嵐の二宮和也が主演を務める、TBS系日曜劇場『マイファミリー』(毎週日曜 後9:00)。今回は、事件を追う捜査一課の管理官・日下部七彦を演じる迫田孝也に、役柄や現場でのエピソードなどを聞いた。
人生最悪の事態に見舞われた家族の絆が試される、ノンストップファミリーエンターテインメント。誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として警察を排除することを決意した夫婦が、たった2人で娘を取り返すべく戦っていく。『グランメゾン東京』(2019年)、『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(2021年)などの脚本家・黒岩勉氏によるオリジナル作。
――演じる日下部管理官の役どころについて教えてください。
誘拐事件が起こったときの陣頭指揮を執る管理官なので、ある程度出世コースのいいところにはいます。ただ、その中でちょっと出遅れているところがあって焦りがあるので、前のめりな面もある。玉木宏さん演じる葛城補佐のことを、ライバルとはいかなくても、部下なのに少し意識しているというか。警察官にもいろいろなタイプの人間がいて、警察の一枚岩じゃない部分というか、警察内部の人間模様みたいなものを表現できればと思っています。そして、誘拐事件に対して、真正面に誠実に解決に向けて尽力するところはぶれないように意識して演じています。
――役作りをされる上で、具体的に意識していった部分などありますか?
これは撮影を進めながらだんだん作っていった感じなのですが、よく物を食べているんですよ。ガムを食べたり、飴をなめていたり。日下部は、管理官としてしっかりしていなきゃいけないのですが、そういう一面を見せることで事件の緊迫したシーンと、緩急をつけられる役割があるのかなと。
――確かにお弁当を食べる姿は印象的でした。
食べるものは毎回何が来るのかわからないんです。一生懸命真面目にセリフを入れていっても、急に「今日お弁当食べながらね」と監督から言われたり。お芝居の中でやることが増えて大変ではありますが、緊迫したシーンが多い中で、少しやわらかい雰囲気を持ったシーンが作れるという、貴重な存在なのかなとポジティブに捉えています。
――捜査一課長役の富澤たけしと共演された感想は?
真面目な物語なので、やっぱり現場はヒリヒリするわけです。だけど、演じてらっしゃるのが富澤さんなので、どうしてもいつかボケてくるんじゃないかとか、何か入れてくるんじゃないかというドキドキ感が毎回あります。一課長は油断ならないですね、探り合いです(笑)。
――葛城役の玉木については?
玉木さんも油断ならないです(笑)。役どころとしては、僕の部下ですが、貫禄があって一言話すたびに重低音ボイスを効かせてきて、すごくかっこいい。かたや僕は、ご飯食べたり、ちょっといやらしさ見せたりする上司。どうやったら僕も貫禄を見せて、いかに彼にマウントを取っていこうかと考えています(笑)。気を抜いたら僕の方が部下に見えて、管理官としての日下部が成り立たなくなってしまうんじゃないかと、悩みでもありますね。
――巡査・梅木役の那須雄登とはお話しますか?
那須さんとは撮影の合間によくお話します。彼はまだ役者としての経験が少ないようなので、自分の役についてどう考えているのかとか、演じるにあたって何を考えてきたのかなどを話しています。話していると、最近僕が忘れかけてしまっている、自分が役者を始めたときのことを思い出して、彼の話に共感しています。
――これまでの撮影で印象に残っているシーンはありますか?
日下部は狭い指揮官車の中でずっと指揮を出しているポジションなので、撮影はモニターに向かってセリフを発してるシーンが多いんです。部下は2人ついてはくれているのですが、やはり少し寂しい。だから、指揮官車に葛城補佐たちが来てくれるとうれしくなります(笑)。
一方、捜査本部のシーンでは、たくさんの部下たちがいてくれて、日下部の指示に「はい!」と皆が言ってくれます。「日下部は管理官だ」と感じられるし、上司として扱ってもらえている気がします(笑)。
――最後に視聴者へメッセージをお願いします。
この物語の1番の謎は、誘拐事件がなぜ起きたのかということです。これから話が進むごとにいろいろ明らかになっていって、犯人の予想など視聴者の皆さんは楽しんでいると思います。それに伴って自分が演じている警察サイドのことで言えば、今までのシーンでは日下部と葛城補佐の対立や、警察内部のそれぞれのエゴのぶつかり合いがありましたが、この2人が果たして吉乃一課長を頭にして、これからちゃんと協力して事件解決に向かって進んでいくのか。それともやっぱりまとまらずにそれぞれで動いていくのか。警察の少し嫌な面といいますか、そういうぶつかり合いの部分にも注目していただければと思います。
人生最悪の事態に見舞われた家族の絆が試される、ノンストップファミリーエンターテインメント。誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として警察を排除することを決意した夫婦が、たった2人で娘を取り返すべく戦っていく。『グランメゾン東京』(2019年)、『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』(2021年)などの脚本家・黒岩勉氏によるオリジナル作。
――演じる日下部管理官の役どころについて教えてください。
誘拐事件が起こったときの陣頭指揮を執る管理官なので、ある程度出世コースのいいところにはいます。ただ、その中でちょっと出遅れているところがあって焦りがあるので、前のめりな面もある。玉木宏さん演じる葛城補佐のことを、ライバルとはいかなくても、部下なのに少し意識しているというか。警察官にもいろいろなタイプの人間がいて、警察の一枚岩じゃない部分というか、警察内部の人間模様みたいなものを表現できればと思っています。そして、誘拐事件に対して、真正面に誠実に解決に向けて尽力するところはぶれないように意識して演じています。
――役作りをされる上で、具体的に意識していった部分などありますか?
これは撮影を進めながらだんだん作っていった感じなのですが、よく物を食べているんですよ。ガムを食べたり、飴をなめていたり。日下部は、管理官としてしっかりしていなきゃいけないのですが、そういう一面を見せることで事件の緊迫したシーンと、緩急をつけられる役割があるのかなと。
――確かにお弁当を食べる姿は印象的でした。
食べるものは毎回何が来るのかわからないんです。一生懸命真面目にセリフを入れていっても、急に「今日お弁当食べながらね」と監督から言われたり。お芝居の中でやることが増えて大変ではありますが、緊迫したシーンが多い中で、少しやわらかい雰囲気を持ったシーンが作れるという、貴重な存在なのかなとポジティブに捉えています。
――捜査一課長役の富澤たけしと共演された感想は?
真面目な物語なので、やっぱり現場はヒリヒリするわけです。だけど、演じてらっしゃるのが富澤さんなので、どうしてもいつかボケてくるんじゃないかとか、何か入れてくるんじゃないかというドキドキ感が毎回あります。一課長は油断ならないですね、探り合いです(笑)。
――葛城役の玉木については?
玉木さんも油断ならないです(笑)。役どころとしては、僕の部下ですが、貫禄があって一言話すたびに重低音ボイスを効かせてきて、すごくかっこいい。かたや僕は、ご飯食べたり、ちょっといやらしさ見せたりする上司。どうやったら僕も貫禄を見せて、いかに彼にマウントを取っていこうかと考えています(笑)。気を抜いたら僕の方が部下に見えて、管理官としての日下部が成り立たなくなってしまうんじゃないかと、悩みでもありますね。
――巡査・梅木役の那須雄登とはお話しますか?
那須さんとは撮影の合間によくお話します。彼はまだ役者としての経験が少ないようなので、自分の役についてどう考えているのかとか、演じるにあたって何を考えてきたのかなどを話しています。話していると、最近僕が忘れかけてしまっている、自分が役者を始めたときのことを思い出して、彼の話に共感しています。
――これまでの撮影で印象に残っているシーンはありますか?
日下部は狭い指揮官車の中でずっと指揮を出しているポジションなので、撮影はモニターに向かってセリフを発してるシーンが多いんです。部下は2人ついてはくれているのですが、やはり少し寂しい。だから、指揮官車に葛城補佐たちが来てくれるとうれしくなります(笑)。
一方、捜査本部のシーンでは、たくさんの部下たちがいてくれて、日下部の指示に「はい!」と皆が言ってくれます。「日下部は管理官だ」と感じられるし、上司として扱ってもらえている気がします(笑)。
――最後に視聴者へメッセージをお願いします。
この物語の1番の謎は、誘拐事件がなぜ起きたのかということです。これから話が進むごとにいろいろ明らかになっていって、犯人の予想など視聴者の皆さんは楽しんでいると思います。それに伴って自分が演じている警察サイドのことで言えば、今までのシーンでは日下部と葛城補佐の対立や、警察内部のそれぞれのエゴのぶつかり合いがありましたが、この2人が果たして吉乃一課長を頭にして、これからちゃんと協力して事件解決に向かって進んでいくのか。それともやっぱりまとまらずにそれぞれで動いていくのか。警察の少し嫌な面といいますか、そういうぶつかり合いの部分にも注目していただければと思います。
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2022/05/08