伝説のジャズシンガー、ビリー・ホリデイとFBIの対決を描いた映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』(2月11日公開)より、衣装イラストと場面写真を組み合わせた特別画像が公開された。
2020年度のそうそうたる映画賞に輝き、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞、アカデミー賞主演女優賞ノミネートも果たした本作。地上にひとつしかないと称えられた歌声で肌の色や身分の違いを超えて当時の人々を魅了し、没後60年以上経っても、その強烈なカリスマ性が現代のアーティスト達に影響を与え続けているビリー・ホリデイ。そんな彼女は、長きにわたり執拗(しつよう)にFBIに追い続けられた。
ターゲットとなった理由は、彼女の大ヒット曲で人種差別を告発する禁断の楽曲「奇妙な果実」を歌い続けたから。ビリーは披露したら逮捕すると脅されながらも、「この歌だけは捨てない」と真っ向からはねのけてステージに立ち続けた。
そんな彼女の短くも壮絶な人生をFBIとの対決に焦点を当てて描くのは、『大統領の執事の涙』のリー・ダニエルズ監督。長編2作目の『プレシャス』でアカデミー賞2部門受賞4部門ノミネートを果たし、社会派の深淵なテーマをエンターテイメントに昇華する手腕が称えられている。
主演は、グラミー賞ノミネート歌手のアンドラ・デイ。映画初出演ながら、そのズバ抜けた歌唱力で名曲の数々をビリーが憑依したかのように歌い上げ、彼女のパワフルかつ美しい生き様を体現した演技で観る者全ての胸を打ち、賞レースを席巻した。のちに公民権運動の音楽的出発点だったと言われる「奇妙な果実」のステージパフォーマンスは圧巻だ。
そして、本作で特筆すべきポイントの一つは、ビリー・ホリデイの人生を写し取ったようなエレガントでソリッドな、プラダとの完璧なコラボレーションによって誕生した衣装の数々。監督のリー・ダニエルズは、当時のビリーの衣装そのままのレプリカではなく彼女の美意識の真髄を捉えたいと考え、個人的な付き合いのあったプラダのヘッド・デザイナーであるミウッチャ・プラダに依頼し、コラボレーションを実現させた。
本作で衣装デザインを担当したのは『セックス・アンド・ザ・シティ』などで衣装デザイナーアシスタントを務め、リー・ダニエルズが製作したTVシリーズ『Empire 成功の代償』(15年〜19年)では、エミー賞に4度もノミネートされたパオロ・ニードゥ。パオロは「私はプラダのアーカイブとホリデイの衣装を徹底的に調べ、デザインの説明書をまとめていった。最初は正確な再現にすべきだと考えていたが、『伝記ではなく芸術を作る』というテーマに決めたので、ヴィンテージ・ドレスやビリーが来ていた服そのままの表現にならないように、現代的にしてもらった」とこだわりの衣装デザインについて振り返る。
劇中で最初に登場するビリーが身にまとっている美しい衣装もプラダのドレスだ。これはプラダの2014年春夏コレクションに着想を得たもので、アイボリーのダブル・シルクサテン、スイートハート・ネックライン、貴重なクリスタルの刺繍が施されたコラム・ドレス。グラマラスで洗練されたアップの髪型の左側には、彼女がよく身につけていた白いクチナシが目立つように飾られ、耳から首まで垂れるイヤリングがキラキラと美しく輝いている。
ほかにもシックなブラックのプランジングネックドレスやバタフライスリーブにフレアのパンツスタイル、華やかなイエローやパープルのドレス、オープンカラーシャツにパンツのカジュアルなスタイルなど、現代的な視点と1940〜50年代のスタイルが融合したビリーの衣装は、合計55着も劇中に登場する。
劇中での衣装の中で特に気に入っているものを聞かれたアンドラは「最後のシーンで「オール・オブ・ミー」を歌っている時に着ている紫色の衣装が一番好き。プラダだけではなく、パオロ・ニードゥさんの仕事ぶりが素晴らしくて、細部にわたって素晴らしいものを作ってくれた」とパオロの仕事ぶりを称えながら答えている。
1940年代、アメリカ合衆国。華やかな衣装を身にまとい、最高のステージパフォーマンスを披露し客席を魅了するビリー・ホリデイ。ひとりFBIに立ち向かい、歌い続けた彼女の人生に心が揺さぶられる。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
2020年度のそうそうたる映画賞に輝き、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞、アカデミー賞主演女優賞ノミネートも果たした本作。地上にひとつしかないと称えられた歌声で肌の色や身分の違いを超えて当時の人々を魅了し、没後60年以上経っても、その強烈なカリスマ性が現代のアーティスト達に影響を与え続けているビリー・ホリデイ。そんな彼女は、長きにわたり執拗(しつよう)にFBIに追い続けられた。
そんな彼女の短くも壮絶な人生をFBIとの対決に焦点を当てて描くのは、『大統領の執事の涙』のリー・ダニエルズ監督。長編2作目の『プレシャス』でアカデミー賞2部門受賞4部門ノミネートを果たし、社会派の深淵なテーマをエンターテイメントに昇華する手腕が称えられている。
主演は、グラミー賞ノミネート歌手のアンドラ・デイ。映画初出演ながら、そのズバ抜けた歌唱力で名曲の数々をビリーが憑依したかのように歌い上げ、彼女のパワフルかつ美しい生き様を体現した演技で観る者全ての胸を打ち、賞レースを席巻した。のちに公民権運動の音楽的出発点だったと言われる「奇妙な果実」のステージパフォーマンスは圧巻だ。
そして、本作で特筆すべきポイントの一つは、ビリー・ホリデイの人生を写し取ったようなエレガントでソリッドな、プラダとの完璧なコラボレーションによって誕生した衣装の数々。監督のリー・ダニエルズは、当時のビリーの衣装そのままのレプリカではなく彼女の美意識の真髄を捉えたいと考え、個人的な付き合いのあったプラダのヘッド・デザイナーであるミウッチャ・プラダに依頼し、コラボレーションを実現させた。
本作で衣装デザインを担当したのは『セックス・アンド・ザ・シティ』などで衣装デザイナーアシスタントを務め、リー・ダニエルズが製作したTVシリーズ『Empire 成功の代償』(15年〜19年)では、エミー賞に4度もノミネートされたパオロ・ニードゥ。パオロは「私はプラダのアーカイブとホリデイの衣装を徹底的に調べ、デザインの説明書をまとめていった。最初は正確な再現にすべきだと考えていたが、『伝記ではなく芸術を作る』というテーマに決めたので、ヴィンテージ・ドレスやビリーが来ていた服そのままの表現にならないように、現代的にしてもらった」とこだわりの衣装デザインについて振り返る。
劇中で最初に登場するビリーが身にまとっている美しい衣装もプラダのドレスだ。これはプラダの2014年春夏コレクションに着想を得たもので、アイボリーのダブル・シルクサテン、スイートハート・ネックライン、貴重なクリスタルの刺繍が施されたコラム・ドレス。グラマラスで洗練されたアップの髪型の左側には、彼女がよく身につけていた白いクチナシが目立つように飾られ、耳から首まで垂れるイヤリングがキラキラと美しく輝いている。
ほかにもシックなブラックのプランジングネックドレスやバタフライスリーブにフレアのパンツスタイル、華やかなイエローやパープルのドレス、オープンカラーシャツにパンツのカジュアルなスタイルなど、現代的な視点と1940〜50年代のスタイルが融合したビリーの衣装は、合計55着も劇中に登場する。
劇中での衣装の中で特に気に入っているものを聞かれたアンドラは「最後のシーンで「オール・オブ・ミー」を歌っている時に着ている紫色の衣装が一番好き。プラダだけではなく、パオロ・ニードゥさんの仕事ぶりが素晴らしくて、細部にわたって素晴らしいものを作ってくれた」とパオロの仕事ぶりを称えながら答えている。
1940年代、アメリカ合衆国。華やかな衣装を身にまとい、最高のステージパフォーマンスを披露し客席を魅了するビリー・ホリデイ。ひとりFBIに立ち向かい、歌い続けた彼女の人生に心が揺さぶられる。
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2022/01/18