俳優・坂口健太郎と杏がW主演を務めるフジテレビ月9ドラマ『競争の番人』（毎週月曜　後9：00）の第8話（29日放送）ゲストとして、高橋努、遠藤久美子、今井悠貴の出演が発表された。

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　公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”を舞台に、天才で理屈っぽい小勝負（坂口）と実直で感情な白熊（杏）が、企業の隠された事実をあぶり出していくストーリー。第8話で、高橋は小勝負の父・小勝負誠（こしょうぶ・まこと）、遠藤は小勝負の母・小勝負朋子（こしょうぶ・ともこ）として登場する。また、今井は公取・四国支所職員の三島徹（みしま・とおる）を演じる。

　物語はいよいよ最終章に突入し、今までダイロクで一筋縄ではいかない案件を、予想だにしない着眼点や発想で解決してきた小勝負の過去が明らかになる。その過去を唯一知る第六審査長の本庄聡子（寺島しのぶ）の謎もひもとかれる。

　15年前、公取・四国支所にいた本庄は、後輩の三島と道路改良工事の談合疑惑を調査する中で、大手ゼネコンの「ラクター建設」が中心となって談合を取り仕切っているとにらみ、調査を始めた。さらに「ラクター建設」の取引先として、誠と朋子が営む社員14名の小さな「小勝負建設」という会社に目をつけた…。

　ドラマ・映画への出演が相次ぐ高橋は、フジテレビ月9枠への出演は『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』（2018年）以来で4年ぶり。また遠藤は、カンテレや東海テレビ作品をのぞき、フジテレビ制作の連続ドラマ出演は今回がキャリア初となる。3歳で子役デビューした今井は、すでに芸歴20年で、月9枠には『ミステリと言う勿れ』（2022年）第7話に出演したばかり。それぞれドラマ最終章に向けた重要キャラクターとして登場する。

■高橋努　コメント
「公正取引委員会。あまり身近に感じたことがなく不安でしたが、脚本を読むと、とても面白い。一気に引き込まれました。坂口健太郎演じる小勝負勉の少年時代に出演させていただきました。小勝負の過去が明かされる大事なシーンの連続だったので、野田監督と密にコミュニケーションをとらせてもらい、1カット1カット丁寧に撮っていただきました。真面目に仕事しても上手くいかない葛藤（かっとう）、間違った方向へ巻き込まれる模様、自分の正義が通用しないなど、ある社会の裏側を実感する役でした。ニュースでしか見ない出来事を体感しました。非常に苦しかった。小勝負の過去にこんなことがあるなんて…。ぜひご覧くださいませ」

■遠藤久美子　コメント
「少年時代の小勝負勉の母親役だと聞いて、台本を読ませていただきました。子どもにとって家族は、その後の人生を変えてしまうほど、多大な影響を与え、少年時代に起きたあることがきっかけで、今につながっている。読み終えたあとは、とても心が苦しくなりました。でも、当時の母親を演じるにあたっては、仲間を大切に、家族を愛し、主人と共に、息子の成長や幸せを心から願う母親でありたいと思いながら演じさせていただきました。壊れたあの日々から正義を取り返して、未来の力となりますように」

■今井悠貴　コメント
「スーツを着てお芝居をする経験は今回が初めてでした。小さい頃から“はたらく大人”の役に憧れてきましたが、公正取引委員会の職員という、最高に渋くてカッコいいお仕事が僕のはじめてになるとは思ってもいませんでした。立入検査のシーンなんてまさしく、“大人の仕事！”という感じでしびれました。僕の演じる三島は、気がついたらいつの間にかそばにいる、パーソナルスペース狭めの本庄さんの後輩です。四国支所の楽しい仲間と送る、ちょっと緩い空気感を楽しんでいただければ幸いです」