オスカー俳優のジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニーが、“元夫婦”役で共演するコメディ映画『チケット・トゥ・パラダイス』（11月3日公開）より、映画の中の2人さながらの絶妙な掛け合いが見られる特別映像が解禁となった。

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　2人が顔を合わせるのは『マネーモンスター』（2016年）以来だが、『オーシャンズ11』（01年）、『オーシャンズ12』（04年）で訳あり夫婦役を演じたり、ジョージの監督作『コンフェッション』（02年）にジュリアが出演するなど、交友は長きにわたり信頼関係も非常に厚い。

　解禁となった映像では、そんな2人の仲の良さが伝わってくるインタビューが収められており、お気に入りのシーンについて問われるとジョージが「ヌード・シーン」と即答し、ジュリアを笑わせる。「脱いだのは彼だけ」とジュリアが言うと、ジョージは「コメディーだろ？」とおどけた様子で返答し、ジュリアが爆笑する様子も。映像内で流れる本編では、ジョージが語るヌード・シーンというものも収められている。

　夫婦生活をたった5年で終え、ひとり娘・リリー（ケイトリン・デヴァー）が
卒業旅行先のバリ島で出会ったばかりの青年と恋に落ち、スピード婚目前の娘を止めるために不仲から一転、“一時的な協定”を結び様々な方法で娘の結婚を止めるべく画策しようとするストーリー。

　美しい南国バリのロケーションを舞台に、ジョージとジュリアが息ピッタリのやり取りで「夫婦あるある」なコミカルシーンを量産。そんな元夫婦が繰り広げる騒動を軸に、恋愛と結婚、人生の選択、親子愛、親離れ／子離れなど、普遍的かつ深遠なテーマを、『マンマ・ミーア！ ヒア・ウィー・ゴー』のオル・パーカー監督が丁寧に描き込んだ。

　大人として世界に一歩踏み出そうとする子ども、それを見守る親、それぞれの胸中がユーモラスかつ誠実に扱われており、ジョージとジュリアが素敵に歳を重ね、長年はぐくんだ友情があるからこそ実現できた作品ともいえる。ジュリアも「私たちも歳を重ねたわ。そしてあつらえ向きな脚本に出会った」と言い、続けて「2人で“やろう“ってね」とコメントを寄せている。

　今月21日から北米公開がスタートした同作は、週末3日間で累計約1634万ドルを稼ぎ、週末興行ランキングで2位発進。既に公開されているヨーロッパを含むそのほか地域では48の国と地域で初登場1位を獲得し、人気と実力の健在ぶりを証明した。

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