“ミステリーの女王”アガサ・クリスティ原作の「ナイルに死す」（1937年発表）をケネス・ブラナー監督・主演で映画化した『ナイル殺人事件』（25日公開）のために、アガサ・クリスティが描くミステリー作品の大ファンだという、漫画家の魔夜峰央が描き下ろした直筆メッセージ入りの特別ビジュアルが解禁となった。

【写真】その他の写真を見る

　1978年から連載を開始して以降、単行本は100 巻を超える長編漫画となり、アニメ化、映画化、実写舞台化も果たしたギャグ漫画「パタリロ！」や、社会現象を巻き起こした映画『翔んで埼玉』（2019年）の原作者としても知られている魔夜。今回、描き下ろした特別ビジュアルには、舞台となったエジプトを背景に、主人公で口ひげがトレードマークの名探偵ポアロの姿と、直筆で“原作がよくて映画は豪華。これで面白くなかったらかえって不思議”という作品への期待を込めたメッセージが書き込まれている。

　魔夜は本作について、「クリスティでしょ、ナイルでしょ、面白くないわけがないじゃない。あと何言ったらいいんだろうって。逆に思い付かなかったですね。面白いに決まってる」と魔夜節さく裂のコメント。さらにアガサが生んだ世界的に有名な探偵ポアロの魅力を「自分で世界一の名探偵と言い切っちゃうところですかね。それはうぬぼれではなく事実を言ってるだけですから。それくらいすごい人なんだってことですよね。名探偵と言ったらポアロは欠かせません。シャーロック・ホームズかエルキュール・ポアロかぐらいになっちゃうでしょ。それくらい有名
人だから。圧倒的な強さっていうか」と語っている。

　ケネス・ブラナーが、アガサ・クリスティ原作の映画を監督・主演するのは『オリエント急行殺人事件』（17年）に続いて2作目。魔夜は「やっぱり映像です。どれだけ綺麗な画を見せてくれるかっていうのは楽しみですね。絶対裏切れないことはわかってるだろうし」とケネス・ブラナーの手腕にも期待を寄せている。

　また、魔夜の娘、山田マリエによる本作のあらすじをまとめた漫画も併せて解禁された。