イタリアで開催中の「第79回べネチア国際映画祭」コンペティション部門に正式出品された深田晃司監督の最新にして9本目の長編映画『LOVE LIFE』(9月9日公開)の公式上映(ワールドプレミア)が現地時間5日に行われ、公式上映前のレッドカーペットに主演の木村文乃、共演の砂田アトム、深田監督が登場した。木村のドレス、アクセサリー、靴はすべて「GUCCI」。砂田は黒柳徹子からプレゼントされた特注の袴で目を引いた。
数々の海外映画祭に自作が出品されてきた深田監督にとって、べネチアは初めて。本作は、ミュージシャン・矢野顕子が1991年にニューヨーク移住後に発表した初のアルバム『LOVE LIFE』に収録された同名楽曲をモチーフに、「愛」と「人生」に向き合う夫婦の物語を構想期間18年の時を経て完成させた。
公式記者会見で深田監督は「矢野顕子さんの楽曲を聴いて、映画にしたいという思いを抱き、ずっと脚本を書いていたんですけど、コロナの時代が来て、『ソーシャルディスタンス』ということが言われるようになり、人と人が簡単に会えない時代になってしまいました。国と国の行き来もできにくくなった。そんな中で楽曲の『離れていても愛することができる』という歌詞がまた新たな意味を持ったことと思います。そして、この映画は、気がつけば、今作られるべき映画になったと思いますし、皆さまに届けるべき映画になったと思っております」と自信をみせた。
劇中で手話を披露する木村は「私自身、手話を学んだのは初めてでした。その中で、手話と向き合えば向き合うほど、手話というのは、ただの手の動作やしぐさではなくて、イタリア語や英語と同じように、一つの言語であるということを学ぶことが出来ました」と話していた。
最優秀作品賞に相当する「金獅子賞」を競うコンペティション部門に出品された本作は、公式上映後には、満席の会場より大きな拍手が沸き起こっていた。
コンペティション部門の金獅子賞、銀獅子賞(最優秀監督賞/審査員大賞)、審査員特別賞、最優秀男優賞&女優賞、マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人俳優賞)、最優秀脚本賞などの授賞式は、現地時間10日午後7時(日本時間11日午前2時)に開催予定。金獅子賞の受賞となれば、1997年の北野武監督の『HANA-BI』以来、25年ぶりとなる。
数々の海外映画祭に自作が出品されてきた深田監督にとって、べネチアは初めて。本作は、ミュージシャン・矢野顕子が1991年にニューヨーク移住後に発表した初のアルバム『LOVE LIFE』に収録された同名楽曲をモチーフに、「愛」と「人生」に向き合う夫婦の物語を構想期間18年の時を経て完成させた。
公式記者会見で深田監督は「矢野顕子さんの楽曲を聴いて、映画にしたいという思いを抱き、ずっと脚本を書いていたんですけど、コロナの時代が来て、『ソーシャルディスタンス』ということが言われるようになり、人と人が簡単に会えない時代になってしまいました。国と国の行き来もできにくくなった。そんな中で楽曲の『離れていても愛することができる』という歌詞がまた新たな意味を持ったことと思います。そして、この映画は、気がつけば、今作られるべき映画になったと思いますし、皆さまに届けるべき映画になったと思っております」と自信をみせた。
劇中で手話を披露する木村は「私自身、手話を学んだのは初めてでした。その中で、手話と向き合えば向き合うほど、手話というのは、ただの手の動作やしぐさではなくて、イタリア語や英語と同じように、一つの言語であるということを学ぶことが出来ました」と話していた。
最優秀作品賞に相当する「金獅子賞」を競うコンペティション部門に出品された本作は、公式上映後には、満席の会場より大きな拍手が沸き起こっていた。
コンペティション部門の金獅子賞、銀獅子賞(最優秀監督賞/審査員大賞)、審査員特別賞、最優秀男優賞&女優賞、マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人俳優賞)、最優秀脚本賞などの授賞式は、現地時間10日午後7時(日本時間11日午前2時)に開催予定。金獅子賞の受賞となれば、1997年の北野武監督の『HANA-BI』以来、25年ぶりとなる。
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2022/09/07