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【カムカムエヴリバディ】未熟だった美都里 女神のように昇華した美しき最期

 俳優の上白石萌音が初代ヒロインを務める、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(月〜土 前8:00 総合/前 7:30 BSプレミアム・BS4K※土曜日は1週間の振り返り)。きょう14日の放送では、稔(松村北斗)と勇(村上虹郎)の母・美都里(YOU)が、戦死した稔のもとへと旅立った。安子(上白石)にとってはある種、敵役のような存在となる場面もあったが、そのキャラクターの魅力を制作統括の堀之内礼二郎氏が語った。

『カムカムエヴリバディ』第32回より(C)NHK

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 “朝ドラ”初出演のYOUが演じている美都里は、良家のお嬢様育ちで気品があり、いつも華やか。第12回(11月16日)の放送では、安子に対して「二度と稔に近づくな」など結婚前は厳しい対応をすることもあり、稔の戦死で憔悴(しょうすい)すると、安子を雉真家から追い出そうと、千吉(段田安則)に持ちかけた。その後、るいと安子は大阪へ行き、雉真家へ戻ることになったときは、2人の帰りを快く受け入れた。

 そして、きのう13日の放送では、クリスマスの日に戻ってきた算太(濱田岳)に対して「生きとるだけでええんじゃ」と言葉をかけ、優しく抱きしめた美都里。このシーンについて、堀之内氏は「すべての親の気持ちですよね。帰ってこなかった稔を思い浮かべながら算太を抱きしめた。敵役のように出てきましたが、女神のように昇華していきました。幸せに天国に旅立っていき、愛情を感じるキャラクターになったと思います」と最後は、優しい母の顔を見せてくれた。

 以前にも「いわゆる『悪役』とは違って、美都里さんは意地悪をするために生きているわけではないんです。稔や家族、雉真家のことを大切に思っていて、ちゃんとした自分の信念の元に生きている。演じ方によっては本当に嫌な人になってしまう。でも、そこはYOUさんの良い意味での力の抜け具合で、少女のような美都里さんの魅力を生みだしてくれました」と美都里の人物像を語っていた堀之内氏。

『カムカムエヴリバディ』第32回より(C)NHK

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 YOU本人は「美都里さんはたぶんとてもいいところのお嬢さんで、世間知らずで、千吉さんのところにお嫁にいって、息子たちをでき愛していて、 非常にこう…未熟な女ですね(笑)」とも語っていた。

 稔、勇、千吉にはときには行き過ぎた言動を指摘されていた美都里。YOUが話すように、彼女自身、未熟だった部分はあったのかもしれないが、戦争で愛する息子を失った悲しみの表現力、最後は優しさあふれる表情も見せ、胸を打たれた人も多いのではないだろうか。
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