人気グループ・嵐の相葉雅紀が18日、テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『和田家の男たち』（22日スタート、毎週金曜　後11：15〜深0：15※一部地域で放送時間が異なる）の制作発表記者会見に出席。今回の作品では、ネットニュース編集部の記者として記事を書き始める37歳の男・和田優を演じる。「ついこの間、スーパーで米倉涼子さんを見ました」と、ネットでバズりそうな特ダネゲット？かと思いきや、「すごくスラッとした方がいて、絶対、米倉さんだと思ったけど、話しかけなかった」と、相葉。「直撃取材はしなかったです。バレたくないから帽子かぶっているんだと思ったので、『米倉さ〜ん！』と行くのもどうかなぁと思った」と言い、相手の身になって物事を考えることができる相葉の人柄を伺わせた。

【写真】その他の写真を見る

　同ドラマは、息子はネットニュースの記者、佐々木蔵之介演じる父・秀平はテレビ局の報道マン、段田安則演じる祖父・寛は元新聞記者という、それぞれ異なったメディアに携わっている“マスコミ一家”の「和田家」を舞台に、男だらけの家族が織り成す、異色のホームドラマ。相葉演じる優が、しばらく会っていなかった父、祖父と再会し、男３人暮らしをスタートさせる中で、少しずつ打ち解けながら、記者としても成長していく物語。

　相葉、佐々木、段田の男3人会話劇が大きな見どころで、3人で食卓を囲むシーンが多いとのこと。撮影現場は「すごく和やかな雰囲気」（相葉）で、「ちょっとアホらしいんだけど、面白い」（段田）、「馬鹿馬鹿しいことを話しているんですが、それぞれ、一本筋が通っている」（佐々木）と、会見中の3人の表情も終始おだやか。

　そして、佐々木や段田も相葉の人柄にほれ込んでいるよう。佐々木は「僕は自分がやりやすいようにいろいろ注文をつけることもあるんですが、相葉さんにはそれながい。提示されたものをそのまま、すべて受け入れて、ドンとやる。それが立派。『和田家〜』の優くんの人当たりがよくて、やさしくて、人の意見をちゃんと聞くキャラクターに、僕は母性すら感じます。息子なのに（笑）。そういうやさしさがある。でも、それは芯が強いってことなんですよね。芯の強さがやさしさになっている、それをそのまま座長（相葉）にも感じますね」と、コメント。

　これに対し、相葉は「求められたものに対しては全て応えたい。応えられるような自分に持っていきたい」と気概を示した。母性とは少し違うが、和田家では家事全般を優が担っており、「料理を作るシーンもあって、アジが出てきて『さばいてください』と言われた時は『相葉マナブ』やっててよかった、と思いました（笑）。裁縫は経験がなかったので練習して、ボタン付けができるようになりました」（相葉）と、家事をこなす相葉の姿も見どころになりそうだ。

　段田は、「結局、魅力ある人間じゃないと、魅力ある俳優にならない。人間性が出るんでしょうね、周りが自然と『相葉、頑張れ』『相葉のためならいいよ』と思える。10代から仕事して、人気グループにいただけに違うな、これは、と思いましたし、嵐のメンバーだからというのでもなく、この人（相葉）が持っているものがこっちをひきつける。共演者をひきつけるってことは、視聴者もひきつける。それを狙わずにできる。本質なんだろうな、と思います」と、お世辞で“主役”をほめることもあるとぶっちゃけながら、「これは本当、本心です」と話していた。