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富野由悠季監督、80歳でも創作活動へ意欲みなぎる インタビューで“穏やかな死”願望も「うそです」

 富野由悠季監督(80)が17日、都内で行われた劇場版『Gのレコンギスタ』第4部「激闘に叫ぶ愛」、第5部「死線を越えて」の完成披露上映会に出席した。

劇場版『Gのレコンギスタ』第4部「激闘に叫ぶ愛」、第5部「死線を越えて」の完成披露上映会に登壇した(左から)富野由悠季監督、高垣彩陽、寿美菜子、石井マーク、嶋村侑、佐藤拓也、逢坂良太

劇場版『Gのレコンギスタ』第4部「激闘に叫ぶ愛」、第5部「死線を越えて」の完成披露上映会に登壇した(左から)富野由悠季監督、高垣彩陽、寿美菜子、石井マーク、嶋村侑、佐藤拓也、逢坂良太

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 テレビシリーズ放送開始から8年、劇場版第1部から3年。ようやく劇場版5部作が完成した。声優陣が、テレビシリーズ『ガンダム Gのレコンギスタ』と劇場版『Gのレコンギスタ』との違いを熱くトーク。富野監督は「話を伺って、とってもうれしいのは、全部ほめられてると思って。うぬぼれてます」と笑顔を見せた。

 『ガンダム Gのレコンギスタ』は、2014年に富野由悠季総監督が「ガンダム」のテレビアニメシリーズとして、『∀ガンダム』以来15年ぶりに手がけた作品だった。めでたく劇場版まで完成したことで、期待するのは次回作となる。その話題で水を向けられた富野監督は「取材でも、いちいち同じように答えるつもり。基本的な言い方をすれば『80歳のおじいちゃんに何を要求するんだ。私を穏やかに死なせてください、ということをお願いしています』と。なので何も考えてません」ときっぱり言い切った直後に、間髪入れずに「というのは、ほとんどうそです」と富野節で撤回。会場は万雷の拍手で、富野監督も、いたずらっぽく笑っていた。

 最後に富野監督は「今後のこともありますので、うそでも応援していただけるとうれしく思います。今後とも、どうぞよろしくお願いします」と呼びかけていた。

 上映会には、ベルリ・ゼナム役の石井マーク、アイーダ・スルガン役の嶋村侑、ノレド・ナグ役の寿美菜子、マスク役の佐藤拓也、クリム・ニック役の逢坂良太、マニィ・アンバサダ/ノベル役の高垣彩陽も参加した。

 7月22日から『劇場版「GのレコンギスタIV」激闘に叫ぶ愛』、8月5日から『劇場版「GのレコンギスタV」死線を越えて』が公開される。テレビシリーズの素材をベースに、ハイクオリティ化を図る形で進められてきた劇場映画化だが、第4部と第5部では、完全新規カットの量が大幅にアップ。その結果、物語自体もテレビシリーズをアップデートした形へと進化した。富野由悠季総監督が新たに目指す、劇場版『Gのレコンギスタ』の最終局面が描かれる。

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