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いとうあさこ、未婚者に向けられる視線を語る 撮影現場で恐怖体験?「文明をすべて絶たれた感じ」

 お笑いタレントのいとうあさこ(51)が5日、都内で行われた主演映画『鈴木さん』公開記念舞台あいさつに登壇した。

映画『鈴木さん』公開記念舞台あいさつに登壇したいとうあさこ (C)ORICON NewS inc.

映画『鈴木さん』公開記念舞台あいさつに登壇したいとうあさこ (C)ORICON NewS inc.

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 第25回プチョン国際ファンタスティック映画祭や第11回北京国際映画祭などの海外の国際映画祭で映画賞を受賞し、昨年の第33回東京国際映画祭でも上映され、大きな反響を呼んだ本作。

 物語の舞台となる、現人神である“カミサマ”を国家元首にいただく、とある国では――“カミサマ”が国民の前にその姿を見せなくなってから20年が経っている。少子化対策のため、未婚者徴兵制が敷かれている。国民全員が個人番号で管理されている。この国では、多くの国民がこの国を理想郷だと思っている。

 そんな、さまざまな法令や条例が施行されているとある国のとある少子化にあえぐ町で、市民投票により、未婚者は市民権を失うという条例が制定される。廃ラブホテルで介護施設を営み、介護士として生計をたてるよしこ(いとう)は、迷い込んできた中年男性と結婚しようとするが…。

 いとうは役作りについて「(撮影時は役柄と)ほぼ近い年齢で、遠からずああいう扱いを受けてきたというか…。『なんでひとりなの?』みたいな、今でこそ口に出したらいけない世の中になってきましたし、国を出ろとは言われてないけど、居心地が…みたいなのは何度もあったので、そのままいたら、ああなったっていう感じですかね」と告白。

映画『鈴木さん』公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)佐々木想監督、いとうあさこ、佃典彦 (C)ORICON NewS inc.

映画『鈴木さん』公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)佐々木想監督、いとうあさこ、佃典彦 (C)ORICON NewS inc.

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 撮影の秘話について「(劇中に出てくる)家々の一部屋をあてがわれて、実際に暮らしていたんですよね。電波も入りにくいし、テレビも気球がずっと飛んでいた衛星放送みたいな、文字でニュースが出て、ものすごく気持ち悪くて。文明をすべて絶たれたような感じでした」と回顧。その上で、作品に込めたメッセージについて「いろいろな向きで圧がかかる世の中ですが、自分が信じたもので元気に生きていただきたい。私も元気に生きるので…」と口にしていた。

 舞台あいさつにはそのほか、佃典彦、佐々木想監督も登壇した。

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  1. 1. いとうあさこ、未婚者に向けられる視線を語る 撮影現場で恐怖体験?「文明をすべて絶たれた感じ」
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  • 映画『鈴木さん』公開記念舞台あいさつに登壇したいとうあさこ (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『鈴木さん』公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)佐々木想監督、いとうあさこ、佃典彦 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『鈴木さん』公開記念舞台あいさつに登壇した佃典彦 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『鈴木さん』公開記念舞台あいさつに登壇した佐々木想監督 (C)ORICON NewS inc.

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