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【カムカムエヴリバディ】「ドキュメンタリーを撮っている感覚」演出もうなる深津絵里の表現

 俳優の川栄李奈が3代目ヒロインを務める、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(月〜土 前8:00 総合/前 7:30 BSプレミアム・BS4K※土曜日は1週間の振り返り)。きょう5日に放送された第109回では、アニー(森山良子)が自身の過去をラジオで告白し、彼女が実は安子だったことがわかるシーンが描かれた。

『カムカムエヴリバディ』第109回より(C)NHK

『カムカムエヴリバディ』第109回より(C)NHK

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 ラジオパーソナリティー・磯村吟(浜村淳)の番組に出演したアニー。磯村から、1939年に公開された初代モモケンによる棗黍之丞(なつめ・きびのじょう)シリーズの映画を見たかと聞かれたアニーは、なにか覚悟をしたかのように“日本語”で「見ました」と明かした。

 続けて、のちに夫となる人(雉真稔)と映画を見たこと、彼は娘を授かったことを知らずに戦争に行き、帰って来なかったこと、娘の顔に傷をつけたこと、夫の実家に戻ったこと、家業だったお菓子屋を再建したかったこと、幼い娘の胸の内をわかっていなかったこと…など過去の後悔を語った。そして「るい…。るい…。私はるいとふたり、当たり前の暮らしがしたかっただけだった」と自身が“安子”であることを告白した。

 この一連の流れのシーンだが、るいはアニーが安子であることがわかると、涙があふれ出し、ラジオの放送が終わるまでは、せりふを発さなかった。演出の安達もじり氏は「このドラマにおいて、人と人をつなぐ瞬間を表現するにあたり、(ラジオを)聞いている側のるいとひなたを中心に表現するのが一番気持ちが伝わると思い、あのような編集にしました」と、ラジオで話すアニーを映すのではなく、聞いているひなたやるいの姿を映し出した。

 「安子がどのような思いで生きていたか、るいに寄り添った形で見せたほうがよりダイレクトに伝わると思い、あのようなつなぎにしました。収録も緊張感があり、一発撮りでした。震えながら撮っていました(笑)」と、物語も終盤でプレッシャーのかかる撮影になったと、振り返った。

 表情だけで、るいの心情がずっしりと伝わってくる演技を見せてくれた深津だが、安達氏は「ご本人にはなにも言っていません。ドキュメンタリーを撮っている感覚でした」とうなり、深津にゆだねて撮影を進めてたという。
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