世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を、命綱もつけず、たった独りで登る無謀なフリーソロという登山スタイルを貫いた、マーク・アンドレ・ルクレールのドキュメンタリー映画『アルピニスト』(公開中)のトークショー付き上映が18日、東京・シネマート新宿で行われ、プロフリークライマーの平山ユージ氏が登壇。自身の経験を交えながら、世界のトップクライマー視点で同映画の魅力を語った。
世界一美しいと評されるクライミングスタイルで、「世界のヒラヤマ」と称される、平山氏。昨年開催された「東京オリンピック2020」で「スポーツクライミング」が公式種目として追加されたことで近年、クライミングという競技やクライマーへの注目は高まるばかりだ。
まず、映画をどう観たのか、という質問からトークはスタート。平山氏は「最初は、マークのことを知らなかったのですが、彼の登り方を見て、明らかに動きに無駄がなくて、本当にほれぼれするようなクライミングをしていた。僕の目から見てもそのあたりがすごいなと思いましたね。そしてクライミングに対しても、彼は完全に純粋な気持ちでクライミングに向き合っていたし、それは最初から最後まで変わらなかった。それが心を打ったポイントでした」と感銘を受けた様子でコメント。
平山氏は「クライミングの仲間たちに対する若干の競争意識というのはありながらも、お互いにリスペクトしあっている。お前が(世界記録に向けて)頑張るなら。俺も頑張ろう、というような。互いにエネルギーをもらいあっているようなところが強くあるかなと思っています」と明かし、クライミングに対して愛情と純粋さをもっとも体現しているのが、映画の主人公、マーク・アンドレ・ルクレールなのだ、という話で盛り上がった。
本作に出演するトップクライマー、アレックス・オノルドは「自分はクライミングの記録に興味があるが、マークはスピリチュアルなレベルで、ただ山の中にいることを楽しんでいる。それがうらやましい」と言っているが、その意見に平山氏も「それは本当によくわかります」と共感している様子で、「本当に純粋ですよね。自然の中で、夜空を見上げながら『いいな』と。きっとマークは、そういう感じで登っているんでしょうね。オーロラを見たりとか。もちろんやっていることは半端ないことなんですけど、あの純粋さは本当にうらやましい」としみじみコメント。
「それとお母さんがすばらしいんですよね」と感心したように付け加えた平山氏は、「マークに一般的な9時5時の仕事が務めらないようだったら、クライミングをやったらいいと導いてくれた。そういう環境があったからこそ、さらに上にいくことができたということもあると思います。人それぞれにいろんな背景があって。その中から、自分なりの選択をしながら生きていると思うんですが、マークもそういったものの中から、自分に合った選択をして生きていくことができた。それは本当にうらやましいこと」とマークの生きざまにあこがれの目線を送るひと幕もあった。
現在スペインとノルウェーなど、海外の岩場でのクライミングを通してプロ・フリークライマーの平山氏に迫るドキュメンタリー映画の撮影が進行中であることを自ら明かし、『アルピニスト』の撮影チームメンバーのブレット・ローウェルが共同監督を務めているという。平山氏は「今、撮っていただいてるものがいずれ皆さんの前に、カッコいいユージとして出てくるハズなんで。期待していてください」と笑いながらメッセージを送っていた。
世界一美しいと評されるクライミングスタイルで、「世界のヒラヤマ」と称される、平山氏。昨年開催された「東京オリンピック2020」で「スポーツクライミング」が公式種目として追加されたことで近年、クライミングという競技やクライマーへの注目は高まるばかりだ。
まず、映画をどう観たのか、という質問からトークはスタート。平山氏は「最初は、マークのことを知らなかったのですが、彼の登り方を見て、明らかに動きに無駄がなくて、本当にほれぼれするようなクライミングをしていた。僕の目から見てもそのあたりがすごいなと思いましたね。そしてクライミングに対しても、彼は完全に純粋な気持ちでクライミングに向き合っていたし、それは最初から最後まで変わらなかった。それが心を打ったポイントでした」と感銘を受けた様子でコメント。
平山氏は「クライミングの仲間たちに対する若干の競争意識というのはありながらも、お互いにリスペクトしあっている。お前が(世界記録に向けて)頑張るなら。俺も頑張ろう、というような。互いにエネルギーをもらいあっているようなところが強くあるかなと思っています」と明かし、クライミングに対して愛情と純粋さをもっとも体現しているのが、映画の主人公、マーク・アンドレ・ルクレールなのだ、という話で盛り上がった。
本作に出演するトップクライマー、アレックス・オノルドは「自分はクライミングの記録に興味があるが、マークはスピリチュアルなレベルで、ただ山の中にいることを楽しんでいる。それがうらやましい」と言っているが、その意見に平山氏も「それは本当によくわかります」と共感している様子で、「本当に純粋ですよね。自然の中で、夜空を見上げながら『いいな』と。きっとマークは、そういう感じで登っているんでしょうね。オーロラを見たりとか。もちろんやっていることは半端ないことなんですけど、あの純粋さは本当にうらやましい」としみじみコメント。
現在スペインとノルウェーなど、海外の岩場でのクライミングを通してプロ・フリークライマーの平山氏に迫るドキュメンタリー映画の撮影が進行中であることを自ら明かし、『アルピニスト』の撮影チームメンバーのブレット・ローウェルが共同監督を務めているという。平山氏は「今、撮っていただいてるものがいずれ皆さんの前に、カッコいいユージとして出てくるハズなんで。期待していてください」と笑いながらメッセージを送っていた。
2022/07/19