第166回「直木賞」を受賞した今村翔吾氏(37)が19日、都内で会見を行い、「受賞の報を受けた時、まさか自分が泣くとは思ってなかったけど、号泣してしまいました」と万感の思いを語った。会場のホテルには人力車で乗りつけたという。 無数のフラッシュを浴び、今村氏は「やっとここまできたか」と感無量の様子で、「野球少年がイチロー選手みたいに首位打者をとりたい、ゴールデングラブをとりたいと。ただそれだけというか、僕は池波正太郎先生から始まったんで、岩波先生もとっている本当にあこがれの賞だったんです」と晴れやかに語った。池波さんと同じ37歳での受賞となった。 さらに、「もともと僕は30歳になるまで一切小説を書いたことがない青年だった」と振り返り、「30歳になっても夢はかなうということを残りの人生で証明したいと、(直木賞)受賞を公言していたんで、嘘を真に変えられた。子どもたちの気持ちを裏切らずに済んだ」と、号泣に至った思いを明かした。
2022/01/19