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Z世代の代弁者・ひかりんちょ、「こんなに人の悩みを聞いてきた10代も少ないと思う」と自負

 16歳の時に、飾らない言葉で自身の考えをつづった初のエッセー本を、17歳の時に「10代のお悩み相談」をテーマとした書籍を出版した女性タレント・ひかりんちょ(19)。「10代を代表する代弁者」として、同世代だけでなく親世代、教育関係者からも注目されており、現在はNHKの福祉番組などで活躍中。先月は、明石家さんまの冠番組「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に初出演するなど、露出も増え続けている。そんな彼女に、著書に込めた想いや今後の夢、恋愛についてなど、等身大の“ひかりんちょ”を語ってもらった。

初のエッセー本『ありのままの私を受け入れずに批判する奴には、心の中で中指立てればいい』を出版したひかりんちょ

初のエッセー本『ありのままの私を受け入れずに批判する奴には、心の中で中指立てればいい』を出版したひかりんちょ

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――まずは、4度もの重版が行われたエッセー「ありのままの私を受け入れずに批判する奴には、心の中で中指立てればいい」(KADOKAWA)についてお聞きします。どのような想いを込めてつづられたのでしょうか?

【ひかりんちょ】これは高校1年のときに出した本で。「周りに流されちゃう」「自分をあるがまま表現できていない」「自分をさらけ出せない」といった悩みを持っている10代の子たちが周囲に多くて、そのような子たちの力になれたらいいなと。タイトルも中身も強気な感じの本になっています(笑)。自分の考え方を発信すると批判されることも多いのですが、味方になってくれる人も増えるといいなという気持ちで、内の秘めていたものを吐き出しました。

――翌年の2020年には「17歳 自分のことを愛せないと誰のことも愛せない」(KADOKAWA)を出版されました。こちらの本のテーマは「10代のお悩み相談」ということで、親や友だち、恋愛など、ファンから寄せられたさまざまな悩みに回答されていましたね。

【ひかりんちょ】1冊目は実体験を混ぜながらだったんですけど、2冊目の時には、尖っているだけじゃなく、客観的に物ごとを見られるようになっていたので、その視点を混ぜながら読者さんのお悩みに答えていきました。コロナなど、1年でいろいろ経験したことが自分の視点に変化をもたらしたのかもしれません。

SNSの広がりもあってか、「私の話を聞いてください」という声がたくさん寄せられるようになったのですが、そのファンの方々の悩みを聞いていると、自分が中高生の時に感じていた悩みと全く同じだな、と思えることが結構あって。だから回答するときには、本当だったらこうしたかったな…という気持ちを込めました。私は読書が苦手なんですけど、2つの本は読みやすくなっているので、読書初心者の方にもおすすめです(笑)。

――出版された後の反響はどうでしたか?

【ひかりんちょ】SNSでも同じようにお悩みに答えていたのですが、本の方がササってくれているようで、「実は死のうと思っていたけれど、本を読んで、ちょっと生きる勇気が出ました」という声もいただきました。その“ちょっと”でもすごく嬉しいです。出版してから数年経ちますが、「今でもお守りのように持っています」とか、学校の図書室に置いていただいているという話を聞くと、本当に出して良かったなと思います。

――ご著書を拝読して、ひかりんちょさんは「芯の強い女性」という印象を受けました。

【ひかりんちょ】母親がパワフルな人なので影響しているのかなと。常々、母から「あんたはあんたなんだから」という言葉を浴びせられていたので、こうなったのかなと思います。あとは、これまで生きてきた19年でいろいろ経験させていただいているからこその今なのかなと思います。

――恋愛アドバイスもされていましたが、恋愛はお得意なタイプですか?

【ひかりんちょ】全然得意じゃないです(笑)。人にアドバイスしつつ、これは自分にも言い聞かせているんだなって自分で分析しています。でも、昔に比べて今の方がいい恋愛ができそうだなとは思っています。

――本の中の「好きな人の『どこが好き?』って問い意味わからん。ガチで好きなら、結果ぜんぶ好きだろ」という言葉に、頷いてしまいました。どことか関係なく全部好きでしょ、と。

【ひかりんちょ】多分私も「どこが好き?」って言っちゃうんですけど(笑)。言われた方は、そんなことなんで聞いてくるんだろうって思いますよね。どこが嫌いか聞いてくれた方がいいですね(笑)。

――本の中ではほかに、「セルフブランディングって超大事」という話もありましたが、ひかりんちょさんはどんなセルフブランディングをしているか、少し聞いてもいいでしょうか。

【ひかりんちょ】キャピキャピできる人間ではないので、ありのままでいたいと思っています。こんなに人の悩みを聞いてきた10代も少ないと思うので、そこも生かしていきたいですね。あとは自分の武器をもっと見つけられたらいいなと思います。

――ひかりんちょさんは「おしゃれは自分を表現する武器」という話もされていましたが、最近気に入っているファッションアイテムやコーディネートがあったらお聞きしたいです。

【ひかりんちょ】最近は、トレンドにもなっているバラクラバ(頭から首まで覆う目出し帽のようなアイテム)を手に入れることができたので、この秋冬は試したいなと思っています。あとは今かぶっている、ねこ耳のニット帽がお気に入り。夏に作ったんですけど、これまでは暑かったので、この冬もっと活用したいです。手芸は得意ではないんですけど、おばあちゃんと一緒に作りました。100均とかで買った毛糸で作っていて、いろんな色の帽子を持っているんですよ。

――先ほど少しコロナの話も少し出ましたが、友人と会えなかったり、行事が中止になったり…、学校生活も様変わりしてしまったコロナ禍のZ世代、楽しいことから遠ざかっている方々をどう見ていますか?

【ひかりんちょ】私も高校生活のど真ん中でコロナにぶつかりました。もともと、学生時代に弾けていた方でもないんだけれど…。制限されることが多く、決まっていたお仕事もストップしたりして、めちゃくちゃ病んでいましたね。ステイホームの時とか、半年くらい心が沈んでしまって…。メディアでは「コロナ禍なのにZ世代が出歩いている!」といったことも叫ばれていて、そこで分断が生まれたりしていたのを、見ているのもしんどかった。

でも、SNSがあったからこそ、Z世代は“お家でできる楽しみ”を見つけるのが上手だなと思いました。“お家カフェ”とか“お家パーティ”をしたりして、かわいい写真を撮ったり。私自身、家族との時間が増えて、毎週のように家族と“お家バーベキュー”をしたり、あえてお家でもメイクして、ちょっと気分を上げたり。そういうのを発信したら、「参考になる」など、反響の声もいただきました。

――ステイホームをそのように過ごされていたんですね!ところで、ひかりんちょさんのプロフィールにあった肩書「モチベーショナルスピーカー」というのはどのようなものなんでしょうか?

【ひかりんちょ】今やっていることがそうなのかな、と思っているのですが。今は10代がお相手であることが多いのですが、悩んでいる方々の話を聞いたりして、みんなのモチベーションを上げ、私自身のモチベーションも上げていく、というものです。

――悩んでいる人のお話を聞くことで、ひかりんちょさん自身のモチベーションも上がっていくんですね。ちなみに、他にひかりんちょさんの気持ちが上がるのはどんなことをしている時なんでしょうか。

【ひかりんちょ】好きなことをしている時ですね。ファンの方と交流する時や動画を撮っている時、何かに成功した時など、私は結構、簡単に気分が上がります(笑)。落ち込む時も簡単に落ち込むんですが…。

私は静岡に住んでいるんですけど、静岡でのお仕事をいただいたときや、ずっと視聴していた番組「踊る!さんま御殿!!」に出られたときもすごく嬉しかったです。今まで応援してきてくれたファンの方々にも見つけてもらいやすくなるので、そこが嬉しいところですね。

――「踊る!さんま御殿!!」に出演されて、いかがでしたか?

【ひかりんちょ】10代の方ってあまりテレビを見ないって聞いていたんですけど、SNSでも感想が届き、結構見てくれているんだと驚きました。

さんまさんは本当にすごかったです。あの人数の出演者をお一人でまとめられていて。すごく尊敬しました。私自身は、席に着いたときは緊張していたんですけど、さんまさんは空気作りもすごくお上手なので、収録が始まった時には緊張が取れていて、楽しんじゃってました(笑)。

他の芸人さんもすごく面白くて。みなみかわさんが隣だったんですけど、ボケがすごく面白くて、心の中でツボってました。みなさん、普段からメディアに出ている方々なので、やはりタイミングを見てバッと前に出られるスキルがあるな〜とも思いました。自分にはまだそのスキルがないので、習得したいです。

――ほかに芸能界で尊敬する方はいますか?

【ひかりんちょ】藤田ニコルさんは、小学5年生の時からすごく見ていました。お顔のかわいさだけでなく、考え方や、努力しているところもすごく好きです。スタイルブックも読ませていただいていました。

――ひかりんちょさんの好きなもの、ほかにも教えてください。

【ひかりんちょ】ハローキティと、ドン・キホーテのマスコットキャラクターのドンペン!ドン・キホーテは週3で行くくらい大好きで。あの空間が好き。ドンペンは、サンダルにスウェット上下にパジャマに…と、めっちゃグッズを持っています。あと、食べ物はマクドナルドが大好き!特に「サムライマック」が好きです。

――最後に。ひかりんちょさんは今後、どんな存在になっていきたいですか?

【ひかりんちょ】今は10代の子のお悩みを聞くことが多いですけど、年を重ねていきながら、幅広い年齢の方を対象に「モチベーショナルスピーカー」として活動していきたいです。そのためには、メディアにも出させていただいて、もっと私のことを知っていただきたいなと思っています。

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