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水谷豊×岸部一徳×檀れい、時代劇『無用庵』第6弾 9・20放送決定

 俳優の水谷豊岸部一徳檀れいの共演による4K時代劇スペシャル『無用庵隠居修行6』が、BS朝日で9月20日(後8:00〜9:54)に放送される。昨年放送の前回で夫婦となった半兵衛(水谷)と奈津(檀)が、勝谷(岸部)との関係性も新たにコミカルなやりとりを披露しつつ、江戸の庶民を苦しめる巨悪に立ち向かう。

水谷豊(中央)、岸部一徳(左)、檀れい(右)でおなじみ4K時代劇スペシャル『無用庵隠居修行6』BS朝日で9月20日放送

水谷豊(中央)、岸部一徳(左)、檀れい(右)でおなじみ4K時代劇スペシャル『無用庵隠居修行6』BS朝日で9月20日放送

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 水谷は「武家社会と庶民の生活、この2つを必ず毎回描いていること。そして、権力を正しく使おうとする者と、権力を悪用する者が必ず出てくるんです。これらのバランスが絶妙だと思います」と、シリーズへの愛着を語っている。

 直木賞作家・海老沢泰久氏の短編時代小説「無用庵隠居修行」が原作。隠居した武士の何気ない日常から、次第に幕府と江戸を巻き込んだ巨悪が暴かれていくサスペンスフルなストーリーを、3人のコミカルで軽快なやりとりを挟みつつ描く、痛快エンタメ時代劇シリーズ。

 2017年に初放送、以降年に1回放送され、第6弾となる今回は、半兵衛の息子で書院番士の日向新太郎(田中偉登)が、吉原で御家人を斬りつけた罪で切腹を命じられてしまう。頑なに沈黙を守る新太郎のえん罪を晴らすべく、半兵衛はもちろん勝谷、そして、奈津も奔走するが…。「無用庵」シリーズ史上最大の危機に、半兵衛は息子のために土下座? 温厚な勝谷がブチ切れ? そして奈津は吉原で遊女に? これまでには見られなかった意外な一面にも注目。はたして公儀が下した沙汰を覆すことができるのか?

水谷豊(中央)、岸部一徳(左)、檀れい(右)でおなじみ4K時代劇スペシャル『無用庵隠居修行6』BS朝日で9月20日放送

水谷豊(中央)、岸部一徳(左)、檀れい(右)でおなじみ4K時代劇スペシャル『無用庵隠居修行6』BS朝日で9月20日放送

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 出演は、水谷、岸部、檀のほか、半兵衛の悪行退治に力を貸す元御庭番衆・藤兵衛に田山涼成、半兵衛の奈津以外に気になる女性・料亭女将のお咲に中山忍、半兵衛の息子・新太郎の妻・おふみに松風理咲、奈津の父・松田清四郎に橋爪淳、その妻・郁に市毛良枝、半兵衛の理解者でもある火付盗賊改・長谷川平蔵に榎木孝明、半兵衛を高く評価している老中・松平定信に杉本哲太など、レギュラーキャストが今回も集結。過去5作で安定した語りを披露した夏木マリのナレーションも続投。

 今回のゲストとして温水洋一矢野聖人柳ゆり菜小川菜摘黒川智花山口良一、冨家規政、永井大らが出演。コミカルで善人なイメージの温水が悪役に挑戦、さらに吉原の遊女を演じる柳、小川、図らずも悪の片棒を担ぐ用人役の永井の演技にも注目だ。

 さらに今回の見どころとして、水谷は「念願の温泉旅行」を挙げ、半兵衛と奈津の夫婦水入らずかと思いきや、「がなぜか家族みーんな来ていたんですね(笑)。がっかりしましたね。それにしても本当によくまぁこうやって面白おかしく作ってくれるなと思って。役者として、やりたくてなかなかやれないのがちょっとしたコメディ、ちょっとしたユーモアを表現するということ。でも、今回それができたというのは役者冥利に尽きるなと思いました。そういうシーンが今回はたくさんありました」と手応えを語っている。

■1年ぶりの撮影についてのコメント

日向半兵衛(水谷豊)

日向半兵衛(水谷豊)

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【水谷豊】昇進しか頭にない人たちばかりの社会がいやになった半兵衛が隠居修行を始めるドラマですが、欲を捨てたいと思いながら捨てきれない。そんな悩ましい気持ちを今回もまた存分に発揮しましたね(笑)。それは楽しかったです。おそらくそんな半兵衛と同じ気持ちを抱えてらっしゃる方は多いのではないでしょうか。今回も半兵衛がまた健在でした。

 シリーズが始まったときに(吉川一義)監督がいくら侍でも家の中ではそんなにきちっとしゃべっていないだろうし、だらしない座り方をしているときもあったんじゃないか、とおっしゃったんですが、それが演じる我々にはヒントになったんです。3人の会話劇がとても面白くなったのは、そういうところからだったんですね。それを続けているうちにだんだん3人の世界ができ上がりましたが、今回は半兵衛が土下座をしようとしたら勝谷が止めて、本当に半兵衛が困ったときに奈津は吉原に乗り込んで…と。普段は面白おかしくやっている3人ですが、心の底には愛があるんだなと、2人の愛情を感じましたね。

 ただ、岸部一徳さんに僕が上から目線でものを言うなどということは、プライベートでは絶対にないわけです(笑)。だからこのドラマでやりたい放題やろうと思ったんですけど、気がつくと勝谷にコントロールされているなと感じることがありますね(笑)。それがまた面白いところなんですね。

勝谷彦之助(岸部一徳)

勝谷彦之助(岸部一徳)

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【岸部一徳】欲が捨てきれない半兵衛に私は「欲を早く捨ててください」と言っているんですけど、なかなか捨ててくれない(笑)。そんなドラマを毎年やってきましたが、単に積み重ねてきたのではなく、毎年毎年何かが進化していっているような気がするんです。人間関係も含めて。それがすごく俳優として幸せな時間だなというのが感想です。

松田奈津(檀れい)

松田奈津(檀れい)

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【檀れい】1作目では、半兵衛様は無用庵で1人だったんですけど、回を重ねるごとに欲もチラチラ見えてきまして、毎回毎回追いかけていた奈津は、前作の最後で半兵衛様と夫婦になり、この6作目ではその続きから始まります。半兵衛様の周りにも家族が増えている感じですね。今回の「無用庵」もとても楽しい仕上がりだなと思っています。

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  • 水谷豊(中央)、岸部一徳(左)、檀れい(右)でおなじみ4K時代劇スペシャル『無用庵隠居修行6』BS朝日で9月20日放送
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