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映画は、世界中の文化を教えてくれるもの。米アカデミー賞外国語映画賞を2度受賞しているイランの映画監督アスガー・ファルハディによる『英雄の証明』(4月1日より全国順次公開)は、現代のイランが舞台。この映画が教えてくれることは、イランでは借金の罪で投獄されることがあり、さらにその服役中に“休暇で家に戻れる”こと。そして、イラン人の家族、親戚の結びつきは強い、ということも印象に残るだろう。 『英雄の証明』は、借金のため刑務所に服役している主人公ラヒムの婚約者が偶然にも17枚の金貨を拾ったことから物語は動き出す。借金を返済すればその日にでも出所できる彼にとって、まさに神からの贈り物のように思えた。しかし、罪悪感にさいなまれたラヒムは落とし主に返すことを決意。そのささやかな善行は、メディアに報じられると大反響を呼び“正直者の囚人”という美談の英雄に祭り上げられていく。ところが、SNSを介して広まったある噂をきっかけに状況は一変。周囲の狂騒に翻ろうされ、無垢な吃音症の幼い息子をも残酷に巻き込んだ大事件へと発展していく。

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  • 映画『英雄の証明』(4月1日より全国順次公開) (C)2021 Memento Production Asghar Farhadi Production ARTE France Cinema
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