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Sexy Zone菊池風磨“猟奇殺人犯”を怪演「全部が新鮮で楽しかった」 刑事・中谷美紀と死闘

 人気グループ・Sexy Zone菊池風磨が、来年WOWOWプライムで放送、WOWOWオンデマンドで配信される『連続ドラマW「ギバーテイカー」』(全5話)に出演することが決定した。主演・中谷美紀が演じる刑事・倉澤樹の娘を殺した、猟奇殺人犯・貴志ルオトを怪演する。中谷とは今作が初共演となる。

中谷美紀主演『連続ドラマW ギバーテイカー』追加キャスト解禁 (C)WOWOW

中谷美紀主演『連続ドラマW ギバーテイカー』追加キャスト解禁 (C)WOWOW

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 今作は、すえのぶけいこの漫画『ライフ2 ギバーテイカー』(講談社アフタヌーンKC)を実写化。原作の設定である“妹が殺された刑事”を、“娘が殺された刑事”へと変更し、娘を殺した猟奇的殺人犯と繰り広げる死闘を描く、本格クライムサスペンスとなっている。

 美しい容姿からは計り知れぬ“狂気”を宿すルオトは、医療少年院にて更生したとされるが、「幸せは奪うもの」という異常な価値観と、倉澤への執着は変わらず…。“天使のような美少年”といわれた少年期の面影が残る、独特な雰囲気を身にまといながら、内に秘めた無邪気な狂気を密かに醸し出す。

 菊池は「当たり前のように残酷なことをするルオトの“人が苦しんでいるところを楽しむ”という、自分自身の引き出しにない感情をどのように表現すればいいのかと悩みましたが、自信を持って演じ切るようにしました」と撮影を回想。「すてきなキャストの皆さんに囲まれて、のびのびと撮影させていただきました。今まで出演したことのあるジャンルの作品、多く演じてきた明るい役とは真逆なので、全部が新鮮で楽しかったです」と手応えをにじませている。

 この他キャストも解禁され、倉澤が所属する神奈川県都筑中央署の刑事・今井要役には池内博之、倉澤の警察学校の同期で、親友の椿理子役には深川麻衣、医療少年院を退院後、ルオトが就職するパン屋「幸せの穂」の従業員・津山聡美役には馬場ふみかを起用し、唯一のオリジナルキャラクターである倉澤の元夫・小野塚優一は吉沢悠、そしてルオトの母親・貴志茉莉絵は斉藤由貴が演じる。

■キャストコメント

▼菊池風磨(貴志ルオト役/Sexy Zone)
 台本を読みながら、ルオトは自分が演じる役柄ではありますが、樹先生に「とにかく早く捕まえて、裁いてほしい」と思わずにはいられませんでした。残酷な事件をきっかけに始まる物語なので、登場人物の感情に心が苦しくなる部分も多いですが、樹先生がルオトを追い詰めていく姿、そして、ルオトを通して抱えている過去と向き合っていく刑事として、母親としての姿が、とても魅力的だと思いました。

 ルオトは一手先、二手先に“何かがある”と予感させる不気味さ、奇妙さがあり、不安を煽る恐ろしいキャラクターです。当たり前のように残酷なことをするルオトの“人が苦しんでいるところを楽しむ”という、自分自身の引き出しにない感情をどのように表現すればいいのかと悩みましたが、自信を持って演じ切るようにしました。

 すてきなキャストの皆さんに囲まれて、のびのびと撮影させていただきました。今まで出演したことのあるジャンルの作品、多く演じてきた明るい役とは真逆なので、全部が新鮮で楽しかったです。ぜひ、いろいろな視点からお楽しみいただけるとうれしいです。

▼深川麻衣(椿理子役)
 私が演じる理子は、生活安全課少年係の巡査部長であり、正義感にあふれた強く優しい女性です。中谷美紀さん演じる樹さんとは同期で、強い絆のある2人ですが、貴志ルオトの一件から2人の間にも亀裂が入り始めます。それぞれにとっての正義と悪について、深く考えさせられる作品でした。

 撮影期間は短い時間でしたが、素晴らしい出演者の皆さま、スタッフの皆さまとご一緒でき、とても濃厚な時間を過ごさせていただきました。息つく間もない展開と心理戦で、エンターテイメントとしても楽しめるお話になっていると思うので、ぜひお楽しみにしていてください。

▼馬場ふみか(津山聡美役)
 聡美は、とにかく苦しくてつらい日常を生きている女性です。そんな中で、優しく寄り添ってくれるルオトを信頼して拠(よ)り所にしてしまうというのは、どこか共感してしまう部分もありました。

 残酷で悲しいシーンが続く撮影の日々ではありましたが、安心して作品に向き合うことができたのは、キャストの皆さんの空気感がとてもあたたかかったからだと思います。特に、中谷美紀さんとの撮影中に掛けていただいた優しい言葉には、何度も励まされました。それぞれが自分の過去や人生と向き合いながら戦っていく姿をぜひご覧ください。

▼吉沢悠(小野塚優一役)
 愛する娘を殺人で奪われるって、どんな苦しみなのかという問いから今作の役作りが始まりました。その母親役である中谷美紀さんは、現場で声をかけられないくらいの狂気と絶望感に包まれたすごい状態で撮影されてた姿が、今も目に焼き付いています。

 僕の中で「明るく楽しいイメージ」のあった菊池風磨さんの雰囲気は、このドラマではほとんどありませんでした。怖いです。サイコです。ご注意ください。

▼斉藤由貴(貴志茉莉絵役)
 貴志ルオトの母(貴志茉莉絵)を演じました。とてもかわいそうなお母さんの役でしたが、それ故に繊細で複雑な表現が必要だったのでとてもやり甲斐がありました。中谷美紀さんとは初めてご一緒致しましたが、お芝居に対する真摯(しんし)で謙虚な姿勢にとても感動しました。「ギバーテイカー」というタイトル通り、真剣勝負の駆け引きの醍醐味が味わえる作品なのではと思います。どうぞお楽しみください!

▼池内博之(今井要役)
 がむしゃらに事件を追う倉澤樹を冷静に見守り、バディとして共に行動する今井を演じさせていただきました。時には厳しく時には樹を支え、またある時はチャーミングな一面をみせたり、後押ししてあげたりと魅力的な役柄でした。とても緊張感ある作品で、もし自分が倉澤樹の立場だったらどうなってしまうのだろうと思うとこもあります。

 そんなヘビーな役を演じた中谷さんのお芝居は本当に素晴らしかったです。原作を読まれた方も読まれてない方にも楽しんでいただける作品だと思います。倉澤樹と貴志ルオトの闘いが非常にスリリングな展開になっていきますので、そこも楽しんでいただけたらと思います。

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