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岡田将生、中井貴一と“新時代のナイチンゲール”に 中園ミホ脚本で「トラベルナース」描く【コメントあり】

 俳優の岡田将生が主演を務め、中井貴一と“新時代のナイチンゲールコンビ”として、看護の世界を描く、テレビ朝日系10月期の木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』(毎週木曜 後9:00)が放送されることが決定した。『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』の中園ミホ氏が脚本を手がけ、パンデミック後の超高齢化社会でもっとも混沌としている看護の世界に焦点を当てた“痛快医療ドラマ”が誕生する。

テレビ朝日系10月期の木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』に出演する(左から)岡田将生、中井貴一

テレビ朝日系10月期の木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』に出演する(左から)岡田将生、中井貴一

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 トラベルナースとは、スーツケースひとつを手にいろんな街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師のこと。日本ではまだその存在はあまり知られていないが、アメリカでは全看護師の10%を占める40万人ものトラベルナースが存在し、コロナ禍のニューヨークでも活躍した。そんなトラベルナースが令和の日本に舞い降り、医療現場を改革する。

 岡田が演じるのは、意識もプライドも高く、言動もドストレート、一見感じの悪い若きトラベルナース・那須田歩。アメリカで優秀な看護師として働いていたが、ある事情で、いまだ「ナースは医師の仰せのままに…」が当たり前とされる日本へ帰国する。「天乃総合メディカルセンター」で働くことになった歩は、ミステリアスな伝説の看護師と出会い、ともにさまざまな事情を抱えた医師や病院長、患者、そして周りの看護師を少しずつ変えていく。

 そんな歩の相棒となる伝説の看護師が、中井演じる九鬼静。歩と同時期に「天乃総合メディカルセンター」で働きだした静は、まさに名前の通り“静かに”掃除ばかりし、歩を含め病院関係者から清掃員と間違えられるほど。しかし、その実態は圧倒的スキルを持つスーパーナースで、医師に一切楯突かず、柔らかすぎるほどの物腰なのに、ここぞという場面では臆することなく、痛烈な一言で一刀両断。その素性は謎に包まれ、実は大きな秘密を抱えている。

 直球型の歩と、変化球型の静。それぞれに卓越したスキル&熱き哲学を持ちながらも、まるでタイプの違う「名もなき白衣の天使たち」が反発しつつ手を取り合い、患者のみならず医療従事者や自分自身をも救っていく。

 今回の発表を受けて、岡田と中井がコメントを寄せた。

■岡田将生
オファーを頂いたときは率直にうれしかったです。自分でよいのか…と自問自答する時間もありましたが、飛び込みたくなる作品でした。精一杯の力をこの作品に注ぎ込むつもりです。中園ミホさんが生み出された作品を数多く拝見させてもらってますが、ご一緒できることはとてもうれしいです。中園さんとお会いしたとき、この作品に対しての僕の思いも聞いてくださっていて、つい本音を吐露してしまったときも真剣に耳を傾けてくださり、恥ずかしく思いながら帰った記憶があります。向き合ってお話ししていると、すべて見透かされてる気がして話してしまった気がします。

医者とナース――この間に生まれる葛藤が、歩を通して見てみると、いたく伝わってきます。もちろん若さもありますが、もがいているんですよね。僕は人がもがいている姿が好きです。その殻を破ることができたとき、歩には何が見えるのか。ナースとして、一人の人間として成長していく姿を魅せていきたいと思ってます。

中井貴一さんとご一緒できるなんて本当に光栄です。(前回共演させていただいたのは)もう10年も前になりますが、中井さんの現場での立ち振る舞いは鮮明に覚えてます。今回は二人のシーンが特に多いので、経験してきたものをすべてぶつけようと思ってます。そして、それをどこか楽しみながら見てくださる中井さんの姿が目に浮かびます。どうぞよろしくお願いします。とにかく面白く、そして楽しんでやろうと思ってます。毎週楽しんでいただけるよう、スタッフ・キャスト共に全力で頑張ります!

■中井貴一
今回、出演のお話を頂いたことで、初めてトラベルナースの存在を知りました。コロナ禍になる以前より、ナース不足は日本の医療界において大きな問題であると聞いていたこともあり、非常に興味を持ちました。ドクターXがフリーの医者であるなら、トラベルナースはフリーのナース。「どこまで既成概念を打ち破れるのか、ドラマならではのワクワクが作れるのではないか」と感じ、お引き受けした次第です。

岡田将生さんとは約10年ぶりにお会いすることになると思いますが、その間の彼の活躍は拝見していますし、共演できることを楽しみにしています。彼との芝居で刺激を受けながら、最高のバディになれるよう務めます。また、『Age,35 恋しくて』(1996年)でご一緒した中園ミホさんとも26年ぶりの再会。“日本のドラマここにあり!”という台本を期待しています。配信が当たり前の今日ですが、on-airの時間に合わせて帰宅したくなるようなドラマに……とにかく、最高のエンターテイメントになるよう努力してまいります。

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