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松坂慶子“ムショ活”励む役に「分身のように感じるところも」 NHKドラマ『一橋桐子の犯罪日記』主演

 俳優の松坂慶子(69)が、10月スタートするNHK土曜ドラマ『一橋桐子の犯罪日記』(総合、毎週土曜 後10:00)に主演することが12日、発表された。終(つい)の住みかを刑務所に選び、終活ならぬ“ムショ活”に励む主人公を演じる。

NHKドラマ『一橋桐子の犯罪日記』に出演する松坂慶子 (C)NHK

NHKドラマ『一橋桐子の犯罪日記』に出演する松坂慶子 (C)NHK

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 原田ひ香氏の小説『一橋桐子 (76)の犯罪日記』を実写化し、松坂演じる主人公・一橋桐子(ひとつばし・きりこ)をめぐる終活青春グラフィティを届ける。

 一橋桐子は、年金とバイト暮らしの生活も楽ではなくなり、唯一の希望だった親友も亡くなり、空虚な日々の中で、テレビである逮捕者が「楽になるため刑務所に入りたかった」と語るのを見て、「できるだけ人に迷惑をかけずに捕まる道」を模索し始める。やがて新たな発見や出会いを得て、皮肉にも生き生きと変化していく。

 高齢者の孤独や、生活の厳しさを背景としながら、同時に“人生の生きがいとは何か”“人と人との結びつきの大切さ”を浮き彫りにするストーリー。脚本は、『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』のふじきみつ彦氏が手がける。

■主演・松坂慶子(一橋桐子役)コメント
最初にタイトルを聞いたとき、「犯罪日記」というとちょっと怖い物語なのかしら?と思ったのですが、台本を読ませて頂いたら、とっても面白くて。

主人公の桐子さんは、一橋桐子というお名前のとおり本当に素敵な方。天涯孤独な70代なんだけれども、日々の生活を慈(いつく)しみながら暮らしていて、草木などから季節を感じたり、自分の気持ちを俳句にしたためたりする。そんな素敵な桐子さんが、親友が亡くなったことで心が弱ってしまい、ひょんなことから刑務所に行きたいとまで思うように…本当に切ないことですし、どうすれば救われるのか。難しい問題ですが、ドラマを通して向き合いながら過ごしている最中です。

桐子さんは刑務所に行こうとすることで、今までになかった新しい経験、そして面白い人たちに出会うんですね。私のお仕事も、作品ごとに新しい土地に行って、新しい人と出会い、そして終わる頃には、自分の中の幅が少し広がっていたりと、まるで旅のように感じることがあるんです。だから、桐子さんを分身のように感じるところもあって、自分の中にある体験の箱をあけながら、日々演じております。私も万葉集を趣味にしていたりするので、そんなところも共通点があってうれしいです。

一人じゃ何もできないと思っていた桐子さんが、さまざまな人と出会って、新たな扉を次々と開いていく。人間って面白いなと思えるドラマです。そして、観ていただいた方に「人生って楽しく生きられるのかもな」って、そんなふうに思っていただけたらうれしいです

■ふじきみつ彦(脚本家)コメント
犯罪日記かぁ、犯罪モノかぁ…。事件が起きたり人が殺されたり憎しみあったり、だけど憎しみは決して何も生まなかったり…、そういう話を書くのは得意じゃないので困ったなぁと思いつつ原作を読んでみたら、そこに描かれていたのは健気でかわいらしい一橋桐子という女性の物語でした。これは一橋桐子の青春日記だ、そう思って脚本を書きました。パッとしなかった桐子の人生が犯罪に関わることで妙に輝いていくおかしさを楽しんでいただけたらうれしいです。
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