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間宮祥太朗、虎の縦縞で“入団会見”「舞い上がりました」 横田慎太郎氏の“奇跡のバックホーム”ドラマ化

 俳優・間宮祥太朗(28)が、ABCテレビ・テレビ朝日系で3月13日放送の特別ドラマ『奇跡のバックホーム』(後1:55)に主演し、元阪神タイガース選手・横田慎太郎氏(26)を演じることが23日、発表された。将来を期待されながら24歳の若さで引退した横田氏の“奇跡のバックホーム”を描くストーリーで、虎の縦縞ユニフォームに身を包んだ間宮の姿が披露された。

ドラマ『奇跡のバックホーム』に出演する間宮祥太朗(C)ABCテレビ

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 横田氏は、阪神にドラフト2位で入団し、抜群の身体能力を誇りながら、2017年に脳腫瘍を発症。18時間に及んだ手術や長いリハビリを乗り越えてグラウンドに戻り、19年9月26日、鳴尾浜球場での2軍戦で奇跡と呼ばれたバックホームを見せ、これが現役最後の姿となった。その自伝的エッセイ『奇跡のバックホーム』(幻冬舎)をドラマ化する。

ドラマ『奇跡のバックホーム』より(C)ABCテレビ

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 間宮は、かねてから阪神ファンを公言し、実際に中学3年まで野球に打ち込み、2019年に甲子園球場で行ったファーストピッチセレモニーでは、139キロの速球を投げ込んだ。今回、横田氏から当時の心情を直接聞き、バッティングフォームのチェックを受けるなど、徹底的に役作り。プレー面はもちろん、心まで“横田慎太郎”を体現して感動を呼び起こす。

 石田ひかりが、病魔におかされた主人公・慎太郎を支え続ける母・まなみ役を演じ、母子のキャッチボールシーンにも挑んだ。また丸山智己が、慎太郎に愛情を注ぐ阪神のスカウト・田中秀太役、さらに村瀬紗英が姉・真子役、三浦景虎が父・真之役を演じる。

■間宮祥太朗 コメント
――今作のオファーを受けたときの気持ちは?
最初にお話をいただいたときは、正直すごく悩みました。野球経験者ですし、阪神タイガースファンでもありますが、それだけでお受けするには責任感が重すぎるんじゃないか、と。ファンの方々やご家族、球団関係者のみなさん、そして何よりもご本人の思いを、僕が背負えるかどうか…重たく考えてしまいました。ただ、このオファーが数年遅れていたら、きっと僕ではなかった。そう考えると、今この時期に他の誰でもない、この僕に役を任せてもらえたということを大切に考えようと思ったんです。

――阪神タイガースの選手を演じてみていかがでしたか?
入団会見シーンはいちファンとして舞い上がりました。横田さんと同期選手の名前がテーブルの前に並んでいて感激しました。横田さんの隣は梅野選手だったんだな、とか(笑)。

――野球のプレーシーンについては?
役を演じる前に横田さんにお会いしてスイングを見ていただいたり、選手時代や闘病生活当時のことを伺ったりしました。バッティングのお話も横田さんに聞くことができましたし、役を演じる上ですごく貴重な時間を過ごせました。お話をしていて心の透明度が高くてすごくピュアな方というのが伝わってきました。ただ、横田さんが左投げ左打ちなのですが、僕は右投げ右打ちだったので、なかなか大変でしたね(笑)。

ドラマ『奇跡のバックホーム』より(C)ABCテレビ

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――印象に残っている話は?
バックホームを投げたときのお気持ちを聞いた時に“嘘っぽく聞こえるかも知れないですが、あのとき本当に何かに背中を押されたんです”とおっしゃっていて。ボールが二重に見える怖さから捕球の際には後ろに下がるクセがついていたそうなのですが、あのときだけは、一歩目を前に踏み出せた。あの一歩がなければ捕殺できていなかった。“まるで自分じゃない感じ”だったそうですが、まさにファンやチームメイト、ご家族…いろんな方々の思いを乗せたプレーだったんだなと思います。

――視聴者へメッセージを
こんなにも人生をかけたことがあるということ、それだけかけたことを失うということ、そして、失った後に前に進んでいくということの尊さが伝わる作品だと感じています。横田さんのバックホームに至るまでの思いや葛藤、そしていま現在もあのバックホームの時に踏み出した一歩と同じように前に進んでいる今の姿。すべてを含めて奇跡と呼べるものだと感じています。横田さんの半生を通して、きっと熱く伝わるものがあると思いますので、ぜひご覧ください。

■横田慎太郎 コメント
ドラマ化のお話をいただいた時は「まさか」と信じられなかったのですが、すぐに大変うれしい、ありがたいという気持ちに変わりました。これまで何度も何度も苦しいこと、辛いことがありました。これからを考えると、不安と恐怖で眠れない夜が何日もありました。それでも自分に大丈夫、大丈夫と言い聞かせて、自分を信じて目標を持ってやってきて、本当に野球人生の最後の最後に想像もしていないことが起こりました。一人でも多くの方に観ていただき、勇気と希望を持ってもらえたらと思っています。

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  1. 1. 間宮祥太朗、虎の縦縞で“入団会見”「舞い上がりました」 横田慎太郎氏の“奇跡のバックホーム”ドラマ化
  2. 2. 阪神タイガース戦士・間宮祥太朗×横田慎太郎の“縦縞”対談が実現 矢野監督&金本&鳥谷も登場
  3. 3. 間宮祥太朗、映画やドラマは「人生を変える力がある」 虎戦士の生き様に触発され“自身の夢”語る

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