レコードデビューしてから今年で60周年を迎える世界的ロックバンド、ザ・ビートルズ。彼らが来日して、日本武道館で公演したのは1966年(6月30日、7月1日)。その約1年半の68年2月、メンバー全員で訪れたのはインドだった。リシケーシュの超越瞑想運動の創始者マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーのアシュラム(僧院)に滞在していたビートルズと偶然出会った青年が、当時を振り返るドキュメンタリー『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』が、今月23日より公開される。
のちに映像作家となったカナダ人のポール・サルツマン。彼も失恋の心の傷をいやすために訪れたインドの僧院で、まさかのビートルズのメンバーと出会う。その時、持参していたカメラで撮っていたビートルズの写真の中から、当時ピントを合わせるのが難しかった手動カメラで撮ったジョン・レノンの奇跡の一枚が初解禁となった。
ドンピシャのピントでジョンの素顔をとらえており、まさに奇跡のショット。さらに、マーティンD-28ギターを弾くジョン、ポールらとリラックスした雰囲気でセッションする姿もある。
失恋で傷心した青年サルツマンに、ジョン・レノソは「愛とは時には酷なものだね。だが、いいかい、愛がすばらしいのは、必ず次のチャンスがあるところさ」と、励ましてくれたそう。この時は何も分からなかったが、既にこの時期にジョンはオノ・ヨーコと出会っていた(2人は69年3月20日に結婚)。
ジョン・レノン(1968年に撮影)=ドキュメンタリー『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』9月23日より全国順次公開 (C) B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved
のちに映像作家となったカナダ人のポール・サルツマン。彼も失恋の心の傷をいやすために訪れたインドの僧院で、まさかのビートルズのメンバーと出会う。その時、持参していたカメラで撮っていたビートルズの写真の中から、当時ピントを合わせるのが難しかった手動カメラで撮ったジョン・レノンの奇跡の一枚が初解禁となった。
ドンピシャのピントでジョンの素顔をとらえており、まさに奇跡のショット。さらに、マーティンD-28ギターを弾くジョン、ポールらとリラックスした雰囲気でセッションする姿もある。
オノ・ヨーコ、ジョン・レノン=ドキュメンタリー『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』9月23日より全国順次公開 (C) B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved
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- 1. ザ・ビートルズとインドで過ごした8日間、記憶を呼び覚ますドキュメンタリー
- 2. インド滞在中のザ・ビートルズ、ジョンとポールの2ショットなど貴重な写真を公開
- 3. ザ・ビートルズのほかにも…インドの僧院にいたセレブたち
- 4. ジョン・レノン、奇跡の一枚 手動カメラでピントぴったり
- 5. ジョンの名曲で歌われた“バンガロウ・ビル”は実在した 本人登場の本編映像解禁
- 6. ザ・ビートルズとインドで一緒にいた男、ポール・サルツマン監督インタビュー
- 7. インドでくつろいだ表情を見せるビートルズに注目 ドキュメンタリー映画が公開
- 8. インド滞在中のビートルズに会うことを許された唯一のジャーナリスト、マイペースなポールを回想

2022/09/16