俳優・小宮璃央と井上想良が、MBSテレビほかで10月スタートするドラマ『永遠の昨日』にW主演することが発表された。ファンからレジェンドとも評される“泣けるBL小説”の映像化で、旬な若手2人が高校生役を演じる。制服シャツ姿で密着し、バックハグする姿が公開された。

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　MBSのドラマシャワー枠×KADOKAWAのBLドラマレーベル・トゥンクによるコラボ企画第4弾で、榎田尤利氏による感涙必死のBL小説『永遠の昨日』のドラマ化が決定した。高校の同級生、浩一と満が心を通わせ、生と性を見つめて懸命に“生きた”姿が、「頭が痛くなるほど泣いた」「泣きながら読んだBL小説は後にも先にもこれだけ」などと絶賛されてきた作品で、今年、エピローグが加えられた新装版も発売された。

　陽気なクラスの人気者で、突然不運な交通事故に遭ってしまう山田浩一役を、小宮が演じる。特撮ドラマ『魔進戦隊キラメイジャー』の主人公・熱田充瑠／キラメイレッド役で脚光を浴び、今作と同じドラマシャワー枠『高良くんと天城くん』でも好演中。俳優人生で初めて髪を黒い短髪にし、全く雰囲気の異なる浩一になりきる。

　小宮は、原作を読んで「涙があふれました」と撮影に臨み、「浩一役にリアリティーを持たせられるようにリハーサルを重ねて自分自身とも向き合いました。作品の完成が今からすごく楽しみです！」と期待いっぱい。井上との共演については「満と浩一のような信頼関係を築くことができました。それがお芝居を通して皆さんにも伝わるとうれしいです」と自信を見せる。

　対して、秀才で人付き合いが苦手な青海満役には、井上想が扮する。井上は、ドラマ『ファーストラブ』や、人気恋愛リアリティー番組『恋とオオカミには騙されない』などで注目を集め、『明日、私は誰かのカノジョ』で演じた人気キャラクターも話題になった。今作で連ドラ初主演を果たす。

　井上も原作に感涙し、「主演が決まった時は『うれしさ4割・不安6割』でした」と明かす。笑顔で撮影を終えて「初めての連続ドラマの主演作がこの作品で良かったと心から思っています」と満足げ。今作と同時期に、映画『線は、僕を描く』（10月21日公開）や、連ドラ『合コンに行ったら女がいなかった話』（10月スタート）も控える。

　映画『ぼんとリンちゃん』や『殺さない彼と死なない彼女』をはじめ、最新作『恋は光』がロングラン上映中の小林啓一監督がメガホンをとり、脚本も手掛けた。原作の榎田氏も撮影現場も見学し、納得の仕上がりとなっている。

　MBSテレビで10月20日より毎週木曜の深夜1時20分に放送（初回は深夜1時29分）。関東エリアでは、テレビ神奈川、群馬テレビ、とちテレ、テレ玉、チバテレで放送される。TVer、MBS 動画イズム、GYAO!で見逃し配信も実施される。全8話。

■小宮璃央　コメント
山田浩一役を演じさせていただく小宮璃央です！原作を読みページをめくるうちに浩一と満の心情が細やかに描き出され涙があふれました。小林監督と初めてご一緒させていただき、浩一役にリアリティーを持たせられるようにリハーサルを重ねて自分自身とも向き合いました。作品の完成が今からすごく楽しみです！撮影現場では満役の井上さんにもたくさんのことを教えていただき、満と浩一のような信頼関係を築くことができました。それがお芝居を通して皆さんにも伝わるとうれしいです。『永遠の昨日』放送をどうぞお楽しみに！

■井上想良　コメント
この度、青海満役を演じさせていただきました。最初に小説を読んだとき、ものすごく無垢（むく）で綺麗で、自然と涙があふれました。満と浩一、2人だけが共感できる心の痛みや喜びを自分なりに必死に描きました。
主演が決まった時は「うれしさ4割・不安6割」でした。クランクインからオールアップまで通して現場にいられたことに喜びを感じましたが、主演という立場に責任感を持ったので不安もありました。そんな中で現場の空気作りなどを自分なりに頑張って、楽しく笑顔で撮影を終えることができました。
今作の監督・脚本の小林監督だったからこそ作れたこの世界が僕は大好きです。初めての連続ドラマの主演作がこの作品で良かったと心から思っています。たくさんの方に、この切なくも温かい青春物語をお届けすることができれば幸いです。