フジテレビでは20日に『タイプライターズ〜物書きの世界〜』を放送(前10:25 ※関東ローカル/FOD、TVerにて見逃し配信あり)。MCは加藤シゲアキ(NEWS)が務め、進行は宮司愛海アナが担当するが、今回は“芸能人ゲスト”に斉藤壮馬が登場し、斉藤が愛してやまないという小説家・恒川光太郎もテレビ初出演を果たす。 読書家である両親や祖父母の影響で、実家には本があふれていたという斉藤は、多いときには月20冊くらい読むほど。まさに声優界きっての読書家だ。そんな斉藤が愛してやまない作家として紹介するのは、小説家・恒川光太郎だ。 恒川は2005年に『夜市』で第12回日本ホラー小説大賞を受賞し、小説家デビュー。1作目にして、第134回「直木賞」にもノミネートされ、瞬く間に注目を集め、才能を開花させる。ホラーとファンタジーをベースにした唯一無二の作風で、熱烈な読者と絶大な支持を得て、その後も数々の名作を世に送り出してきた。 そんな恒川作品の中で斉藤が特にオススメの一冊としてあげたのは、『夜市』。「最初の1ページ目で好き、と思った。恒川さんの作品は冒頭から引き込まれる」と熱く語る。そんな一瞬で引き込まれたという『夜市』の冒頭を斉藤が朗読する。さらに、斉藤がセレクトした物語の重要なある場面を斉藤と、加藤も一緒に恒川の前で朗読することに…。2人の朗読を聞いた恒川は「感激しました」と大絶賛する。 番組では、加藤の作家活動10周年を記念して特別企画を実施。盟友・中村文則や羽田圭介をゲストに迎え、加藤のこれまでの作家生活の軌跡を振り返る。2012年、作家デビューとなった『ピンクとグレー』では、累計発行部数45万部突破。その後も、ドラマ化もされた『傘をもたない蟻たちは』や、第164回「直木賞」と第18回「本屋大賞」にもノミネートもされた『オルタネート』など、数々の作品を手がけてきた。 今年10年という節目を迎え、執筆を始めたきっかけについて聞かれると、「“文化人”って呼ばれたかった(笑)。小さい頃から小説家の憧れはあったし…」と素直な気持ちを明かす。さらに加藤が「僕の生きてきた10年間の生き様で、学んできたことを形にした」と熱く語った最新作についても紹介する。
2022/08/19
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