ
【ノブ】ちょっと、とんでもない「大悟道」のメンバーになっちゃいました。芸人はもちろん、面白い芸人ばっかり来てくれて、俳優の松下洸平くん、白石麻衣さんが来てくれて、本当助かりました。松下くんをしゃべらせない演出だったんですけど、マジでむかついて(笑)。客席から舌打ちが聞こえてくるんですよ(笑)。でも、そのフリがあって、結果すごいことになっていますので。松本人志さんも来てくれて、本当にありがとうございました。ぜひ、損はないと思います。
【大悟】漫才も新ネタやっていますし、大悟道に今回、初で関町が…
【ノブ】ええねん(笑)!出てたけど。関町と木下さんは言うな(笑)
【大悟】ぜひ、ご覧ください。
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2022/11/22