ジョージア映画界を代表する女性監督ラナ・ゴゴベリゼ監督が日本の“金継ぎ”に着想を得て描く過去との和解の物語、映画『金の糸』が2022年2月26 日(土)より岩波ホールほか全国順次公開となる。
ジョージアは、ソビエト連邦の構成国の一つだった時代から、1991年に独立。日本では15年まで「グルジア」の外名が使用されていた。北にロシア、南にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと隣接している。
そんな日本から遠く離れた国で映画を撮り続けてきたゴゴベリゼ監督は、『インタビュアー』(サンレモ国際映画祭グランプリ)、『転回』(東京国際映画祭最優秀監督賞)などが高く評価され、テンギズ・アブラゼ監督、オタール・イオセリアーニ監督、ギオルギ・シェンゲラヤ監督たちとともにソビエト時代からジョージア映画の発展を担ってきた伝説的な存在。
「金継ぎ」から着想を得て、“未来を見るために過去を金で修復する”という意味を込めたタイトルの本作は、自身の母もスターリンの大粛清で流刑された経験を持つゴゴベリゼ監督が、91歳になった自身の経験を投影しながら描いた、27年ぶりの新作だ。
ジョージアの古都・トビリシの旧市街の片隅。79歳を迎えた作家エレネの元へ、娘の姑で、ソビエト時代に政府の高官だったミランダが引っ越してくる。そこへ突然、60年前の恋人アルチルから電話がかかってきて――ジョージアの激動の時代を生きた3人の過去が明らかになっていくというストーリー。
主役のエレネは、『ロビンソナーダ』で知られるジョージア映画界の重鎮ナナ・ジョルジャゼ監督が演じている。予告編は、主人公の女性作家エレネがキーボードを叩くシーンから始まり、風に揺れる花瓶の花、エレネの母親が監獄で作ったという人形、中庭のあるトビリシの伝統的集合住宅などが挿入される。
そしてエレネとミランダの激しい衝突はソビエト時代に何があったのかを想像させ、“金継ぎ”を元にしたアートに重ねられた「過去に囚われても過去を壊してもいけない 金で継ぎ合わせるの」という言葉で、本作のテーマを浮かび上がらせる。繰り返し流れる美しい音楽は、2019年に惜しまれつつ亡くなった国際的なジョージア人作曲家ギヤ・カンチェリによるものだ。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
ジョージアは、ソビエト連邦の構成国の一つだった時代から、1991年に独立。日本では15年まで「グルジア」の外名が使用されていた。北にロシア、南にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと隣接している。
「金継ぎ」から着想を得て、“未来を見るために過去を金で修復する”という意味を込めたタイトルの本作は、自身の母もスターリンの大粛清で流刑された経験を持つゴゴベリゼ監督が、91歳になった自身の経験を投影しながら描いた、27年ぶりの新作だ。
ジョージアの古都・トビリシの旧市街の片隅。79歳を迎えた作家エレネの元へ、娘の姑で、ソビエト時代に政府の高官だったミランダが引っ越してくる。そこへ突然、60年前の恋人アルチルから電話がかかってきて――ジョージアの激動の時代を生きた3人の過去が明らかになっていくというストーリー。
主役のエレネは、『ロビンソナーダ』で知られるジョージア映画界の重鎮ナナ・ジョルジャゼ監督が演じている。予告編は、主人公の女性作家エレネがキーボードを叩くシーンから始まり、風に揺れる花瓶の花、エレネの母親が監獄で作ったという人形、中庭のあるトビリシの伝統的集合住宅などが挿入される。
そしてエレネとミランダの激しい衝突はソビエト時代に何があったのかを想像させ、“金継ぎ”を元にしたアートに重ねられた「過去に囚われても過去を壊してもいけない 金で継ぎ合わせるの」という言葉で、本作のテーマを浮かび上がらせる。繰り返し流れる美しい音楽は、2019年に惜しまれつつ亡くなった国際的なジョージア人作曲家ギヤ・カンチェリによるものだ。
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2021/12/06