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【カムカムエヴリバディ】“きぬちゃん”小野花梨、孫として再登場「明るくて楽しい時間に」

 俳優の上白石萌音深津絵里川栄李奈がヒロインを務めた連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(月〜土 前8:00 総合/前7:30 BSプレミアム・BS4K※土曜日は1週間の振り返り)。きょう8日の最終回では、本作の人気キャラクターのひとりでもある“きぬちゃん”を演じた小野花梨が、きぬちゃんの孫・花菜役で再登場を果たした。

『カムカムエヴリバディ』最終回で再登場した小野花梨(C)NHK

『カムカムエヴリバディ』最終回で再登場した小野花梨(C)NHK

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 きぬちゃんは、しっかりものでいつも安子(上白石)のことを応援してくれた幼なじみ。「たちばな」と同じ商店街にある「水田屋とうふ」の看板娘で、安子のことを諦めようとした稔(松村北斗)にずしんと刺さる言葉を投げたり、戦後は「水田屋とうふ」の一角に、安子のおはぎを置くなど心身ともに安子を支える存在だった。

 きょうの放送では、安子(森山良子)は「きぬちゃん?」と、うり二つな花菜の姿に驚き。きぬちゃんの様子を尋ねた安子に対し、花菜は「なげえこと入院しています。けど、クリスマスの日に、ラジオを聞きよったときに、急に目を輝かせて『安子ちゃんじゃあ』言うて」と近況を伝えた。さらに、桃太郎(青木柚)が、花菜に一目惚れして、翌年に2人は結婚し、「大月」の回転焼きを継いだ。

 きぬちゃんの再登場について、演出の安達もじり氏は「きぬちゃんのその後をどう表現しようか、どう扱っていくかは最後のほうまで藤本(有紀)さんも悩まれていました。結果的に孫として登場して、きぬちゃんの消息を伝える役割を担ってもらいましたが、最後のギリギリまで議論しました」と、どのように登場するかはなかなか結論が出なかったという。

 安子編で小野がクランクアップしたときは、「また出てきたらうれしいね」程度で、どのような形になるのか定まっていなかったといい「若い姿でお孫さんとして小野さんに出ていただけたのは、さわやかな後味として描けたと思います」と納得の出来栄えになった。

 小野の反応については「現場に帰って来られてうれしいと素直に言ってくださいました。現場のみんなも大歓迎。1日だけの撮影でしたが、明るくて楽しい時間が作れたと思います」と振り返った。

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