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羽生結弦「自分の中でも最高のアクセルができた」 痛み止め打ち満身創痍も満足のジャンプと明かす

 北京オリンピック フィギュアスケート男子シングルで4位入賞の羽生結弦が14日、記者会見を開き、同大会で披露し、ISU(国際スケート連盟)の公認大会で史上初めて認定された4回転半について「自分の中で最高のアクセルができたと思っています」と笑顔で語った。

羽生結弦選手 写真:AFP/アフロ

羽生結弦選手 写真:AFP/アフロ

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 「どうなんでしょうかね。まだ自分の中でまとまってはいないです」とはにかんだ羽生。本番前日の練習中に足を捻挫したそうで「その程度も思ったよりひどくて、本来であれば、普通の試合だったら完全に棄権していた。今も安静にしていないといけない期間。ドクターからは10日は安静にしてねと言われた」と実情を明かした。

 それでも、6分間練習の直前に痛み止めの注射を打ってもらい出場を決意。「その注射だったり、痛みを消してもらえる感覚、自分自身がけがをしていて追い込まれている、ショートも悔しくて…いろんな思いが渦巻いた結果としてアドレナリンがすごく出て、自分の中でも最高のアクセルができたと思っています」と晴れやかな笑顔を見せた。

 4回転半を習得するにあたり、さまざまな技術を研究したという。「自分自身のジャンプには負けたくない。あのジャンプだからこそきれいだって言ってもらえるし。僕はあのジャンプしかできない。だから絶対に思いっきり飛んで、思いっきり高いアクセルで、思いっきり速く締めて、ということを追求しました。そのジャンプとしての最高点には僕の中ではたどり着けたと思っている。回転の判定もいろいろあるが、僕の中ではある意味納得してます。満足した4回転半だったと思っています」と力強く語った。

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