お笑いコンビ・EXITのりんたろー。（36）が15日、自身初の著書『自分を大切にする練習　コンプレックスだらけだった僕が変われたすべてのこと』（講談社）の発売記念会見に出席。今年で結成5年となるEXITだが、「チャラいようにに見せて実は真面目」ではなく、「チャラくて真面目」であることを強調した。

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　りんたろー。は、11日に発売を迎えた本書について「まずはほっとしたという気持ちですが、一つ形になったというのはうれしいですね」と著書が刊行された喜びを語る。

　同書は、自分を見失っていたEXIT結成前のこと、芸人をやめようとしたときに救ってくれた同期と先輩のこと、彗星のごとく目の前に現れた相方・兼近大樹のこと、美容芸人と容姿いじりのこと、芸人として売れるということ、売れ続けるということなど自身の内面と向き合い続けた道程を赤裸々に書き下ろした自伝エッセイとなっている。

　また、「美容は心を鍛えるための最強のツールだ」と語るりんたろー。が、美容初心者に提案するセルフケア32のアイデアを収録している。1日でも長く漫才師として活躍したいと考えるりんたろー。が紡ぐ“心を鍛える物語”になっている。

　りんたろー。は、本書を「まだEXITのイメージが“ヒィエヒィエ！ポンポン！”だけで止まっている人にも読んでほしい」と話す。ブレイク当初から“チャラいように見せて本当は真面目”と言われ続けてきた彼らだが、りんたろー。は「どっちも本当で、“チャラいし、真面目”なんですよね。どちらも譲り難いものがありますよね」と本音を打ち明ける。

　この先も一生チャラついていくことを宣言しているりんたろー。は「80歳くらいまで、DJ KOOさんを目指して頑張っていきたいなと思いますね」と笑いを誘った。

　そして「このタイミングでアウトプットできて自分を整理できていい機会でした。そこからまた、唯一無二の芸人になるために、芸人という軸を持ちつつも、でっかいアリーナとか、武道館とかで、コンビとしてイベントをやりたいですね」といい、「いろんな場所に顔を出し、ネタもやりつつ、音楽も、コメンテーターもやって、それがオリジナリティーになるんじゃないかな。コンテンツをつなぐ架け橋になれればと思いますね」とコンビとしての道筋を示した。

　最後に、あす16日に行われる『M-1グランプリ』準々決勝についても触れ「いろんなことに手を出しているけれど、ざいまん（漫才）が好きで、それをやるためにコンビを組んだので、とりこにされているのは今も変わらない。明日もぶちかませたら！」と意気込み、目標を「てっぺんで！」と声高らかに宣言した。