お笑いコンビ・空気階段の鈴木もぐらが、“ドラマ初主演”を飾るTBS系土曜☆ブレイク枠のドラマ『歯無しのグルメ〜噛まずにとろける美味い店〜』（28日　後2：00）。同ドラマに“ひふみん”の愛称で親しまれている、加藤一二三が出演することが決定した。

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　近年「飲むチーズケーキ」や「飲むプリン」が相次いで販売され、柔らかいグルメがブームを起こしている。同番組は、そんな歯が無くても、食べられる柔らかくておいしいグルメを食べている姿を新感覚のオムニバス形式で描く。

　主演のもぐらは小学生の頃から将棋を指し始め、高校時代、そして現在でも所属事務所内で将棋部に所属し、アマチュア二段の実力を持つほど。そんなもぐらにとって加藤の出演は非常に喜ばしいものだったようで、緊張しないために「加藤先生」だと意識しないように努めたそう。撮影の合間には、スタッフの計らいにより尊敬する「加藤先生」からサインをもらえることに。うやうやしくサインを受け取り、はじけんばかりの笑顔を見せる一幕もあった。

　さらに、同ドラマは副音声でオーディオコメンタリーが放送されることも決定。その収録には相方の水川かたまりに加え、過去、歯に不具合があった小峠英二（バイきんぐ）、小宮浩信（三四郎）、福田麻貴（3時のヒロイン）の豪華メンバーが参加した。“歯”をイメージした上下白の衣装に身を包み、『歯無しのグルメ』本編に鋭い指摘を重ねていく。なお、本作は地上波放送直後からTVerとParaviで配信される予定となっている。

　今回の発表を受けて、加藤、かたまりがコメントを寄せた。

■加藤一二三
『歯無しのグルメ』のオファーが来た時、率直に驚いたけれども、「そういうこともあるんだね」と思ったんです。今までも時々、タレントさんと共演した時に「ひふみん、歯が無いんじゃない？」って言われることはありましたからね。50歳頃は歯を入れていたんです。でも、歯を入れたら頭の働きが止まってしまったの！　極めて頭が重くなって、働きが遅くなってしまいました。
食べることに関しては、私の親しいお医者さんは「加藤先生、よくそれで召し上がっていますけれども不思議ですね」って言われます。知人はよく感心してくれています。でも私はね、本当に好き嫌いもなくなんでも食べるんですよ。不自由することは何にもないですね！ 細かく言うと、奥にも2、3本歯が残っているんです。食べることには何にも影響ないですね。つつがなく、何でも食べています。
鈴木もぐらさんは初共演です。将棋が好きだとおっしゃっていました。でも、「今日は加藤先生だということを忘れて仕事をします！」と。緊張してしまうから、あえて考えないようにするとおっしゃっていましたね。お時間あればね、「一局どうですか」ってお伝えしたいです。視聴者の皆様には、私が胸をわくわくさせながら楽しんで食べているところをお楽しみいただければありがたいなと思います。

■水川かたまり
もぐらがドラマ主演と聞いて･･･めでたいです。立派になったなと思います。この時のために、歯が無くなっていたんだなと思います。でも“俳優”鈴木もぐらが評価されて『歯無しのグルメ』が放送できるなら、『薄毛のグルメ』とかできませんかね。『毛無しのグルメ』になるのかな。薄毛、最近治ってきたんですけど･･･気を抜いて全然病院に行かなかったらまた薄毛になってきたので、もしそういうドラマを作る機会があったら、主演・“俳優”水川かたまりで出たいです。TBSさん、オファーよろしくお願いします。
そう遠くない未来に訪れるかもしれない口内環境のために、皆さんに『歯無しのグルメ』を観てほしいですね。ドキュメンタリー番組としても楽しめるんじゃないかなと思います。ぜひ、あなたの未来のためにご覧ください。