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松山ケンイチ『平清盛』以来“11年ぶり”大河ドラマ出演 松本潤との再共演に喜びも

 人気グループ・松本潤が主演し、2023年に放送予定の大河ドラマ(第62作)『どうする家康』の追加キャストとして、家臣団の嫌われ者・本多正信(ほんだ・まさのぶ)を演じる松山ケンイチの出演が決定した。松山は主演を務めた『平清盛』(2012年)以来、11年ぶりの大河出演となる。

大河ドラマ『どうする家康』への出演が決定した松山ケンイチ

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 今作が初大河となる松本は、誰もが知る偉人・徳川家康を演じる。国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代は、今川家の人質として、ひっそりと生涯を終えると思っていた。しかし、三河(みかわ)武士の熱意に動かされ、弱小国の主(あるじ)として生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する乱世に飛び込む。そして豊臣秀吉、黒田官兵衛、真田昌幸、石田三成と次々と現れる強者(つわもの)たちと対峙し、死ぬか生きるか大ピンチをいくつも乗り越えていく。

 松山演じる正信は、大久保忠世(小手伸也)の紹介で登用されるが、胡散臭く、無責任な進言をするイカサマ野郎。常識にとらわれない発想の持ち主で、悪知恵が働き、家康(松本)の小さな野心を刺激する。後に友人となり、家康の天下取りに欠かせない男となる。同じ本多姓でも、忠勝(山田裕貴)とは水と油。

大河ドラマ『どうする家康』への出演が決定した松山ケンイチ

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<松山ケンイチ>
――演じる人物の印象と意気込み
胡散臭い、無責任、イカサマ、悪知恵が働くネガティブな表現のその裏には、ヒトの常識や価値観、生き方まで変える力を孕んでいます。その匂いを家康だけは感じ取り、うまく付き合っている。それが家康のすごさ。その家康のすごさがわかるように精一杯胡散臭く、無責任で、悪知恵が働くイカサマ師を遊ぶように演じていけたらと思っています。

――大河ドラマの思い出
東日本大震災が起こった2011年に撮影された『平清盛』では、復興の中で僕ができる事はなんだろうと考えながら台本に向き合っていました。その中で得られたものもありますし、逆に失ったものもあったように感じます。14ヶ月の長い撮影中、ずっと共に平安時代を生きたスタッフの皆様に支えられ、共演者の皆様には台本の読み方、声の出し方など、沢山のアドバイスを頂きました。清盛の壮大な生き方から、大きな苦しみ、そして大きな喜びを体験出来たことは僕の大切な宝物です。

――古沢良太作品について
初めて古沢さんの台本を読んだとき、時代劇に感じませんでした。良い意味で裏切られ、僕の中の時代劇のイメージが読み進めていく度にガラガラと崩れ、新しく再構築されていくように感じました。まだ撮影は始まっていませんが、この台本から撮影現場を想像すると、キャスト、スタッフ皆さんがニコニコしながら撮影しているイメージが湧いてきます。楽しみにしています。

――共演者とのエピソード
松本潤さんとは僕が初めてテレビドラマに出演した時に共演させて頂きました。当時は絡みが無かったため、今回また一緒にやらせていただく事がうれしいですし、一緒に枯れていく様も含めて楽しんで行けたらと思います。

ムロさんとは清盛でご一緒させて頂きましたが、今でも初めてリハーサルをした時のことは忘れられません。初めてお会いしたのはリハーサル室で、ムロさんの役は初登場で最初からものすごい量のセリフがありました。僕は正座しているムロさんの後ろに座り、初登場とは思えない程完璧に平安時代の言葉使いを流暢に話していました。

後ろからは微動だにせず口から発せられる完璧な台詞回しに聞き入っていると、ふとムロさんの足の指が目に入りました。微動だにしない後ろ姿の中で唯一、足の指だけがチョコチョコとリズムを刻んでいるように見えて僕はその指先が妙に可笑しくなって笑ってしまいました。何笑ってんだ! と軽く怒られましたが、今回も、もしムロさんとリハーサルができたらまた注目してみたいと思います。

僕は野菜作りをしていますので、同じく野菜作りをされている山田孝之さんとは、ぜひ情報交換などできればと思います。撮影中にはセット脇に自分達が作った野菜を売る直売所を設置するのもいいかもしれません。

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