女優の木村文乃が主演を務める、深田晃司監督9本目の長編映画『LOVE LIFE』が今秋に全国公開される。日本を代表するミュージシャン・矢野顕子の楽曲「LOVE LIFE」から物語の着想を得て、“構想”すること20年、「愛」と「人生」に向き合う一組の夫婦の物語として完成させた。深田監督にとって楽曲の映画化は初の試み。本編完成前にもかかわらず、フランスでの公開が決定している。
深田監督は、2020年7月にフランスで『よこがお』が公開され、コロナ禍にもかかわらず119館でのスタートから800館での上映にまで拡大。現地では第94回米アカデミー賞「作品賞」ノミネートの『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督、第69回ロカルノ国際映画祭若手審査員・最優秀作品賞を受賞した『バンコクナイツ』の富田克也監督とともに河瀬直美、北野武、是枝裕和、黒沢清の後継者となり得る映画監督として評されている。
その活動は映画制作だけにはとどまらず、新型コロナウイルスの感染拡大防止、それにともなう自粛要請によって窮地に陥った全国のミニシアターのため、濱口竜介監督とともに発起人となり日本独自のミニシアター文化を守るためのクラウドファウンディング「ミニシアター・エイド基金」を設立。総額は3億円にも上り、多くの映画人を勇気づけた。
本作の物語の着想のきっかけとなった楽曲「LOVE LIFE」は、1991年に矢野がニューヨーク移住後に発表した初のアルバム『LOVE LIFE』に収録。静謐(ひつ)なピアノ音と、濁りのない透き通った歌声が聴く者を甘美な陶酔感とともに優しく包摂し、「ひとつとして、同じ形をした愛は無い」のだということを歌ったこの深遠なる名曲だ。
愛する夫と愛する息子、幸せな人生を手にしたはずの妙子に、ある日突然降りかかる悲しい出来事、そこから明らかになる本当の気持ち。そして彼女が選ぶ人生とは…。
本作で主人公・妙子を演じた木村は、深田組初参加。突然訪れた悲しい出来事によって、家族の平穏が壊れ、それまでの日常が瓦解していく中で、それでもなお生き続けなければならない孤独を抱えながら「愛」と「生」に向き合う役どころ。
妙子の嵐の前の静けさをはらむ寧静な佇まいと、爆発しそうな激情を、自分の人生を全て肥やしにしてぶつけて表現した木村は、「余計についてしまったものを全部そぎ落として、これまでとは違う道へひたむきに進みたいと思った時に『LOVE LIFE』とのご縁をいただきました」と特別な想いを寄せる。作中では聴者の役ながら「手話」という身体表現にも初めて挑戦しており、「とても新しい一面が見える作品になる」と語っている。
そんな木村について深田監督は、「初めてのお仕事でしたが、決して簡単ではない役をリハーサルから一緒に作り上げることができたのは私にとっても大切な時間となりました。一本芯の通った木村さんの強さをこの作品で皆さんにも感じ取っていただけるのではないかと思います」と語る。
解禁されたティザービジュアルは、黄色い風船、結婚式を連想させる白いレース、美しい花々と幸せそうな風景とは一転、木村演じる妙子の物憂げで、観るものに何か問いかけるような表情の対比が目を奪われる。ビジュアルに添えられているコピー「孤独を抱いて、自由になる」とは妙子の心情を表しているのだろうか? 彼女にどんな運命が訪れるのか?
矢野の美しい歌声から始まる特報では、幸せそうな毎日を送る妙子に、訪れる不穏な鐘の音。そして駆け出す妙子の先には何が訪れるのか。最後に妙子がつぶやく「私、一度彼を見捨てているの」という意味は? 謎が残る終わり方に、物語の行く末について期待が広がる。
■深田晃司監督のコメント
矢野顕子さんの「LOVE LIFE」を初めて聴いたのは二十歳の頃でした。「なんて美しい歌、美しい歌詞なのだろう」と心震える思いで、矢野顕子さんの多くの歌がそうであるように、言葉のひとつひとつが重層的な意味を持ちさまざまな解釈を許してくれました。「LOVE LIFE」を何度も聴くうちに、自然と一本のシナリオが思い浮かびました。ある夫婦の話でした。そして、どうしたらその物語とともに最高のかたちで「LOVE LIFE」を映画館に響かせられるかばかりを考えるようになりました。それから20年が経ちました。しぶとく企画を持ち歩き続けていたら、多くの仲間の力を得てこうして映画化することができました。自分は幸せ者です。
■矢野顕子のコメント
ひとつとして、同じ形をした愛は無い。そのことを丁寧にうつし取って映像にして見せてくれる、それが『LOVE LIFE』です。音楽の”LOVE LIFE”にこんな大きな風景を見せてくださって、ありがとうございました。
■木村文乃のコメント
余計についてしまったものを全部そぎ落として、これまでとは違う道へひたむきに進みたいと思った時に『LOVE LIFE』とのご縁をいただきました。深田監督の人柄を知れば知るほど、安心して身を委ねて、監督が作られた本の中にある大沢妙子という、ひとりの人を精一杯生きてみようと思いました。
深田晃司監督作品をこれまでご覧になっている方々にとっても私のことを応援してくださっている方々にとってもとても新しい一面が見える作品になると思います。本作を通して、自分なりの「LOVE LIFE」という言葉の意味を、見つけていたければと思います。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
木村文乃主演、矢野顕子の楽曲から着想を得た深田晃司監督9本目の長編映画『LOVE LIFE』今秋公開決定 (C)2022映画「LOVE LIFE」製作委員会&COMME DES CINEMAS
本作の物語の着想のきっかけとなった楽曲「LOVE LIFE」は、1991年に矢野がニューヨーク移住後に発表した初のアルバム『LOVE LIFE』に収録。静謐(ひつ)なピアノ音と、濁りのない透き通った歌声が聴く者を甘美な陶酔感とともに優しく包摂し、「ひとつとして、同じ形をした愛は無い」のだということを歌ったこの深遠なる名曲だ。
愛する夫と愛する息子、幸せな人生を手にしたはずの妙子に、ある日突然降りかかる悲しい出来事、そこから明らかになる本当の気持ち。そして彼女が選ぶ人生とは…。
本作で主人公・妙子を演じた木村は、深田組初参加。突然訪れた悲しい出来事によって、家族の平穏が壊れ、それまでの日常が瓦解していく中で、それでもなお生き続けなければならない孤独を抱えながら「愛」と「生」に向き合う役どころ。
妙子の嵐の前の静けさをはらむ寧静な佇まいと、爆発しそうな激情を、自分の人生を全て肥やしにしてぶつけて表現した木村は、「余計についてしまったものを全部そぎ落として、これまでとは違う道へひたむきに進みたいと思った時に『LOVE LIFE』とのご縁をいただきました」と特別な想いを寄せる。作中では聴者の役ながら「手話」という身体表現にも初めて挑戦しており、「とても新しい一面が見える作品になる」と語っている。
そんな木村について深田監督は、「初めてのお仕事でしたが、決して簡単ではない役をリハーサルから一緒に作り上げることができたのは私にとっても大切な時間となりました。一本芯の通った木村さんの強さをこの作品で皆さんにも感じ取っていただけるのではないかと思います」と語る。
解禁されたティザービジュアルは、黄色い風船、結婚式を連想させる白いレース、美しい花々と幸せそうな風景とは一転、木村演じる妙子の物憂げで、観るものに何か問いかけるような表情の対比が目を奪われる。ビジュアルに添えられているコピー「孤独を抱いて、自由になる」とは妙子の心情を表しているのだろうか? 彼女にどんな運命が訪れるのか?
矢野の美しい歌声から始まる特報では、幸せそうな毎日を送る妙子に、訪れる不穏な鐘の音。そして駆け出す妙子の先には何が訪れるのか。最後に妙子がつぶやく「私、一度彼を見捨てているの」という意味は? 謎が残る終わり方に、物語の行く末について期待が広がる。
■深田晃司監督のコメント
矢野顕子さんの「LOVE LIFE」を初めて聴いたのは二十歳の頃でした。「なんて美しい歌、美しい歌詞なのだろう」と心震える思いで、矢野顕子さんの多くの歌がそうであるように、言葉のひとつひとつが重層的な意味を持ちさまざまな解釈を許してくれました。「LOVE LIFE」を何度も聴くうちに、自然と一本のシナリオが思い浮かびました。ある夫婦の話でした。そして、どうしたらその物語とともに最高のかたちで「LOVE LIFE」を映画館に響かせられるかばかりを考えるようになりました。それから20年が経ちました。しぶとく企画を持ち歩き続けていたら、多くの仲間の力を得てこうして映画化することができました。自分は幸せ者です。
■矢野顕子のコメント
ひとつとして、同じ形をした愛は無い。そのことを丁寧にうつし取って映像にして見せてくれる、それが『LOVE LIFE』です。音楽の”LOVE LIFE”にこんな大きな風景を見せてくださって、ありがとうございました。
■木村文乃のコメント
余計についてしまったものを全部そぎ落として、これまでとは違う道へひたむきに進みたいと思った時に『LOVE LIFE』とのご縁をいただきました。深田監督の人柄を知れば知るほど、安心して身を委ねて、監督が作られた本の中にある大沢妙子という、ひとりの人を精一杯生きてみようと思いました。
深田晃司監督作品をこれまでご覧になっている方々にとっても私のことを応援してくださっている方々にとってもとても新しい一面が見える作品になると思います。本作を通して、自分なりの「LOVE LIFE」という言葉の意味を、見つけていたければと思います。
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2022/02/25