俳優の趣里（32）が、2023年度後期の連続テレビ小説『ブギウギ』（第109作）のヒロイン・花田鈴子を演じることが17日に発表され、同日行われた取材会で意気込みを語った。

【写真】その他の写真を見る

　「オーディションの募集の年齢が私の年齢までだったので、これが最後のチャンスだなと思って挑戦させていただきました」という趣里は「本当にちょっと緊張しています」と緊張気味に登場。「まさか自分にこんな日が来るとは。こんな日を迎えられるとは思っていなかったので、喜びと驚きと身の引き締まる気持ちでいます」と抜てきに笑顔を見せた。

　続けて「歌、踊り、芝居と大変になると思うのですが、けいこを重ねてこれまでのすべてをかけて全力で向き合って、感謝の気持ちを忘れずに恩返しできるように、見てくださる皆さまに、心がブギウギ、ズキズキ、ワクワクしていただける作品が届けられるように全力で頑張ります」と意気込みを語った。

　同作は、戦後の大スター・笠置シヅ子さんをモデルとしたヒロイン・鈴子の物語。鈴子が、明るい笑顔とまっすぐな心で歌手の道を突き進み日本中に元気を届ける。音楽は「東京ブギウギ」を作曲した服部良一さんの孫・服部隆之氏が担当する。

　タイトルにある『ブギウギ』とは、陽気で踊り出したくなるような音楽リズムの一種で、多くの人を明るく元気にしたいという思いを込められている。鈴子は、香川生まれの大阪育ち。銭湯の看板娘から、“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていく。大阪の華やかなステージ、生まれ故郷・香川への思い、そして夢を追いかけ東京へ。さまざまな舞台が作品を彩り、今作は「これまでの朝ドラにはないほどの歌と踊り」が出てくる。