俳優の菅田将暉と原田美枝子がダブル主演する映画『百花』が、来年(2022年)9月9日に公開されることが決定した。同作は、映画プロデューサー・脚本家として『告白』『悪人』『モテキ』『君の名は。』『竜とそばかすの姫』『映画ドラえもん のび太の宝島』など多数の映画を製作してきた川村元気の原作、脚本、監督によるもの。川村は本作で長編監督デビューを飾る。
川村が2019年に発表した自身4作目となる小説「百花」(文春文庫)を映画化。ふたりで生きてきた親子の、愛と記憶と、忘れられない事件を巡る物語は、川村自身の体験から生まれたもの。記憶を失っていく母と向き合うことで、母との思い出を蘇らせていく息子・葛西泉を菅田、すべてを忘れていく中で、さまざまな時代の記憶を交錯させていく母・葛西百合子を原田が演じる。
今年6月17日にクランクインし、8月12日オールアップ、「目下編集中ですが、菅田将暉、原田美枝子の凄まじい姿が映っていることだけは確かです」と、川村監督は手応えを語っている。
菅田が演じる泉は、レコード会社に勤務し、社内結婚をしてまもなく子どもが生まれようとしていたところ、記憶を失っていく母を目の当たりにし、封印していたはずの過去の記憶に向き合うことなる。菅田は「自分の曖昧な記憶と向き合い、忘れていく人間を自覚し、足掻(あが)いていこうと思いました。そして、一生忘れられないテイクが生まれました。原田さんとふたり、ボロボロになりました。ふと思い出してはニヤニヤしています」と、コメント。
一方、原田が演じる百合子は、女手一つで育ててきた息子と、とある事件をきっかけにすれ違うようになってしまい、記憶を失っていくなか、思い出の奥底にある「秘密」に手を伸ばそうとする母の姿を熱演。
黒澤明、増村保造、深作欣二など数々の名匠の作品に多数出演し、映画賞を総なめにしてきた原田だが、初めての川村組の現場は「記憶を失っていく様をリアルにみせていくのは、非常に難しく大変でした。また現在の自分と20歳以上若い過去の自分の両方を演じたりと、いろいろなチャレンジがあり、冒険をさせてもらった現場です」と振り返る。
さらに原田は「なかなかOKが出なかったシーンのロケで、ふと空を見た時、黒澤(明)さんや溝口(健二)さん、私の恩師である増村(保造)さんたちが並んで見守ってくれているような、不思議な感覚を味わいました。みんなで魂を込めて作った作品です」と力強くコメントしている。
劇中ビジュアルには、夕暮れ時の諏訪湖を背に、微笑む母・百合子(原田)と見つめる息子・泉(菅田)の姿が写し出されている。そして40秒の“超特報映像”は、「また、母が遠くへ行ってしまいそうな気がした―。」という菅田将暉のナレーションから始まる。花火を見つめる2人、幼少のころの記憶、お互いを探し駆け出す姿、そして随所に映し出される“花”…。現在と過去の記憶が入り混じった映像から、記憶を失っていく母の行く末を予感させる、切なくも美しい映像となっている。
■菅田将暉(葛西泉 役)のコメント
川村元気さんとはこれまで色んな現場でお会いし、何本もお世話になっているのですが、世界中を飛び回り常に新しいものを探し続けるその姿勢に、どこか超人めいた華やかさを感じていました。しかし今回ご自身で書き、監督する「百花」を初めて読んだ時にびっくりしました。こんなにも小さな、小さな小さな物語。誰もが通る、親子の、家族の、褪せていく記憶の世界。どうしようもない人間の性があふれていて、原作小説を読みながら気づいたら泣いてました。今、川村元気さん本人の手で残すべき作品だと思いました。自分の曖昧な記憶と向き合い、忘れていく人間を自覚し、足掻いていこうと思いました。そして、一生忘れられないテイクが生まれました。原田さんとふたり、ボロボロになりました。ふと思い出してはニヤニヤしています。公開が楽しみです。皆さまの記憶にこびりつき、明日がより豊かになる事を願っています。
■原田美枝子(葛西百合子 役)のコメント
私自身、母の記憶にまつわるドキュメンタリー映画をつくっていたので、この本をすごく面白く読ませていただきました。当たり前だったことが次の瞬間分からなくなる、記憶を失っていく様をリアルにみせていくのは、非常に難しく大変でした。また現在の自分と20歳以上若い過去の自分の両方を演じたりと、いろいろなチャレンジがあり、冒険をさせてもらった現場です。
菅田さんは個性の強い方という印象だったんですけど、話し始めたらすごく素直で頼れる方で、たくさん支えてもらいました。川村監督は俳優のことをちゃんと見てくださる方で、信頼して身を任せることができました。
なかなかOKが出なかったシーンのロケで、ふと空を見た時、黒澤(明)さんや溝口(健二)さん、私の恩師である増村(保造)さんたちが並んで見守ってくれているような、不思議な感覚を味わいました。みんなで魂を込めて作った作品です。楽しみに待っていてください!
■川村元気監督のコメント
「あなたは誰?」
五年前に私のことを忘れてしまった祖母。
徐々に記憶を失っていく祖母と向き合いながら、私自身が様々なことを忘れていたり、記憶を書き換えながら生きていることに気付かされました。
人間は体ではなく記憶でできている。
どうしようもない瑣末な記憶ですら、それらは複雑にその人に根ざし、その人を形成している。
そんな実感から生まれた小説が「百花」でした。
原作小説を読み、すぐに電話をかけてきてくれた菅田将暉くん。
脚本や芝居について。何度も話し合いを重ねた原田美枝子さん。
監督をしながら自分で書いた物語の記憶は散り散りになり、いまは素晴らしいスタッフ、キャストと共有する記憶として再構成されています。
目下編集中ですが、菅田将暉、原田美枝子の凄まじい姿が映っていることだけは確かです。完成をしばし、お待ちいただければ幸いです。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
川村が2019年に発表した自身4作目となる小説「百花」(文春文庫)を映画化。ふたりで生きてきた親子の、愛と記憶と、忘れられない事件を巡る物語は、川村自身の体験から生まれたもの。記憶を失っていく母と向き合うことで、母との思い出を蘇らせていく息子・葛西泉を菅田、すべてを忘れていく中で、さまざまな時代の記憶を交錯させていく母・葛西百合子を原田が演じる。
今年6月17日にクランクインし、8月12日オールアップ、「目下編集中ですが、菅田将暉、原田美枝子の凄まじい姿が映っていることだけは確かです」と、川村監督は手応えを語っている。
菅田が演じる泉は、レコード会社に勤務し、社内結婚をしてまもなく子どもが生まれようとしていたところ、記憶を失っていく母を目の当たりにし、封印していたはずの過去の記憶に向き合うことなる。菅田は「自分の曖昧な記憶と向き合い、忘れていく人間を自覚し、足掻(あが)いていこうと思いました。そして、一生忘れられないテイクが生まれました。原田さんとふたり、ボロボロになりました。ふと思い出してはニヤニヤしています」と、コメント。
一方、原田が演じる百合子は、女手一つで育ててきた息子と、とある事件をきっかけにすれ違うようになってしまい、記憶を失っていくなか、思い出の奥底にある「秘密」に手を伸ばそうとする母の姿を熱演。
黒澤明、増村保造、深作欣二など数々の名匠の作品に多数出演し、映画賞を総なめにしてきた原田だが、初めての川村組の現場は「記憶を失っていく様をリアルにみせていくのは、非常に難しく大変でした。また現在の自分と20歳以上若い過去の自分の両方を演じたりと、いろいろなチャレンジがあり、冒険をさせてもらった現場です」と振り返る。
さらに原田は「なかなかOKが出なかったシーンのロケで、ふと空を見た時、黒澤(明)さんや溝口(健二)さん、私の恩師である増村(保造)さんたちが並んで見守ってくれているような、不思議な感覚を味わいました。みんなで魂を込めて作った作品です」と力強くコメントしている。
劇中ビジュアルには、夕暮れ時の諏訪湖を背に、微笑む母・百合子(原田)と見つめる息子・泉(菅田)の姿が写し出されている。そして40秒の“超特報映像”は、「また、母が遠くへ行ってしまいそうな気がした―。」という菅田将暉のナレーションから始まる。花火を見つめる2人、幼少のころの記憶、お互いを探し駆け出す姿、そして随所に映し出される“花”…。現在と過去の記憶が入り混じった映像から、記憶を失っていく母の行く末を予感させる、切なくも美しい映像となっている。
川村元気さんとはこれまで色んな現場でお会いし、何本もお世話になっているのですが、世界中を飛び回り常に新しいものを探し続けるその姿勢に、どこか超人めいた華やかさを感じていました。しかし今回ご自身で書き、監督する「百花」を初めて読んだ時にびっくりしました。こんなにも小さな、小さな小さな物語。誰もが通る、親子の、家族の、褪せていく記憶の世界。どうしようもない人間の性があふれていて、原作小説を読みながら気づいたら泣いてました。今、川村元気さん本人の手で残すべき作品だと思いました。自分の曖昧な記憶と向き合い、忘れていく人間を自覚し、足掻いていこうと思いました。そして、一生忘れられないテイクが生まれました。原田さんとふたり、ボロボロになりました。ふと思い出してはニヤニヤしています。公開が楽しみです。皆さまの記憶にこびりつき、明日がより豊かになる事を願っています。
■原田美枝子(葛西百合子 役)のコメント
私自身、母の記憶にまつわるドキュメンタリー映画をつくっていたので、この本をすごく面白く読ませていただきました。当たり前だったことが次の瞬間分からなくなる、記憶を失っていく様をリアルにみせていくのは、非常に難しく大変でした。また現在の自分と20歳以上若い過去の自分の両方を演じたりと、いろいろなチャレンジがあり、冒険をさせてもらった現場です。
菅田さんは個性の強い方という印象だったんですけど、話し始めたらすごく素直で頼れる方で、たくさん支えてもらいました。川村監督は俳優のことをちゃんと見てくださる方で、信頼して身を任せることができました。
なかなかOKが出なかったシーンのロケで、ふと空を見た時、黒澤(明)さんや溝口(健二)さん、私の恩師である増村(保造)さんたちが並んで見守ってくれているような、不思議な感覚を味わいました。みんなで魂を込めて作った作品です。楽しみに待っていてください!
■川村元気監督のコメント
「あなたは誰?」
五年前に私のことを忘れてしまった祖母。
徐々に記憶を失っていく祖母と向き合いながら、私自身が様々なことを忘れていたり、記憶を書き換えながら生きていることに気付かされました。
人間は体ではなく記憶でできている。
どうしようもない瑣末な記憶ですら、それらは複雑にその人に根ざし、その人を形成している。
そんな実感から生まれた小説が「百花」でした。
原作小説を読み、すぐに電話をかけてきてくれた菅田将暉くん。
脚本や芝居について。何度も話し合いを重ねた原田美枝子さん。
監督をしながら自分で書いた物語の記憶は散り散りになり、いまは素晴らしいスタッフ、キャストと共有する記憶として再構成されています。
目下編集中ですが、菅田将暉、原田美枝子の凄まじい姿が映っていることだけは確かです。完成をしばし、お待ちいただければ幸いです。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
このニュースの流れをチェック
- 1. 菅田将暉×原田美枝子、親子役でダブル主演 原作・脚本・監督は川村元気
- 2. 菅田将暉×原田美枝子、映画『百花』切なくも美しい“親子”ポスタービジュアル
- 3. 長澤まさみ、決め手は「信頼」 映画『百花』菅田将暉と夫婦役で共演 永瀬正敏も出演
- 4. 菅田将暉×原田美枝子、映画『百花』公開まで100日 「半分の花火」とは?最新予告映像
- 5. 菅田将暉・原田美枝子・長澤まさみ、映画『百花』本ポスタービジュアル&場面写真解禁
- 6. 劇中の“ヴァーチャルアーティスト”が映画主題歌デビュー、菅田将暉×原田美枝子主演『百花』
- 7. 川村元気長編初監督作品『百花』、サン・セバスティアン国際映画祭コンペ出品
- 8. 菅田将暉・原田美枝子・長澤まさみ、映画『百花』を語る1分間の特別映像
- 9. 菅田将暉、“写真家”永瀬正敏との初共演に「緊張」 『CUT』インタビューで実現
- 10. 映画『百花』撮影現場に“名監督”山田洋次&是枝裕和現る メイキング写真公開
2021/12/02