アイドルグループ・乃木坂46の3期生としてデビューし、今年で6年目となる与田祐希。5月にはグループ10周年を記念したバースデーライブも行われ、センターを務めた楽曲も披露するなどグループにとって大きな存在となった。そんな彼女が『量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-』(6月30日スタート 毎週木曜 深0:30)で地上波連続ドラマ初主演を務める。ソロでの仕事には「乃木坂46として看板を背負っている」といい、プレッシャーもあると語るが、それが「いいバランス」と前向き。そんな与田に“役者”としての仕事への思いや、卒業後の進路についても聞いた。
■学生時代の演劇は“侍3”の役「一番楽な目立たないものを選びがちだった」
――本作のオファーを受けたときはどんな心境でしたか。
【与田】最初話を聞いたときは、俳優業の経験がたくさんある訳では無いし、本業がアイドルなので、大丈夫なのかなっていう不安がありました。でも、小向璃子っていうキャラクターを演じるにあたって、不安感を持って現場に入るのは違うのかなって。楽しみながら演じられたら良いなと思っていたんですけど、現場に入ったらいい意味でゆるい空気感で、空き時間は談笑したりお絵かきしたりゲームしたりしているんです(笑)。この空気感がそのまま、ドラマの雰囲気ともあっている気がして、想像以上に今自分楽しんでいるなと思います。
――映画『ぐらんぶる』や、配信ドラマ『最愛のひと〜The other side of 日本沈没〜』では主演を務め、注目を集めている中、本作で地上波連続ドラマ初主演を果たしますが、俳優の仕事にはどう向き合っていますか。
【与田】正直に言うと不安が大きくて、俳優業一本のみなさんに比べると経験も全然ないし、普段はアイドルとして活動しているので、「自分なんかが…」って思ってしまう部分もあるんですけど、やっぱり現場にいると楽しいし、学べることもすごくたくさんある。すごくありがたい経験をさせて頂いているなと思います。
――作中では“量産型”と呼ばれるあらゆるものが平均的なタイプの璃子を演じられていますが、与田さんはアイドルという量産型とはかけ離れた存在だと思うのですが、役作りはどうされたのでしょうか。
【与田】璃子のプロフィールを見たときに、乃木坂46に入る前の自分と偶然にも同じような人生だったんです。昔の自分を知られた上でのプロフィールなのかなと思うくらい似ていたのでそこは共感できました。
――どんなところが似ていたんでしょうか。
【与田】これといった趣味とか特技もなかったりとか、部活もみんながやっているからっていう理由で選んだりとか、将来の夢も特になかったので、親に勧められたからこっちにしようかなとか…。とにかく自分で決めることがあまりなかったし、目立つ感じでもなくて、ザ・普通という感じでした。人に自分の意見を言ったりとか、人前で喋ったりとかもなかったんです。演劇とかも“侍3”とか(笑)。一番楽な目立たないものを選びがちだったので、璃子の気持ちは分かるなと思いました。
■乃木坂46の仕事は“ホーム” ソロ仕事との相乗効果で「いいバランス」
――そんな中、アイドルが好きになりダメ元でオーディションを受け、見事に合格。その後、乃木坂46に入ってどんな変化がありましたか。
【与田】人前に立って踊るなんて考えられない人生だったので、まず真逆なんですよ。乃木坂46に入る前の自分と、今の自分が。何が変わったのかって言うと全部です。でも入ってすぐのときは、ライブとか前に立って自分の気持ちを言うときはくらくらするくらい緊張して、声も震えちゃうくらいでした。でも、今は冷静にどうしたら気持ちが伝わるのかを考えて話せるようになったと思います。
――自分が変わっていったきっかけは?
【与田】今でも緊張はするんですけど、じわじわと緊張だけではなくなっていきました。それよりも「楽しい」とか「うれしい」とか、そういう感情のほうが大きくなっていきました。
――先月、乃木坂46として10周年ライブを終えられましたが、ソロとグループの仕事はどう違いますか。
【与田】全然違いますね。乃木坂46での仕事はホームというか。6年目ですごく安心する場所という感覚。ソロでは、乃木坂46の一員として看板を背負っているから、頑張らなきゃなといういい意味でのプレッシャーもある。すごく良い相乗効果というか、いいバランスです。
――10周年ライブでは、与田さんが特に仲の良かった西野七瀬さんとステージで再会されました。西野さんは役者としてさまざまな作品に出演されていますが、やはり憧れはあるのでしょうか。
【与田】やっぱり卒業する前も卒業してからも、私にとってはお姉ちゃんだし、ずっと変わらない存在です。先日舞台を見に行かせてもらったんですけどすごく楽しかったです!
――与田さんも卒業後は西野さんのようになりたいという思いはあるのでしょうか。
【与田】卒業した後のことについてはあまり決めてはいなくて。でも芸能界に残るとしたら、お芝居をしていきたいなとは思っています。
――お芝居は楽しいですか?
【与田】一年前に『日本沈没』をやらせていただいて、その時から初めて「楽しいな」という風に思えるようになりました。“難しさ”のほうが大きいんですけど、でもその中に“楽しさ”があって、とても魅力的なお仕事だなと思っています。
――最後に本作の見どころを教えてください。
【与田】主人公が普通の女の子で、その周りを囲むキャラクターが本当に個性的なので、その温度差が面白い。一人の普通な女の子の人生が変わったり、組み立っていく姿が描かれているので、身近な存在に感じていただければなと思います。あとプラモデルが好きな方も要チェックですね!
■学生時代の演劇は“侍3”の役「一番楽な目立たないものを選びがちだった」
――本作のオファーを受けたときはどんな心境でしたか。
【与田】最初話を聞いたときは、俳優業の経験がたくさんある訳では無いし、本業がアイドルなので、大丈夫なのかなっていう不安がありました。でも、小向璃子っていうキャラクターを演じるにあたって、不安感を持って現場に入るのは違うのかなって。楽しみながら演じられたら良いなと思っていたんですけど、現場に入ったらいい意味でゆるい空気感で、空き時間は談笑したりお絵かきしたりゲームしたりしているんです(笑)。この空気感がそのまま、ドラマの雰囲気ともあっている気がして、想像以上に今自分楽しんでいるなと思います。
――映画『ぐらんぶる』や、配信ドラマ『最愛のひと〜The other side of 日本沈没〜』では主演を務め、注目を集めている中、本作で地上波連続ドラマ初主演を果たしますが、俳優の仕事にはどう向き合っていますか。
【与田】正直に言うと不安が大きくて、俳優業一本のみなさんに比べると経験も全然ないし、普段はアイドルとして活動しているので、「自分なんかが…」って思ってしまう部分もあるんですけど、やっぱり現場にいると楽しいし、学べることもすごくたくさんある。すごくありがたい経験をさせて頂いているなと思います。
――作中では“量産型”と呼ばれるあらゆるものが平均的なタイプの璃子を演じられていますが、与田さんはアイドルという量産型とはかけ離れた存在だと思うのですが、役作りはどうされたのでしょうか。
【与田】璃子のプロフィールを見たときに、乃木坂46に入る前の自分と偶然にも同じような人生だったんです。昔の自分を知られた上でのプロフィールなのかなと思うくらい似ていたのでそこは共感できました。
――どんなところが似ていたんでしょうか。
【与田】これといった趣味とか特技もなかったりとか、部活もみんながやっているからっていう理由で選んだりとか、将来の夢も特になかったので、親に勧められたからこっちにしようかなとか…。とにかく自分で決めることがあまりなかったし、目立つ感じでもなくて、ザ・普通という感じでした。人に自分の意見を言ったりとか、人前で喋ったりとかもなかったんです。演劇とかも“侍3”とか(笑)。一番楽な目立たないものを選びがちだったので、璃子の気持ちは分かるなと思いました。
■乃木坂46の仕事は“ホーム” ソロ仕事との相乗効果で「いいバランス」
――そんな中、アイドルが好きになりダメ元でオーディションを受け、見事に合格。その後、乃木坂46に入ってどんな変化がありましたか。
【与田】人前に立って踊るなんて考えられない人生だったので、まず真逆なんですよ。乃木坂46に入る前の自分と、今の自分が。何が変わったのかって言うと全部です。でも入ってすぐのときは、ライブとか前に立って自分の気持ちを言うときはくらくらするくらい緊張して、声も震えちゃうくらいでした。でも、今は冷静にどうしたら気持ちが伝わるのかを考えて話せるようになったと思います。
――自分が変わっていったきっかけは?
【与田】今でも緊張はするんですけど、じわじわと緊張だけではなくなっていきました。それよりも「楽しい」とか「うれしい」とか、そういう感情のほうが大きくなっていきました。
――先月、乃木坂46として10周年ライブを終えられましたが、ソロとグループの仕事はどう違いますか。
【与田】全然違いますね。乃木坂46での仕事はホームというか。6年目ですごく安心する場所という感覚。ソロでは、乃木坂46の一員として看板を背負っているから、頑張らなきゃなといういい意味でのプレッシャーもある。すごく良い相乗効果というか、いいバランスです。
――10周年ライブでは、与田さんが特に仲の良かった西野七瀬さんとステージで再会されました。西野さんは役者としてさまざまな作品に出演されていますが、やはり憧れはあるのでしょうか。
【与田】やっぱり卒業する前も卒業してからも、私にとってはお姉ちゃんだし、ずっと変わらない存在です。先日舞台を見に行かせてもらったんですけどすごく楽しかったです!
――与田さんも卒業後は西野さんのようになりたいという思いはあるのでしょうか。
【与田】卒業した後のことについてはあまり決めてはいなくて。でも芸能界に残るとしたら、お芝居をしていきたいなとは思っています。
――お芝居は楽しいですか?
【与田】一年前に『日本沈没』をやらせていただいて、その時から初めて「楽しいな」という風に思えるようになりました。“難しさ”のほうが大きいんですけど、でもその中に“楽しさ”があって、とても魅力的なお仕事だなと思っています。
――最後に本作の見どころを教えてください。
【与田】主人公が普通の女の子で、その周りを囲むキャラクターが本当に個性的なので、その温度差が面白い。一人の普通な女の子の人生が変わったり、組み立っていく姿が描かれているので、身近な存在に感じていただければなと思います。あとプラモデルが好きな方も要チェックですね!
コメントする・見る
2022/06/30