お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔が、都内で開催中の「第35回東京国際映画祭」で上映された映画『アイ アム ア コメディアン』のジャパンプレミアに登場し、相方の中川パラダイス、日向史有監督とともにファンとの質疑応答に臨んだ。
同作は、自身を“政治的発言を機にテレビ出演が激減した芸人”とし、劇場に居場所を求めて自分の笑いを模索する村本の姿や、米国でのコメディー修行やコロナ禍での苦悩、家族への想いなどを描きだすドキュメント作品になっている。
冒頭のあいさつからボケを連発させ、観客の笑いを誘っていく村本。しかし、観客から芯を食った質問が投げかけられると、真剣な表情で言葉を伝えるシーンもあった。
アメリカと日本の笑いの違いについて聞かれた際は、「芸人の知的レベルですね。これが大きく違います」と明言。「日本の芸人はコメンテーターになったりするけど、コメンテーターは聞く側。向こうの人はコメディーに変えて自分で(話しに)出る」と伝えた。
また、「(アメリカのコメディアンは)社会とつながっている感じがする」「日本だとそこが分かれている」と持論を展開し、「僕も原発とかの話をするようになって笑いは増えたけど、客の年齢層も上がった」と笑いをとった。しかし、「日本の若い人には特別な話題のように映ってしまい、興味を持たれない」と真剣な眼差しで言葉を続けた。
劇中で村本自身が涙を流すシーンがあったことにファンが言及すると、「監督が脚本で指示した」とはぐらかしつつ、「お父さんとのけんかのシーンがあったじゃないですか。その後すぐお父さんが亡くなったんですね」と、父親との死別を告白した。
「だから最初、あの映像は使わないでほしいと伝えたんです。誰かを泣かす材料にしたくなかった」と当初の思いを伝え、「でも、監督から『どうしても使いたい』と」「監督も同じくらいの時期にお父さんを亡くしていて。で、『自分のお父さんを扱うように大事に使ってくれるなら』と話した」と秘話を明かした。
イベントの最後には「もうひとつ報告していいですか」と切り出し、「5日前に母が…」「母にも捧げたい」といい、会場をざわつかせた村本。しかし、「……嘘です(笑)。きょう福井から来たんですよ」と客席後方の母親を紹介した。村本の母が「本当にありがとうございます」「ニワトリががんばって飛んでるんやと」と感謝や映画の感想を伝えると、村本は「生んでくれてありがとー!」と叫び、“らしくない”親孝行発言でイベントを締めくくった。
同作は、自身を“政治的発言を機にテレビ出演が激減した芸人”とし、劇場に居場所を求めて自分の笑いを模索する村本の姿や、米国でのコメディー修行やコロナ禍での苦悩、家族への想いなどを描きだすドキュメント作品になっている。
冒頭のあいさつからボケを連発させ、観客の笑いを誘っていく村本。しかし、観客から芯を食った質問が投げかけられると、真剣な表情で言葉を伝えるシーンもあった。
アメリカと日本の笑いの違いについて聞かれた際は、「芸人の知的レベルですね。これが大きく違います」と明言。「日本の芸人はコメンテーターになったりするけど、コメンテーターは聞く側。向こうの人はコメディーに変えて自分で(話しに)出る」と伝えた。
また、「(アメリカのコメディアンは)社会とつながっている感じがする」「日本だとそこが分かれている」と持論を展開し、「僕も原発とかの話をするようになって笑いは増えたけど、客の年齢層も上がった」と笑いをとった。しかし、「日本の若い人には特別な話題のように映ってしまい、興味を持たれない」と真剣な眼差しで言葉を続けた。
劇中で村本自身が涙を流すシーンがあったことにファンが言及すると、「監督が脚本で指示した」とはぐらかしつつ、「お父さんとのけんかのシーンがあったじゃないですか。その後すぐお父さんが亡くなったんですね」と、父親との死別を告白した。
「だから最初、あの映像は使わないでほしいと伝えたんです。誰かを泣かす材料にしたくなかった」と当初の思いを伝え、「でも、監督から『どうしても使いたい』と」「監督も同じくらいの時期にお父さんを亡くしていて。で、『自分のお父さんを扱うように大事に使ってくれるなら』と話した」と秘話を明かした。
イベントの最後には「もうひとつ報告していいですか」と切り出し、「5日前に母が…」「母にも捧げたい」といい、会場をざわつかせた村本。しかし、「……嘘です(笑)。きょう福井から来たんですよ」と客席後方の母親を紹介した。村本の母が「本当にありがとうございます」「ニワトリががんばって飛んでるんやと」と感謝や映画の感想を伝えると、村本は「生んでくれてありがとー!」と叫び、“らしくない”親孝行発言でイベントを締めくくった。
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2022/10/29