作家・僧侶の瀬戸内寂聴をモデルにした主人公を俳優の寺島しのぶが演じる映画『あちらにいる鬼』(11月11日公開)より、道ならぬ恋に落ちる作家の女と男、そしてその妻の三者が初めて顔を合わせるシーンの本編映像が解禁となった。
1960年代から人気作家・瀬戸内晴美として活躍していた彼女が、出家して瀬戸内寂聴となった背景には、同業者で妻子ある井上光晴との恋があった。出会うべくして出会い、互いにのめり込んでいくふたりと、全てを承知しながら心を乱すことのない男の妻。同志にも共犯にも似た不思議な3人の関係を、光晴の長女、井上荒野が書き上げたセンセーショナルな物語を、寺島、豊川悦司、広末涼子らの出演、廣木隆一監督・荒井晴彦脚本にて映画化した。
解禁となったシーンは、出版社の講演会で知り合った長内みはる、後の寂光(寺島)と白木篤郎(豊川)。そこで白木はトランプ占いでみはるの未来を意味深な言葉で伝え、彼のミステリアスな魅力にみはるはひかれていく。次の小説の参考にしたいという口実で、みはるは白木の棲む団地を訪れるのだった。
そこで相手に妻子があることを知るみはるだが、今回解禁された映像は、白木の妻、笙子(広末)が現れる場面。ほのかな恋心をみはるが抱き始めた頃、このお互いがお互いの運命を大きく左右することになる三者が偶然出会ってしまう。「長内みはるさんだ」と白木に紹介され、小走りで笙子に近付きお辞儀をするみはるに対し、笙子は「白木の妻です」と歪な笑顔のまま返事をする。
それもそのはず、この妻はある用事を済ませてきた帰りであり、それは旦那である白木篤郎の許しがたい所業に起因するものだった――。うつむく笙子を白木は自転車の後ろに乗せ、「じゃあ頑張って」と、みはるを置いて颯爽と走り去っていく。その後ろ姿を見つめるみはるの表情が、嫉妬や羨望では無く、空虚感を醸した切ない表情であることが観る者の胸に染みる。
撮影終了後、このシーンについて寺島は、「バス停で初めて会った場面は、私がはいしゃいでいたところですよね。篤郎に団地ツアーをしてもらっていたら、奥さんがぱっと現れて、私をポンと置き去りにして、ふたり乗りの自転車で去っていく。『ああ、これが現実なんだ』ってすごく思いました」と回想。
寺島のこの発言を知って、広末はとても驚いたようだ。「みはるさんの方が素直で正直。自分の方が年下なのに、みはるさんを見た時に恋をしてキラキラした少女で、一瞬で負けた!と思いました」と語り、それはまるでみはると笙子の感情そのままに、お互いがお互いを強く意識していたことを明かしている。
1960年代から人気作家・瀬戸内晴美として活躍していた彼女が、出家して瀬戸内寂聴となった背景には、同業者で妻子ある井上光晴との恋があった。出会うべくして出会い、互いにのめり込んでいくふたりと、全てを承知しながら心を乱すことのない男の妻。同志にも共犯にも似た不思議な3人の関係を、光晴の長女、井上荒野が書き上げたセンセーショナルな物語を、寺島、豊川悦司、広末涼子らの出演、廣木隆一監督・荒井晴彦脚本にて映画化した。
そこで相手に妻子があることを知るみはるだが、今回解禁された映像は、白木の妻、笙子(広末)が現れる場面。ほのかな恋心をみはるが抱き始めた頃、このお互いがお互いの運命を大きく左右することになる三者が偶然出会ってしまう。「長内みはるさんだ」と白木に紹介され、小走りで笙子に近付きお辞儀をするみはるに対し、笙子は「白木の妻です」と歪な笑顔のまま返事をする。
それもそのはず、この妻はある用事を済ませてきた帰りであり、それは旦那である白木篤郎の許しがたい所業に起因するものだった――。うつむく笙子を白木は自転車の後ろに乗せ、「じゃあ頑張って」と、みはるを置いて颯爽と走り去っていく。その後ろ姿を見つめるみはるの表情が、嫉妬や羨望では無く、空虚感を醸した切ない表情であることが観る者の胸に染みる。
撮影終了後、このシーンについて寺島は、「バス停で初めて会った場面は、私がはいしゃいでいたところですよね。篤郎に団地ツアーをしてもらっていたら、奥さんがぱっと現れて、私をポンと置き去りにして、ふたり乗りの自転車で去っていく。『ああ、これが現実なんだ』ってすごく思いました」と回想。
寺島のこの発言を知って、広末はとても驚いたようだ。「みはるさんの方が素直で正直。自分の方が年下なのに、みはるさんを見た時に恋をしてキラキラした少女で、一瞬で負けた!と思いました」と語り、それはまるでみはると笙子の感情そのままに、お互いがお互いを強く意識していたことを明かしている。
2022/10/20