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『ポンヌフの恋人』の監督カラックスの新作『アネット』公開日決定&特報

 今年の「第74回カンヌ国際映画祭」でオープニングを飾り、監督賞を受賞したレオス・カラックス監督最新作『アネット』が2022年4月1日に日本で公開されることが決定。製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーと実力派マリオン・コティヤールを主演に迎え、レオス・カラックスが初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラの特報が解禁となった。

アダム・ドライバー×マリオン・コティヤール=映画『アネット』(2022年4月1日公開)

アダム・ドライバー×マリオン・コティヤール=映画『アネット』(2022年4月1日公開)

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 この特報は、ヘンリーとアンの恋の物語から始まる。「初めて恋に落ちた」「彼女が僕を変えたんだ」やがて生まれる2人の子ども<アネット>。しかし甘い時間は束の間、その後捉えられているのは<何か>に怯える彼らの姿だった。

 日本でも根強い人気を誇り、原案も手がけたロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンド、スパークスの音楽をバックに、人気スタンダップコメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と、一流オペラ歌手のアン(マリオン・コティヤール)、そして2人のあいだに生まれたアネットの“暗然たるおとぎ話”の始まりを予感させる映像となっている。

 35年間で発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックス。1984年、弱冠24歳でカンヌ映画祭に登場した『ボーイ・ミーツ・ガール』、“アンファン・テリブル”(恐るべき子ども)と、カラックスの名を世界中に知らしめた『汚れた血』(86年)、2度の撮影中断に見舞われながらもロングラン大ヒットを記録した『ポンヌフの恋人』(91年)、ハーマン・メルヴィルの小説を原作に映画化を挑んだ『ポーラX』(99年)、そして謎に満ちた迷宮的な内容が高く評価された『ホーリー・モーターズ』(2012年)。

 その一作一作で、既存のジャンルを軽々と超える、新たな映画体験を生み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得しているカラックスの8年ぶりとなる本作は、スパークスがストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語を映画化。劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品を作り出した。また、カラックスが「父親になってからの映画」とその特別な思いを語る本作には、カラックス自身の人生が色濃く反映されていることも見どころの一つだ。

 ポスターは、「愛がたぎる」という、圧倒的な熱情を感じさせるコピーライトと相反するように、冷たい嵐と波に揉まれながら二人で手を取って踊り続けるヘンリーとアンの姿を切り取ったもの。果たしてこれは現実なのか? それとも? 劇画タッチのビジュアルが、さまざまな憶測を呼ぶビジュアルとなっている。

(C)2020 CG Cinema International / Theo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinema / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Televisions belge) / Piano

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  1. 1. アダム・ドライバーが歌う“ロック・オペラ・ミュージカル”来春公開
  2. 2. 『ポンヌフの恋人』の監督カラックスの新作『アネット』公開日決定&特報
  3. 3. 原案・音楽スパークス、カラックス監督最新作『アネット』予告編

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