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映画『プリンセス・ダイアナ』正々堂々マスコミに立ち向かった伝説のスピーチ

 9月28日は、「プライバシーデ―」。日本で初めてプライバシーが争点となった裁判が行われ、プライバシー侵害を認められた日にちなんで制定された。これにあわせて、ドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』(9月30日公開)より、プライバシーなど無いも同然だったダイアナが、正々堂々とマスコミに立ち向かった伝説のスピーチシーンの映像が公開された。

ドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』(9月30日公開)(C)Parkerphotography  Alamy Stock Photo

ドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』(9月30日公開)(C)Parkerphotography Alamy Stock Photo

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 ダイアナ元妃が事故で亡くなってから今年で25年。同映画は、1981年にチャールズ皇太子と婚約する数週間前から、世界中が悲しみに暮れた突然の死までの16年間にダイアナを映したニュース番組の映像やホームビデオなど、あらゆるアーカイブ映像をつなぎ合わせ、19歳から36歳で亡くなるまでの半生を映し出したもの。

 この映画が作れるほどに、彼女を映した映像が存在することからも、ダイアナにはほぼプライバシーなどなかったと言っても過言ではないほど、365日24時間、外にいても家にいてもマスコミに付け狙われていたことがわかる。そんなマスコミに勇気をもって立ち向かったのがダイアナだった。自己の幸せを確立しようと正々堂々と戦った。

 解禁となった映像は、1993年チャリティーイベントに参加したダイアナのスピーチ。黒いスーツに身を包んだダイアナは「12年前、公人としての生活が始まった時、行動に関心を持たれることは覚悟していました。しかし、ここまで過度の注目は予想外でした」と慎重に話しはじめ、「今予定されている公務を終えた後は、公人としての生活を縮小していくつもりです」と、これまでとは異なる方法で公務を果たしていくことを宣言する。

 私的な時間を増やしたいと語り、「今後も2人の息子を何より優先させることは変わりません」と母親としての発言も。スピーチの最後には“愛の人”と呼ばれる彼女らしく、「人生における最もつらかった時期も、皆さんの愛と思いやりが私を支えてくれました。そのことを心から感謝しています」とわずかな微笑みを見せ、大衆に大きな感謝を伝えて締めくくっている。

 このスピーチの前年にチャールズ皇太子(当時)との別居を発表していたダイアナ。夫婦の不仲報道がさらに過熱する中、この頃すでに離婚を決意し王室を離れる覚悟を持っていたという彼女は臆せず公務縮小の声明を出し、一人の人間として、そして息子たちのプライバシーを守ることを第一に選んだ。彼女の勇気ある選択はマスコミや世間からどのように捉えられたのか。結果として残された映像で知る稀代のプリンセスの姿から何を感じるのか、鑑賞者にゆだねられている。

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