俳優・永野芽郁が主演を務める、TBS系火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』（7月スタート　毎週火曜　後10：00）。佐奈（永野）が高校時代から憧れている存在であり、佐奈が起業するきっかけを作った大手通信会社「サイバーモバイル」のCEO・羽田早智を演じる広末涼子が共演秘話などを語ってくれた。

【写真】その他の写真を見る

　脚本家・大北はるか氏による完全オリジナルストーリーで、教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」の若きCEO・成川佐奈（永野）らの奮闘と恋を描く。ある日突然、会社の雰囲気とはまったく異なるおじさんサラリーマンが部下として転職してきて、巻き起こる大人の青春ドラマ。

　広末が演じる早智は、アパレルの店舗スタッフから一念発起して起業し、CEOとしてファッションECサイトを立ち上げ成功させたユニコーン企業の先駆け的存在。その手腕を買われ、大手通信会社「サイバーモバイル」のCEOに就任した。早智に憧れ、大学で早智の特別講義に潜り込んだ佐奈のことを印象的に覚えており、起業した佐奈の動向も気に掛けている。

　物語も終盤に差し掛かり、改めて作品の魅力を問われた広末は「お仕事ドラマだけれども、若い世代のポップでキラキラした雰囲気もあり、ビジネスだけじゃなくファッションや夢見る気持ちを後押ししてくれる、すてきな脚本だなと思いました」と語る。

　そんな撮影のなかで永野の座長ぶりには舌を巻いたという。「恋愛だけじゃなくスタートアップ企業のCEOといういろんな意味で負担の大きい役を一手に担って、佐奈と重なるような一生懸命さ、頑張りみたいなものが現場でも常に見えてみました。すごいなと思いました」とリスペクトのまなざしを向ける。

　撮影合間には、永野へ激励の手紙を送ったといい「とにかく大変そうだったのでちょっとでも相談に乗ったり、気持ちが安らげるように。そう思うくらいすごく頑張っていて、とてもすてきでした」と笑顔で話した。

　早智はビジネスマンとして活躍する一方で、プライベートではシングルマザーという役どころ。寺島しのぶの長男・寺嶋眞秀が小学生の息子・玲央役で“連ドラデビュー”を飾っている。

　眞秀の演技について「自然体で等身大の男の子。ナチュラルでとってもよかった」と目を細めた広末は「眞秀くんは『最初は緊張していたけど…』と話していたけど、そんなこと垣間見えないくらい馴染んでいました。映像のお仕事は初めてとお聞きしたけど、やっぱり肝っ玉が違うなと。全然危なっかしくなく、安心して見ていられました」と“息子”を絶賛していた。