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俳優の松山ケンイチ長澤まさみが初共演する映画『ロストケア』が、2023年に公開されることが29日、発表された。松山が連続殺人犯を演じ、長澤が検事役として対峙する。 原作は、葉真中顕氏のデビュー小説『ロスト・ケア』。第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、審査員を務めた綾辻行人氏に「掛け値なしの傑作である」と言わしめた名作だ。松山演じる心優しい介護士の主人公・斯波宗典が、なぜ殺人を犯したのかに迫るヒューマンサスペンスとなっている。 監督・脚本を務めたのは、前田哲氏。『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年/主演:大泉洋)、『老後の資金がありません!』(2021年/主演:天海祐希)、『そして、バトンは渡された』(2021年/主演:永野芽郁)などが立て続けに話題作となり、興収10億越えの大ヒット。独自の視点で社会派題材を入れ込みつつ、登場人物たちを魅力的に輝かせることでエンターテインメント作品に仕上げる演出力に定評がある。

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  • 映画『ロストケア』で共演する(左から)松山ケンイチ、長澤まさみ
  • 映画『ロストケア』前田哲監督
  • 原作小説『ロスト・ケア』書影

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