『スター・ウォーズ エピソード 3／シスの復讐』で魅せた歴史的対決と決着、その後の物語を描くオリジナルドラマシリーズ『オビ＝ワン・ケノービ』（全6話）がディズニー公式動画配信サービス「Disney+（ディズニープラス）」で独占配信中。本作の物語をけん引したのは、ダース・ベイダーの部下の悪役リーヴァだった（※以下、本作のネタバレを含む）。

【写真】その他の写真を見る

　本作から登場したリーヴァは、帝国軍のダース・ベイダーに仕え、オビ＝ワン・ケノービの行方を追っている尋問官の一人。非道で冷酷な一面もあり、オビ＝ワンを見つけるためにはどんな手段も厭わず、ダース・ベイダーに認めてもらい、大尋問官の座を狙っている。しかしエピソードが進むにつれ、リーヴァの悲しき過去が明らかに。どうして帝国軍に入ったのか、なぜダース・ベイダーに近づきたかったのか…、徐々に判明していくうちに、リーヴァへの反響も大きくなっていった。

　そんなリーヴァを演じたモーゼス・イングラムは、本作で初めて「スター・ウォーズ」シリーズに出演。「スター・ウォーズ」作品では、オーディション時に「スター・ウォーズ」だと知らされないのが通例となっており、モーゼスも「スター・ウォーズ」オーディションの洗礼を受けた。

　「1週間かけて強烈なオーディションがあったの。最初の2日くらいは『スター・ウォーズ』のオーディションであることを知らな くて、知った時は すごく驚いたわ。自分が読んでいた脚本が『スター・ウォーズ』だったなんて想像もしなかったから。 オーディションにはデボラ・チョウ監督とユアン・マクレガーもいたの。短かったけれど濃い期間だったわ」と語り、大役を掴んだ。

　リーヴァを演じることになった彼女は、「スター・ウォーズ」についてたくさんの知識を学び役作りをしていったという。そこには、モーゼスが「スター・ウォーズ」ファンへの思いがあり、「『スター・ウォーズ』のファンの方々はとても作品への愛が深いし、細かい部分まで全て知り尽くしているわ。だから私が知らないままで演じたら、ファンの方に失礼になってしまうと思ったの。とくに本作の前が描かれている新三部作はしっかり見たわ。私のキャラクターが出てくる前にどんなことが起きていたのかを知っておきたかったから。できるだけのことを学びたかったし、学ぶべきことはたくさんあったの」と語っている。

　さらに「スター・ウォーズ」の大先輩であるヘイデン・クリステンセンからもさまざまなことを教えてもらったそうで、「ヘイデンは本当に良い人。私と同じように彼もかつては『スター・ウォーズ』の新入りだった。そしてこの世界についてたくさん彼も学んだの。彼のように情報が豊富な人がいてくれるのは本当にありがたかったわ」と感謝を述べていた。新たに「スター・ウォーズ」の悪役キャラクターの仲間入りを果たしたモーゼスにも注目だ。