映画監督の新海誠が25日、都内で行われた新作アニメーション映画『すずめの戸締まり』(11月11日公開)完成報告会見に登壇した。
日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめこと岩戸鈴芽の解放と成長を描く本作。公式ツイッターではすでに地震描写および、実際のものとは異なるものの「緊急地震速報を受信した際の警報音」などが登場することが注意喚起されているが、会見では、東日本大震災についても正面から描いていることに質問がおよび、新海監督は「ひとつには、今描かなければ遅くなってしまうという気持ちがありました」と説明した。
「うちの娘は2010年生まれ。彼女と話をしても震災の記憶はない。気づけば僕の観客の多くが10代で、共通言語の震災が薄くなっていって。でも、今であればまだ同じ気持ちを共有できるかもしれない、という焦りの気持ち。今なのではないか。と」と思いを明かした。
また、「2011年の3月に僕自身は東京にいたのですが、3月末に桜が咲いたことに驚いた。こんなときにも人間とは関係なく、桜は咲くんだ、どこまでも冷徹で冷酷で僕らに無関心なのに美しい。同じようにコロナ禍の桜にも感じました。こんな状況でも我々に自然は無関心。その冷徹さと鋭利な美しさをなにか映画で、エンターテインメントとしての形で映画にできないか、と、あの頃からあった。こういう形なのではないか、と作った映画が『すずめの戸締まり』。ただ、エンターテインメントとしてそれを語りたい、たくさん笑ってほしいという映画でもあります」と作品に込めたメッセージを明かした。
ヒロインの原菜乃華(19)をはじめ、SixTONESの松村北斗(27)、染谷将太(30)、伊藤沙莉(28)、花瀬琴音(20)、RADWIMPSの野田洋次郎(37)音楽担当の陣内一真(42)、新海誠監督(49)が参加した。
日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女・すずめこと岩戸鈴芽の解放と成長を描く本作。公式ツイッターではすでに地震描写および、実際のものとは異なるものの「緊急地震速報を受信した際の警報音」などが登場することが注意喚起されているが、会見では、東日本大震災についても正面から描いていることに質問がおよび、新海監督は「ひとつには、今描かなければ遅くなってしまうという気持ちがありました」と説明した。
「うちの娘は2010年生まれ。彼女と話をしても震災の記憶はない。気づけば僕の観客の多くが10代で、共通言語の震災が薄くなっていって。でも、今であればまだ同じ気持ちを共有できるかもしれない、という焦りの気持ち。今なのではないか。と」と思いを明かした。
また、「2011年の3月に僕自身は東京にいたのですが、3月末に桜が咲いたことに驚いた。こんなときにも人間とは関係なく、桜は咲くんだ、どこまでも冷徹で冷酷で僕らに無関心なのに美しい。同じようにコロナ禍の桜にも感じました。こんな状況でも我々に自然は無関心。その冷徹さと鋭利な美しさをなにか映画で、エンターテインメントとしての形で映画にできないか、と、あの頃からあった。こういう形なのではないか、と作った映画が『すずめの戸締まり』。ただ、エンターテインメントとしてそれを語りたい、たくさん笑ってほしいという映画でもあります」と作品に込めたメッセージを明かした。
ヒロインの原菜乃華(19)をはじめ、SixTONESの松村北斗(27)、染谷将太(30)、伊藤沙莉(28)、花瀬琴音(20)、RADWIMPSの野田洋次郎(37)音楽担当の陣内一真(42)、新海誠監督(49)が参加した。
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2022/10/25