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芦田愛菜&宮本信子、BLでつながる年の差58歳の親友役 「メタモルフォーゼの縁側」実写化

 2017年に連載が始まって以降、じわじわと話題を呼び、「このマンガがすごい!」「文化庁メディア芸術祭 マンガ部門」など数々の漫画賞を受賞した鶴谷香央理の「メタモルフォーゼの縁側」が、芦田愛菜宮本信子の出演で実写化されることが発表された。芦田と宮本は『阪急電車〜片道15分の奇跡〜』(2011年)以来10年ぶり、2度目の共演となる。

芦田愛菜&宮本信子が10年ぶりに共演、映画『メタモルフォーゼの縁側』2022年初夏全国公開(C)2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会

芦田愛菜&宮本信子が10年ぶりに共演、映画『メタモルフォーゼの縁側』2022年初夏全国公開(C)2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会

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 本作の主人公は、17歳の人付き合いが苦手な女子高生・佐山うらら(芦田)。ひとりこっそりとBL漫画を読むことが毎日の楽しみ。もうひとりの主人公・市野井雪は、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳のおばあちゃん(宮本)。キレイな表紙に惹かれてジャケ買いした漫画がBLだったことをきっかけにすっかりBLに魅了される。友達も彼氏もいないBLだけが心の支えのうらら。ひとりぼっちで過ぎ去る時間に寂しさを感じる雪。そんなふたりがBLをきっかけに出会う。年齢も立場も肩書きも全く違うけれど、一緒に漫画を読んで、一緒に笑って、一緒に泣いて、時には激論を交わす、BLが育む年の差58歳の女の友情。BLでつながったふたりの人生は、意外な方向に転がりだしていく。

 芦田が<第54回ブルーリボン賞 新人賞>を史上最年少で受賞し、宮本信子が<日本アカデミー賞 優秀助演女優賞><報知映画賞 助演女優賞>を受賞した。宮本との撮影を振り返り芦田は「一緒にお芝居をさせていただいて、うららの気持ちをスッと引き出していただいたような気がします」とコメント。対して宮本は「愛菜さんとは10年前、おばあさんと孫として共演しました。あの頃は私の手の中に小さな手がスッポリ入ったんです」と当時を懐かしんだ。

 原作者の鶴谷香央理は漫画が映画にメタモルフォーゼ(=変形、変身)したことに関して「うれしくて(企画書を)しばらく鞄(かばん)に入れていました。」と話す。撮影現場を見学し「ひとつひとつが輝いていて、映画への憧れが大きくなるばかりでした。最後にどんな作品ができあがるのか、今から本当に楽しみです」と期待を寄せている。

 脚本を担当したのは、連続テレビ小説『ひよっこ』(17年、NHK)、『ちゅらさん』(01年、NHK)、『阪急電車〜片道15分の奇跡〜』、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17年)など名作ドラマを数多く手掛けてきた岡田惠和。それぞれ別のさみしさを抱えたうららと雪の友情と変化を岡田が丁寧に脚本に落とし込み、『妖怪人間ベム』(11年、日本テレビ)、『奇跡の人」(16年、NHK・BSプレミアム)、映画『青くて痛くて脆い』(18年)などの狩山俊輔監督が美しく映像に落とし込んだ。撮影はすでに終了し、公開は来年を予定している。

■芦田愛菜(うらら 役)のコメント全文
 オファーをいただいたときに原作を読ませていただきました。読めば読むほどあったかくて元気になるような、愛おしくて抱きしめたくなるような作品だと思いました。

 宮本さんとは10年前は孫役として共演させていただき、今回はお友達役として再びご一緒できてとてもうれしかったです。宮本さんはご自身が納得いくまでせりふを合わせたり、現場を動かれている姿が印象的で、一緒にお芝居をさせていただくと私自身も頭で考えるのではなく自然に体が動いていき、うららの気持ちをスッと引き出していただいたような気がします。

■宮本信子(雪 役)のコメント全文
 最初にお話しをいただいたとき、まず「“BL”とは何のことですか?」と質問させていただきました。原作を読ませていただき、鶴谷さんの絵があたたかくて、やさしくて、素敵でした! 隅々までいいんですもの。雪さんも魅力的な人物なので、岡田さんが書かれたせりふと共に、少しでも雪さんに近づけたらと思いました。お相手の愛菜さんとは10年前、おばあさんと孫として共演しました。あの頃は私の手の中に小さな手がスッポリ入ったんです。今回の共演はうれしく楽しみにしておりました。

「メタモルフォーゼの縁側」1巻書影 (C)2018 Kaori Tsurutani/KADOKAWA

「メタモルフォーゼの縁側」1巻書影 (C)2018 Kaori Tsurutani/KADOKAWA

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■原作:鶴谷香央理のコメント全文
 初めて企画書をいただいた時は、うれしくてしばらく鞄(かばん)に入れていました。プロット、台本といただくうちに、映画というのは、大勢の人のその場の工夫によって組み上げられ、変化していくものだと体感することができました。私が垣間見たその過程は、山あり谷ありの中でも誠実で、ひとつひとつが輝いていて、映画への憧れが大きくなるばかりでした。最後にどんな作品ができあがるのか、今から本当に楽しみです。

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