俳優の岡田准一が13日、都内で行われた映画『ヘルドッグス』公開直前サプライズイベントに、共演のお笑いコンビ・はんにゃの金田哲とともに登壇した。役柄で金田と対峙した岡田は「僕が触ってないのに、金田さんは後ろに飛んでいった」と撮影時のエピソードを回想した。

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　原田眞人監督による同作は、腕っぷしひとつで関東最大のヤクザ組織「東鞘会」に潜入し、のし上がる元警官・兼高昭吾（岡田）と、心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない制御不能な存在である室岡秀喜（坂口健太郎）がバディを組み、最強の“狂犬コンビ”として猛スピードで組織を上り詰めていくというストーリー。

　狂犬コンビが属する東鞘会の三次団体、三神組のボスである三神國也（みかみ・くにや）を演じた金田は、アクションシーンで岡田と対峙したが「超怖いんです、役に入ってる時の岡田さんて。対峙するだけで…。普通の人だったら目があっただけで気を失ってしまう」と震え上がった。

　さらに岡田が「僕が触ってないのに、金田さんは後ろに飛んでいった」と振り返ると、「僕は覚えてないんですけど…武術がすごいので、達人の域。岡田さんに触れようとしたら、岡田さんの目がカッと開いて僕5メートルくらい後ろに飛びました。もう、覇気を使い始めました。アクションとかじゃない、覇王色の覇気。ロッカーにドーンッてなってました。気づいたら午前中が終わってた」と興奮気味に振り返った。

　岡田が「出ちゃったんですかね？本当に触ってないんです。最後に（金田に）寄っていくシーンなんですけど、急にドーンッて飛んでった」と振り返ると、金田は「ジークンドーとかカリではない、新たな違うものを会得してるんです」と力説。「役作りに入りすぎたんですかね？」と首をかしげる岡田に、金田は「音響さんも、岡田さんのシーンで気を失ってる。それくらいの域」と圧倒されたよう。岡田は「『ONE PIECE』？同じ（配給が）東映ですからね」と“覇気”つながりに納得していた。

　このほか坂口、MIYAVI、吉原光夫も参加した。