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『サンダーバード55/GOGO』樋口真嗣の構成Ver.初解禁

 放送開始から55年が経つテレビシリーズ「サンダーバード」の当時の撮影手法そのままに、完全新作エピソードでよみがえる、日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』(2022年1月7日公開、翌8日よりオンライン公開)。このたび、世界唯一の日本語劇場版となる樋口真嗣が構成したシーンが解禁された。

『サンダーバード55/GOGO』樋口真嗣の構成シーン

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 『サンダーバード55/GOGO』は、「サンダーバード」生誕50周年に合わせて、イギリス本国で制作された3本の“「サンダーバード」50周年記念エピソード”を、日本放送開始55周年を迎えた今年、1本の劇場版作品にしたもの。

 今回到着した本編映像は、「サンダーバード」の生みの親であるジェリー・アンダーソンが手掛けたSF特撮ドラマ『謎の円盤UFO』(1970年)のオマージュを織り込んだワンシーンから始まり、なんと当時のナレーション・矢島正明氏を起用。

 シーンが切り替わると、「サンダーバード」シリーズに登場するコンテナメカたちのダイジェスト紹介が新たに追加されており、3本のエピソードをつなぐだけではなく、「サンダーバード」ならではの仕掛けが散りばめられている。

 樋口による演出箇所はまだほかにも用意されており、サンダーバードファンの心をくすぐり思わずニヤリとしてしまうはず。そしてファンのみならず初見でも楽しめるよう導入部分にも樋口によるこだわりが見られる。

 今回の本編映像解禁とあわせて、構成を担当した樋口と本作のプロデューサーを務めたスティーブン・ラリビエーからのコメントが到着。樋口は「オリジナルに対する敬意として、新たな解釈や余計な講釈を一切排除して、我々が初めて触れた当時と同じく”日本語版”を当時と同じ東北新社様で製作できたことも身に余る光栄です」と、喜びを伝えてる。

 ラリビエーは日本に住んでいたことを明かしつつ、「この3つのエピソードが日本で公開されるときには、単に英語に字幕を付けただけではなく、日本の文化に合った形で観てもらいたいと思っていました。樋口真嗣さんは、私たちが作ったものを尊重しつつ、皆さんが昔から観ていた日本ならではの『サンダーバード』になるように構成してくれました。『FAB』、『ハイ、パパ』も健在です」と仕上がりの大満足な様子。「日本の観客の皆さんにも、この21世紀におけるスーパーマリオネーション、そしてセンチュリー21のこれからの冒険を、私と一緒に期待していただければ幸いです」と語りかけている。

『サンダーバード55/GOGO』2022年1月7日より劇場上映開始、翌8日よりオンライン上映開始

『サンダーバード55/GOGO』2022年1月7日より劇場上映開始、翌8日よりオンライン上映開始

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■樋口真嗣(構成担当)コメント(全文)
 グレートブリテンの伝統の結晶、スーパーマリオネーションの歴史に参加できるという僥倖を授かり、誠に恐悦至極であります。オリジナルに対する敬意として、新たな解釈や余計な演出を一切排除して、我々が初めて触れた当時と同じく「日本語版」を当時と同じ東北新社様で製作できたことも身に余る光栄です。

 満島ひかり嬢の参加により、レディ・ペネロープ像に新鮮なコントラストが与えられたことも見逃せないでしょう。そして、我々日本語版スタッフのささやかなる挑戦の一つとして、矢島正明さんのナレーションによるオープニングの再構築を致しました。矢島さんの豊穣なトーンアンドマナーをお楽しみください。

■スティーブン・ラリビエー(プロデューサー・監督)コメント(全文)

 子どもの頃から「サンダーバード」のファンだった私は、国際救助隊がスーパーマリオネーションで新たに活躍するのを見たいと常々思っていました。映画監督として、私はそのような冒険譚を創りたいと願っていました。

 2015年、1960年代のオリジナル音声をベースにした “新しい”「サンダーバード」の3つのエピソードのプロデューサーになり、それらすべてが実現しました。私と私のスタッフにとって、本物であることは最も重要なことでした。それは1960年代に作られたように見え、感じられなければなりません。私の仕事は世界に通用する映像を作ることと、英語圏に通用するものを作ることでした。

 以前日本に住んでいたことがあり日本人や日本の文化を愛している私は、この3つのエピソードが日本で公開されるときには、単に英語に字幕を付けただけではなく、日本の文化に合った形で観てもらいたいと思っていました。樋口真嗣さんは、私たちが作ったものを尊重しつつ、皆さんが昔から観ていた日本ならではの「サンダーバード」になるように構成してくれました。「FAB」、「ハイ、パパ」も健在です。

 私たちがこれらのエピソードを作ったとき、伝統的なスーパーマリオネーション技術を使ったことがイギリスで大きなニュースになりました。樋口真嗣さんは、そのストーリーを日本語劇場版に織り込んでいて、3つの冒険譚だけでなく、1960年代の素晴らしい撮影スタイルの復活を体験することができます。パペットやミニチュアも生まれ変わりました。『サンダーバード55/GOGO』が日本の映画館で上映されることにとてもワクワクしていますし、嬉しく思います。日本の観客の皆さんにも、この21世紀におけるスーパーマリオネーション、そしてセンチュリー21のこれからの冒険を、私と一緒に期待していただければ幸いです。

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  1. 1. 放送開始55周年で映画化『サンダーバード55/GOGO』2022年公開決定
  2. 2. 完全新作『サンダーバード』ペネロープ役は黒柳徹子から満島ひかりにバトンタッチ
  3. 3. 『サンダーバード55/GOGO』樋口真嗣の構成Ver.初解禁

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